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2019年09月18日14:58

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悔やまぬ心で。

どういうわけか2期鬼太郎さんが見たくてどうしようもなかった今日の朝。
それでもDVDをセットするのが面倒だったので(←またか)4期を見ていたんだけど、しかしむやみやたらに2期が頭から離れなかったので、急遽2期DVDを漁り「大首」を見て参りました!

メチャカッチョエがった…泣き顔ぴかぴか(新しい)

ねずみ男が流行のぽっくり病で死んでしまったことを知り、ちょっと悲しい素振りを見せてくれたのがヨカッタ泣き顔2期鬼太郎さん優しい…
ところがねずみ男のお葬式の時は悲しむ仲間たちの輪から外れて一人でいました。ネコ娘に「どうかしたの?」と聞かれても、ぷいと顔を逸らして「別に」とつっけんどんに答える鬼太郎さん。
アレ?優しみがなくなった?
と思ったら、自分がぽっくり病について調べようとした矢先に起きた出来事を不審に思っていた鬼太郎さんはねずみ男の死の裏になにかある、とヤマを張って骨女の企みを暴くのに成功するわけですが、ま―――骨女の前に姿を表すシーンのカッコヨイこと!!!!!!!!ぴかぴか(新しい)
ねずみ男の墓を掘り返す骨女に、

「骨女!」

とエコーがかった声で名前を呼ぶ!
振り返った骨女は稲光に浮かび上がる鬼太郎さんを、ズーム!ズーム!!ズーム!!!で捉える!!!!
さすがに二度見したよね!!!!泣き顔ハート達(複数ハート)ぴかぴか(新しい)
この後アクロバティックな戦いを展開するんだけど、思ってもいない骨女の攻撃にやられてしまう鬼太郎さん。頭と胴体がバラバラになってしまっていた骨女が今のうちにねずみ男の遺体を運ぶように手下のガイコツたちへ命令するんだけど、気の利かないガイコツたちへ、

「あたしを元に戻してからだよ!」

とツッコみを入れたタイミングもヨカッタ!(笑)なんだ骨女笑いが分かる女じゃん…(笑)

この回では父さんに黙って行動して失敗してしまった鬼太郎さんが父さんに「わしを置いていくからじゃ!」と窘められたり、ネコ娘が骨女に操られて鬼太郎さんたちを裏切ろうとしたり、生き返ったねずみ男がしつこく香典ちょうだいと騒いで鬼太郎さんに「そんなに欲しけりゃまた死ねばいいよ」とさらりと言われたり、とにかく見応えのあるシーンがたくさんありましたが、わたしが今日書きたいことは「大首」の感想ではなくてですね。
久しぶりに聞いた3期「鬼太郎のテーマ」が2期鬼太郎さんのテーマとして聞いてもおかしくないなって思ったってことなのぴかぴか(新しい)

