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2019年12月13日15:57

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「いいことをしましたね」って心から思える優しさ(泣)。「笠地蔵」他4期感想。

て言いながらわたしも多分夫が売れ残った笠を「お地蔵様が寒そうだったし持ち帰っても仕方ないから被せてきた」と聞かされたら、お餅買って帰らなくてちょっと「えー」と思うけどその気持ちを大事にしたいしそういう行動を取れた人を尊敬するので、

「いいことをしましたね」

とは言えないけれど、

「面白いことをしてきたね」

っては声掛けられると思った(笑)。
でもこれは年越しできる食料が手元にある場合限定で、食いもんなかったら恐らく腹が減ってそんなこと言ってはいられないであろうが(笑)。
そして3期のおばあさんもおじいさんのこの行動に同じく「いいことをしましたね」と声をかけていて、顔も似ていたからもしかしたら同じ老夫婦だったのかもしれない(笑)。

4期「笠地蔵」は大みそかに開かれるキツネの幻想会に鬼太郎さんたちが招待されたお話で、この回もやはり鬼太郎さんはほとんど出番がなかったですネ(笑)。
代わりに頑張っていたのはカワイイ子ギツネのきょうだいでした。
あまりカワイイ動物がでてくる物語ってあざとさを感じてスキではなくて、正直この回「つまらないかナ」って思って見始めました。
ところが、なにこのキツネさんたちの顔の造形動きの可愛らしさ柔らかさあざとさの無さ!!!?ぴかぴか(新しい)

素直にメチャカワイイじゃん……!!!!!泣き顔ぴかぴか(新しい)

コンタとはまた違った良さ…ぴかぴか(新しい)

このカワイらしい子ギツネが退屈しのぎにクマと間違えた冬眠中の一本ダタラへ仕掛けたイタズラが鬼太郎さんを巻き込む騒ぎになるわけなんです。
この一本ダタラもコワかったよぅ…無害そうなところが猶コワさを増幅させました。それが表れていたシーンがコチラ。
お腹が空いて眠れなくなった一本ダタラは子ギツネを食べちゃおうとして追いかけ回し、子ぎつねたちは行き場を失くして追い詰められます。そこで自分たちのイタズラを大謝り!!!

「もう二度としません!」

「だから許して〜!!」

と懇願する子ぎつねの言葉を聞いて納得した一本ダタラ。

「じゃあ許そう」

と言うのですが、子ギツネを食べる気持ちはマンマン!

「許すけど、食べるよ」

それとこれとは別ってことなんだ、と分かるけど、優しい口調なんだけど残酷さを感じて、このセリフを聞いてゾォ―――っとしましたわ!(笑)
更に更に逃げる子ギツネたちを追いかけまわす一本ダタラ。子ギツネたちはお地蔵さんが並んで立っているところまでくるとすかさず自分たちもお地蔵様に化けて一本ダタラをやり過ごそうとするんだけれど、なぜか一本ダタラは子ギツネの化けたお地蔵さまの前で眠りこけちゃって、逃げようにも動けなくなっちゃって…って展開になります。
そこへカラスから子ギツネが一本ダタラに追われていることを知らされた鬼太郎さんがやってきて一本ダタラを説得するんだけど、お腹が空いている一本ダタラは

「お腹が空いてるからムリだよ」

と言って鬼太郎さんの説得に耳を貸そうとしないんだよね、柔らかい言い方なのに頑固っぽいとこもなんかコワかったの(笑)。
さぁ鬼太郎さんと一本ダタラの一騎打ちになるかー!?と思いきや、さすが4期でした、一本ダタラがお腹が空いているだけだということが分かった鬼太郎さんは、ねずみが大事に持っていたお餅をなんとか譲り受けると一本ダタラへ渡し、「これをあげるから帰ってよ」的に説得すると、お餅を食べて満足した一本ダタラはそのまま冬眠しに去って行ってくれたのでしたうれしい顔ぴかぴか(新しい)

