今頃だけど6期「火車」回見ました
新年早々のタイトルがあれでええんか…(笑)初期鬼太郎スタッフの新年から子どもたちを恐怖のどん底に突き落とそうとした気概に通じるものがあるような気がしました(笑←結果「お化けナイター」からの始まりでしたけどね笑)。
ところがどっこい!メッチャ面白かったー!!!
どの期でも、悪い鬼太郎さんは魅惑的……いやむしろワルであって欲しい…
(笑)
特に6期鬼太郎さんは感情を表にあまり出さないので、火車が入ってくれたお蔭でイキイキした鬼太郎さんが見られたのは新鮮でヨカッタ
(笑)そういえばいそがしに憑かれたときの鬼太郎さんもイキイキしていてすんごくヨカッタなぁ〜…
だからもうちょっとでいいので、もうちょっと元気出していきましょうよ、6期鬼太郎さん!!!!!
(笑←けれども、ネコ娘に積極的に迫られても「悪いものでも食べた?」と全然動じない、というかヘンなものでも見るような態度の鬼太郎さんの感性は素晴らしいと思います
笑)
火車がみんなの体に入っていってどんどん中身がぐちゃぐちゃになっていくのも面白い展開でした。
最初にねずみ男の体と入れ替わり。お世話になった感謝の気持ちを込めて、
「失礼コかせて頂きます」
とおしり探偵のセリフを言ってコいたのに笑った!!!
、
火車の声はチョーさんでしたので、Eテレつながりのアドリブ?(笑)
ねずみ男の体に入った火車はその後ネコ娘さんと入れ替わり、ネコ娘さんがねずみ男の体の中へ(笑)。それからネコ娘さんの体に入った火車は色仕掛けで鬼太郎さんに近寄るけれどイミなし(笑)つーか、なにもしないでも簡単に入れ替われたよねあれだと(笑)。
火車が入った鬼太郎さんがメッチャヨカッタ!!!!!
だって、どことなく戸田鬼太郎さんに見えたから!!!!!!!!
(ゴメン)
ヤンチャっぷりがヨカッタわぁ〜〜…戸田ぁ…
ビルからビルへ飛び移る時の踏ん張ったお顔!(笑)楽しげにジャ―――ンプする時のお顔!
山田家(←疑いない)の葬儀へバーンと扉を開けて佇む様子!そして乱入からの遺体を持って逃げる時の悪いお顔と高笑い!!!
あの泣いていた子、絶対山田秀一くん(若しくは賢二くん)でしょ!?戸田くん山田家狙って乱入したでしょ!!?(笑)だからこそできるあの意地悪!!!!!(笑) ←いや笑い事ではないんだけれども
イイね、イイよ戸田くぅ〜〜ん!!!!!!
←監督の声(笑)
まなちゃんに殴られるシーンのあの表情まで、沢城さんには絶対できない演技です(笑)。
戸田くんごくろうさまー
(笑)
あー久しぶりに面白く見られた!!!
こういうドタバタっぽいストーリーも「ゲゲゲの鬼太郎」の醍醐味です!!
でもテーマ的には重いものでした。
死体の処理ビジネスを思いつくねずみ男のやり方は本当にあってもおかしくない犯罪行為で、それにまつわる年金の不正受給行為は現実に起こっていること。
死んでしまった母親の年金が欲しいばかりに生きていることにしたいから遺体を引き取って欲しいと頼む男性の話しを聞いたねずみ男は
「育ててもらった親の葬式も出さずにか」
とため息をつくけれどすぐに
「オレはそういうのスキだぜ」(だったか)
とビジネスと割り切ってお金をもらっていました。
今期のねずみ男のビジネスは現代の人間の心の闇を反映させていると思います。現実社会にはねずみ男も舌を巻くような人間がたくさん存在しているっていうことを実感させられました。
本当に6期はコワイね。
火車を退治した親父さんの「逆モチ殺し」の術は毎回コワくてキンモチ悪いですけれど(ゴメン親父さん)、そんな術を使う妖怪よりもやはり
人間の方がよほど恐ろしい
ということを突き付けられます。
けれども最後、あの男性は火車に体を乗っ取られてしまった。
因果応報。
多少なりとも悪事に対しての報いを見せてくれてよかったかな、と思い、そしてまた妖怪はそう簡単には滅びない。人間の心に潜む悪意もまた簡単にはなくならないものだとも感じました。
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