3期音楽集にある「鬼太郎のテーマ」という曲はとにかくカッコイイんだけど本編ではほぼ使われなかった曲でもあるなぁ、と気付きました。こんなにいい曲なのにもったいないよねー、でも大海獣のテーマ(←勝手に)もそうなんだよね、ほぼ使われなかった。
この曲はあまりにもカッコよすぎて使えなかったんと違うの…って思う…「かまなり」回「うぶめ」回で使用されたけど、かまなりと対決するシーンの2分強でフルで使われていたのは盛り上がって良かったけど曲出だしと半ば辺りは対決シーンにちょっと合わなかったように思えたなぁ。うぶめの時は一反木綿で鬼太郎さん出動シーンで使用されていて、これは場違いっぽかった(笑)。
だから曲が壮大でカッコよすぎるから使うタイミングが難しいんだって!(笑←多分)
個人的には映画「最強妖怪軍団」で他の曲とミキシングされて使用されていたのが一番しっくりきたパターンでした。この曲の後半の盛り上がりを鬼太郎さんが龍に向かって突進していくシーンに合わせたのがとてもヨカッタです、曲の切なさと鬼太郎さんの背水の思いで敵に向かっていく気迫がすごく合っていたと思うの!ぴかぴか(新しい)
そう、この曲は「鬼太郎のテーマ」。
パッと聞いた感じは勇ましいようだけど、でもなぜかどこか切なさが漂う印象が残る曲だと思います。
2期鬼太郎さんも3期鬼太郎さんも、見た感じは優しげで頼もしくあるけれど、心の奥深くにはだれにも言えない苦しみや悩みを持っているんだろうなと思う。それは二人だけではなく全ての「鬼太郎」に共通するものだろうけれど、明るく朗らかな二人にこのちょっぴり切なさが漂う「鬼太郎のテーマ」がものすごくしっくりくるのは、それは表面には決して見せない二人の持つ「哀しみ」を表しているからなのかなって思えます。
鬼太郎さんたちは誰もが平等であり仲良く暮らせる世の中を目指して、妖怪も人間も幸せな社会の実現のために頑張る姿を見せてくれている。けれどそのバックヤードは絶対に見せない。カッコイイところばかりじゃなくてそうじゃない某かの思いはきっと抱えているはずなのに、他人にその苦しみは絶対に明かさないんだよ。きっと父さんにも吐露することはしないんだろう。そんな鬼太郎さんの悲しみとか苦しみとかがこの曲に表れているように感じて、すっごくカッコイイんだけど切ない曲なのです。カッコイイ故に切ないというか?

だからさ、歴代鬼太郎さんの強さってこういうところなんだろうなって感じるんですよね。
自分の真の感情を簡単に見せないってとこ。
いろいろ文句あると思うよ、人間にも世の中にも妖怪仲間にだって不平不満きっと感じていることあると思うよ。
でもさ、それを簡単に出さないんだよね。
それを棚上げにしても困っているひとは助けてあげたいし、妖怪が幸せに暮らせるようになっても欲しいと願っているだろうし。
自分ができることはしてあげたいなと考えていると思うよ。
原作さんは人助けをすることを「慈善事業」って言ってたけど(笑)、鬼太郎さんたちがしていることってある意味究極の自己満足でもあると思うよ、でなけりゃただで体張って心身ともに傷つくこともあるのにやってられないよ(笑)。

そんなことを考えていたらふと、大好きな歌手さんの大好きな歌を思い出した。

 
  誰の心で感じるというの
  はっきりとわたしの周りをわたしの体で感じるの
  たとえ苦痛でも涙しても
  すべては自分の苦しみ悲しみなのよ
  それを誰の心で感じるというの
  どんなに疲れていても 貫き通して後悔はしない 


誰かに言われて行動したとして、結果喜びも悲しみもそれは自分の心が感じること。喜びはともかく同じ苦痛や涙することを味わうのなら、だったら自分が決意したことで感じたほうがずっと納得できるだろう。誰になにを言われたって、苦しくたって悲しくたって、自分が決めた道だから、貫き通して後悔はしない、だから愚痴なんてものは口が裂けても言うことはないんだろうなと思いましたぴかぴか(新しい)
強さ、だなぁ。


























だからさ、6期鬼太郎さんの行動にはイマイチ………なんだなぁと思った。自分の好き嫌いをはっきりさせるとこ。誰かに背中を押されて動くとこ。まだまだ成長の途中というところなんだろうか。でももう2年目なんだよなぁ…(笑)。
こういう時代だから敢えて人間に優しくない鬼太郎さんを作ったんだろうな、というのは分かる。でもだったら「ゲゲゲの鬼太郎」じゃなく「墓場鬼太郎」でやればよかったのに。「ゲゲゲの鬼太郎」ってひとは、人間を弱い生き物と認識していてダメな奴らだと理解しているからこそ人間を不憫に思い憐れんで助けてくれるし守ってくれているひとだと思うんだけど。人間と対等になってどないすんねん。
ゲゲゲでやる必要あるのかなって思う。 ←またクレームが…泣き顔すんません



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