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2019年08月20日14:54

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厩焚けたり。

お皿を割って義父からかけられた言葉に初めて思いやりを知った子どもの話、を読んだの。
義父から体を労わる言葉を聞いた時の子どもがその目から大粒の涙をこぼした様子に、6期の鬼太郎さんが重なってみえたわたしは色んな意味で泣きそうになりました。

流れた涙にはたくさんの複雑な思いが込められていたんだろうけれど、一番はこの子が本当に心を許せた瞬間だったんだろうなぁ、と思えたのと同時に、6期の鬼太郎さんが生きてきた中でこういう瞬間って経験したことがあったんだろうか、と。

この話は養父との会話だったので水木さんが思い出されるんだけれども、その前に、6期鬼太郎さんは妖怪の仲間から労いって受けてきたことあったかなぁって…

さすがに全くないはずはないだろうけどね!(笑)
でも、なんちゅーか、その、6期メンバーって拗れている感じがするから、なにかあった時に正面切って

「だいじょぶだった!!!?」

っていう声掛けされてない印象が強くてさぁ…(笑)。
ネコ娘さんなんかさー、本心では心配MAXなんだけど、2話で死にそうな大怪我した鬼太郎さんが無事だと分かるや、

「つまんないの」

って言って帰っちゃったりしたし…
父さんも鬼太郎さんを助けるために目玉から本来?の姿に戻ったことあったけど、あれも鬼太郎さんが知らないうちの出来事だったよね。
ねずみは鬼太郎さんを助けるために身を挺してくれたことあって砂かけや児泣きたちも鬼太郎さんを心配してくれてるシーンあったけど、なんというか、肝心な存在から直で感情をぶつけられたことあるかなぁ、と。

6期の鬼太郎さんを見る限り、真っ直ぐな愛情を感じて育ったっていう気がしなくて。

相手の行動を考えて推理した上で、向こうが自分を思ってくれていることに気付くっていうような、回りくどい関係って感じ。

なんか切ない泣き顔

それなりの愛情には気付けていると思う。でも、妖怪仲間の誰かの一言でこうやって涙を流すようなシチュエーションってあったのかなって思うと悲しくなった。
それは父さんからでさえも…………。

それが悪い!じゃなくて、ただ、勝手にそう思って悲しくなっただけなんだけど。


水木さんとの生活の中で、あったらいいな、と思うシーンだった。
感情表現が苦手で生きづらさを感じながら水木家で生活をしていた鬼太郎さんが、うっかりなにかヘマをやらかしてしまった時、状況をうまく説明できずにモゴモゴモジモジしていたら、

「それより体は大丈夫か?」

と心配してもらえてたらいいのにな、って。
そうしてその時初めて他人からの温かみを知って大粒の涙を流すことがあったとしたらいいのになって。でもその涙の意味がやっぱり解らなくて心の中でずっとモヤモヤとして残っていて、そうしてまなちゃんと出会って抱えていたモヤモヤの意味がだんだん分かってくるようになって、鬼太郎さんが成長するようなストーリーになればヨカッタのにナ、と思いました。 ←結局クレームになってしまった(笑)。
いや待てでも水木さんも結構人間…(笑)なとこあるから、あの話のように美しくは終われないかも…(笑)自分の大事にしていたものを壊されたらやっぱり一瞬「あっ!お前やらかしてくれたナ!!?」って顔に出るか言葉に出るか態度に出るかするっぽいよな(笑)鬼太郎さんも一瞬察してからのー「だいじょぶだったか?(←諦め笑)」かも(笑)。
現実はキビチイのだった(笑)。


人間の世界と妖怪の世界とではお互いの関わり方が違っていると思うので、良い悪いとか正解や間違いなんて簡単に判断できないよねきっと。 ←そう、だから歴代同士のカポールだったりネズキタ・キタネコカポールだったりが並行して進んでいたとしても多分ホントにおかしいハナシではないと思うんだよ、節操あるなし関係ないと思うんだよっ、てこれはホントにどうでもいいお話(笑)。
あーもっと深く掘り下げて考えてみたかった。
6期の鬼太郎さんの心の琴線に、水木さんだけじゃなく、父さんとか仲間からとかまなちゃんからとか誰でもいい、誰かが触れて欲しい。そうしてあの子どものように大粒の涙を流せるように、あのピッシリと閉じた心の扉を開ける時が来て欲しいと心から願うんだよ。


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