争いがない!!!!!ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

こういうところもジーンとくるんだよねぇ4期って……アクションシーンがないから地味に見えちゃう節にも感じられるけど、年を取って見てみるとこの展開はただただ素晴らしくてすごくヨイと思います……泣き顔ぴかぴか(新しい)

そして無事にお母さんの元へ帰ってきた子ギツネたち。そこで本物のお地蔵さんと自分たちが化けたお地蔵さんの頭に笠を被せてくれたおじいさんの話がみんなに広まり、子ギツネのお母さんが「なにかお返しをしてあげたい」と申し出て鬼太郎さんたちはお正月のお供え物や食べ物をおじいさんのお家まで運んでくれました。
家の軒先へ届けられたものに気付いた老夫婦が道の先へ目をやると、なにやら遠くへ去って行く何者かの姿がうっすらと見えました。

「きっとお地蔵さんですよ」

「有り難い」

と言って両手を合わせる老夫婦。

去って行く何者かの後ろ姿のシーンを見ると、毎回涙が溢れ出てしまいます。
優しい気持ち、あったかい気持ち、思いやり、そういった人の善の感情が感じられるからかなぁと思っていたけれど、今日見てこみ上げてきた気持ちにしっくりきました。

有り難い。

鬼太郎さんやキツネたちの気持ちが有り難く感じられて、今日も涙を拭ってきました、ホントいい話でした泣き顔ぴかぴか(新しい)

この話の出だしもサイコ―に幸せを感じさせましたよねー。茶碗風呂を楽しむ父さんに、寒いだろうからと「戸を閉めましょうか」と声をかける鬼太郎さんは、カラスが届けてくれた木の葉の手紙を見たがる父さんが茶碗風呂から出たのを見て「風邪ひきますよ」と心配してくれたりぴかぴか(新しい)

「年寄扱いするな」

とちょっぴり憤慨する父さんもカワイイし、そんな父さんにタオルを巻いて丁寧に体を拭いてあげる鬼太郎さんもとびきり優しかった。
明日はお正月。

「また一つ年を取るんですから」

と父さんを大事に思っていることが伝わってくるシーンで、メッチャクチャヨカッタ―――泣き顔ぴかぴか(新しい)
4期スタッフさん、こんな二人を見せてくださってありがとうございます泣き顔泣き顔泣き顔ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
でもこのシーンて父さんを「年寄扱い」ってよりも「子ども扱い」っぽかったナ(笑)。



あぁ〜「笠地蔵」長くなっちゃったから、もう一つカンゲキした「赤舌」はちょろっとだけ!
カワイイ動物同様、心優しいお子様と優しい生物との交流みたいなのもちょっと苦手なので、「赤舌」もどうかなぁ〜、と少し斜に構えて見ていたのにさぁ……

気付くと毎回必ず泣いている自分がいる。

どゆこと!!!?
涼子ちゃんの声の演技がよくて引き込まれるっていうのもあると思います、けれども本日ラストシーンだけ見てきたのにも係わらずやはり涙が出てしまったのは、ホント年取っただけかね?(笑)。

マリモのような姿をしていた赤舌と仲良くなった涼子ちゃんは、引っ越しのため赤舌と別れる時に「困ったことがあったら助けようね」と約束をしました。涼子ちゃんのピンチに赤舌はその約束を果たそうと姿を変え、巨大化して涼子ちゃんの許へ現れました。
やがて怒りのために自制が利かなくなった赤舌は海に飛び込んで自滅しようとするのですが、それを知った涼子ちゃんが

