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2020年04月23日18:35

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春の日永のラジオ

ふと気がつけば春分からほぼひと月。昼が一番短かった冬至からから昼と夜の長さが同じ春分を経て、今はずいぶん昼が長くなってきています。ぼくはふだん窓際で寝ていて、目覚ましが鳴るとまず雨戸を開けるんですが、同じ時刻に窓を開けて外の様子を見るという習慣を続けていると、変化がよくわかるんですよね。夜明けはもちろん日が暮れる時刻も遅くなってきています。

こんなふうに日が長くなってきたなあと感じることをさして「日永」といい、春の季語になっています。はいそうです、このところオープニングの時間に毎回お話している「言葉のイメージで季節を味わおう」という試みを、今週もしてみようというわけです。

さてこの「日永」という言葉、ポイントのひとつが「ながい」という部分に「長」でなく「永」という字をあてる、というところにあるんじゃないかと思うんです。こっちの「永い」には、「いつまでも」とか「限りなく」という意味がありますから、なおさら、ゆったりうららかな、なんだかうっとりするようなけだるいような春の一日のニュアンスが伝わると思うんですがいかがでしょう。

もちろん、本当に昼が長いのは夏至のころ。ですから厳密に運用するなら「日永」は夏の季語であるべきなのかもしれません。でも「日が長いこと」は、和歌では万葉のむかしから春の表現として使われていたそうで、それを引き継いだ俳句の世界でも「日永」が春の重要な季語になっているんです。

これはやはり、しだいに長くなってくる春の日が、昼の短い冬を過ごしたあとであるために長さがことさら印象づけられた、それで「日永」イコール「春」とされるようになったんでしょうね。また、おなじ「日永」でも、春まだ浅いころの「ようやく春が来た」というほっとするような気持ちから、今ごろののどかな気分まで、時期によって微妙に変化していく、移り変わりを感じられるところもこの言葉の味わいかもしれません。

昼が長ければとうぜん夜も短いわけで、ただし「短夜(みじかよ)」という言葉にしてしまうと夏の季語になってしまうんですが、でも、たとえば「春宵一刻値千金」とその貴重さを言い、また、はかなく短いことをたとえて「ただ春の夜の夢のごとし」と言ったりする。こうした言いまわしにもどこか似通ったイメージがあります。

そうそう、以前お話しましたが「春眠暁を覚えず」とは、春の眠りが心地良くて寝坊してしまうという意味ではなくて、日の出が早くなったため目が覚めたころにはもう夜が明けているという意味でしたよね。これもやっぱり同じ感覚なんだと思います。

さあ、春風駘蕩、いかにものどかな「春の日永」。お家にいて味わう方法がたくさんありそうですね。今日明日は平年より低い気温になりそうですから、なおさら「お家で」がよさそうです。そして、今が正念場ではあるけれども、緊張感や不安で押しつぶされたりしてはいけません。この言葉のような、ほわっとおだやかな気分をもつことも、今、大事かもしれませんよ。

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と、そんな話題からスタートした2020年4月23日のSmile on Radio。登場いただいたのは…

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天浜線だより
四季折々の天浜線情報をお届けしていくコーナーです。天竜浜名湖鉄道株式会社 営業部長 今泉正義さんにご案内いただきました。

今週末4/25(土)から新しい全塗装車両「キハ20塗装」の運行<https://www.tenhama.co.jp/events/13748/>が始まります。「キハ20」は天浜線の全身である国鉄二俣線で活躍していた車両。今年6月に国鉄二俣線全線開通から80年を迎ることを記念して、懐かしい車両の姿を沿線住民や鉄道ファンに楽しんでもらおうと企画されたものです。

懐かしの車両デザイン復活ということで、今日はあらためて天浜線の歴史についても伺いました。空爆等によって大動脈である東海道線が不通になってしまった際に物流が止まらないように迂回路として計画された路線が二俣線。80年まえ、1940年の6月に全線開通、1987年3月14日まで国鉄二俣線として営業し、翌日の3月15日から現在の天竜浜名湖鉄道となりました。新しい駅や車両が加わりながら天浜線として33年の歴史を積み重ねています。

そんな天浜線は魅力いっぱい。建設された当時の雰囲気を色濃く残す鉄道施設は平成23年に全線一括で国の登録有形文化財に登録されています(全線一括登録は国内で3番目)。初めて降り立つ駅でも懐かしさを感じるレトロな構造物がたくさんあります。最近も天竜二俣駅でグラビア写真の撮影があったそうですよ!どのグラビア写真か、ぜひ見つけてください。