「赤舌さんは私を助けようとしただけなのに」

と、今度は自分が赤舌を救おうと体を張って赤舌を海へ飛び込ませることを止めようとするのです。

あーここ泣けたなぁ…泣き顔

涼子ちゃんが赤舌を止めようと必死に声をかけるのもヨカッタし、そんな涼子ちゃんへ鬼太郎さんが

「涼子ちゃん、そこをどいて!!」

と頼むように叫ぶのもヨカッタ泣き顔
そしてギリギリのところで一反木綿に乗った鬼太郎さんが涼子ちゃんを助けたところもメッチャカッコヨカッタ!!!!!なにあの動き!!!!?ぴかぴか(新しい)涼子ちゃんの体をすくい上げるようなひっさらうような、なんていうか言葉にできない…メチャ男前だったよ鬼太郎さん……泣き顔ぴかぴか(新しい)涼子ちゃんを一反木綿で助けた後、赤舌が海に飛び込んで大波浴びるシーンもメチャヨカッタ…泣き顔ぴかぴか(新しい)
赤舌は清流に住む妖怪なので、塩分の多い海に飛び込んで命はないと思われました。海水に飲まれる赤舌は苦しそうで、その目には海水なのか涙なのか分からないけれど流れるものがありました。
そうして海の中へ落とされてしまった鬼太郎さんと涼子ちゃんが水面へ顔を出したシーン。

ここの鬼太郎さんがこれまたイケメンだったんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!

涼子ちゃんを抱きかかえるように海の中から現れた鬼太郎さんの横顔……マジでイケメン俳優さながらの趣…

メチャメチャカッコヨカッタ!!!!!!!!!!!!泣き顔ハート達(複数ハート)ぴかぴか(新しい)

涼子ちゃんと恋人同士なの!!?って感じで二人ともいい雰囲気だったわ…本当にカッコえがった待ち受けにしたい泣き顔ハート達(複数ハート)

つーのはおいといて。

助けられなかった、と涙ぐむ涼子ちゃんの掌にいたものは、かつて涼子ちゃんが共に過ごした頃のマリモのように小さい赤舌でした。赤舌は元の姿に戻れたのでした!ぴかぴか(新しい)

「涼子ちゃんの思いが通じたんですね」

と言って笑顔になるみんな。
ヨカッタね、と思いたいけど、彼らの背後には巨大化した赤舌が破壊した東京の町が広がっているので笑い事じゃないっスよ(笑)。

そうして赤舌の住んでいた清流へ赤舌を戻しにきた涼子ちゃんは、今度こそ本当のお別れをするのです。

「涼子はもう大丈夫だから、赤舌さんはここで見守っていてね。約束」

約束、と言う言葉に反応を示した赤舌は、そのまま清らかな川の中へ飛び込むとプカリと浮かび上がって涙を流しながら涼子ちゃんを見つめます。そして突然川の中へ身を沈めると、そのままもう姿を見せることはありませんでした。
残されたのは雪の降る中涙を流す涼子ちゃんと、ちょっと悲しげな鬼太郎さんたち…。

このラストシーンが毎回ナミダ。
悲しいとか寂しいとか切ないとか、言葉葉見つからないままいつも涙が出てしまうシーンです。
「赤舌」まさかのいい話でした、ありがとう4期スタッフさん泣き顔ぴかぴか(新しい)

そういえば涼子ちゃんと仲良くなった裕子ちゃんがさー、涼子ちゃんが赤舌っていう妖怪と仲良しだっていう話をしてたときにさー、

「わたしも鬼太郎さんっていう…」

妖怪さんと友だちなんだ、って言いかけたけど事件が起きて言いそびれちゃってたシーンもヨカッタよね、なんとなく(笑)。
でも最後まで言わせなかったのになにか深い意図を感じたりして…結局裕子ちゃんと鬼太郎さんて「友だち」っていうほど仲良しではなかったような感じがするもので…「知り合い」程度の関係というか…裕子ちゃん途中でフェイドアウトしちゃって二人の関係も途中で切れちゃったようになったしなー…とか思ってしまったシーンでした。


あー4期面白くて感謝泣き顔ぴかぴか(新しい)


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