また、一年を通して楽しめる車窓は、のどかな田園風景や、山あい、川を渡る橋梁や浜名湖など見ごたえいっぱい。単線ディーゼル車ならでは、電気を供給するための構造物がない開放的な眺めです。また、電車のモーターの音とは違うディーゼルの「エンジン音」も魅力。のぼり坂を登る際の力強い音など、どこでエンジン音が激しくなるか?耳を傾けるのも楽しいです。

近年はさまざまなラッピング車両も仲間入り。バーチャルボーカリストの「ウナぴっぴ号」、国鉄湘南カラーの「Re+」、電動自転車の広告ラッピング「ヤマハパス」、掛川市のお茶と現代アートのイベントを告知する「茶エンナーレ」、スズキ2輪のバイク広告「カタナ」、自動車触媒関係の企業広告「キャタライナー」。どんな車両に巡り会えるか<https://www.tenhama.co.jp/events/9948/>も楽しみですよ。

そして、今は見合わせになっていますが、普段は、鉄道の魅力と沿線の魅力が味わえるさまざまなイベントが開催されています。車両基地の見学や転車台(ターンテーブル)の実演も見られる「転車台&鉄道歴史館見学ツアー」<https://www.tenhama.co.jp/events/5018/>。加えて乗車したままでの洗車機や転車台体験がセットになった「洗って回って列車でGO!」<https://www.tenhama.co.jp/events/9349/>。毎回大好評のビール列車や地酒列車や行政とコラボしたイベント列車など、多種多彩なイベント列車も企画されています。

スタートの駅とゴールの駅を決めて沿線の観光スポットを徒歩で巡るウォーキングイベントも人気です。JR東海や遠州鉄道との共同開催のコースもあります。参加していただいた方にはゴールでスタンプを押印、そのスタンプを集めていただくと素敵な景品もプレゼントがもらえますよ。

みなさん、この困難を一丸となって乗り越えましょう、天竜浜名湖鉄道では新型コロナウイルスに打ち勝つためみなさんを応援しております、と今泉さん。そして、収束して観光に目を向けていただけるようになったら天浜線に乗りに来てください、とも。ほんとうに、みんなで一緒に克服しましょう!

今月のリスナープレゼントは「列車型キーライト」を2名様に!FM Haro!ホームページのメッセージフォーム<https://www.fmharo.co.jp/message/?program=smileから、ご住所・お名前と「天浜線プレゼント」とご記入のうえ、どしどしご応募ください! -------------------------------------------------------------------------

Happiness Style
東区上西町「味ごよみ げんでん」・女将さんの原田ややもさんとお電話で。

今回は『鰹の漬け丼』を教えていただきました。遠州地方の春から初夏にかけての味覚もちがつをキター!いやあ〜いよいよシーズンですねえ。鰹には様々ないただき方があって個人的にいずれも大好物なのですが、今回は「づけ」にしてどんぶりに仕立てるレシピです。

薄切りにした鰹を、醤油・みりん・おろし生姜をあわせた調味液に10分ほど漬けておき、白ごま、きざみ海苔、青じそを敷いたご飯にのっけてネギを散らせばでき上がり!冷たい酢飯ではなく温かいご飯なのもポイントですね。こりゃーもう想像するだにたまりません、ガツガツいっちゃいそう!とっても簡単ですから「おうちごはん」のレパートリーのひとつにぜひ!

げんでんさんは今月25日から5月13日までの間、大切な方々の安全を守るために通常営業を控えて、オードブルとお弁当をご用意します。オードブルのご予約は「前日18時まで」に。お弁当は、仕入れや仕込みの都合もあるため「3日前まで」のご予約をお願いいたします。受け渡し時間は16時〜20時です。

pan style="color:#FF0033">*お問合わせやご予約は【TEL:053-571-1456】まで!公式サイト< https://genden.owst.jp >やブログ< https://gendenyayamo.hamazo.tv >、Facebookページ< https://www.facebook.com/味ごよみ-げんでん-1478952532161814/ >、Instagram< https://www.instagram.com/genden_yayamo/ >には美味しそうな写真がたくさん!ぜひご覧ください。

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はじまりはいつも、ヒトツの感動から。〜浜松市文化振興財団イベント情報〜
今回は浜松市文化振興財団の運営する所管施設である浜松市楽器博物館<https://www.gakkihaku.jp>の増田 博行さんにお電話でお話を伺いました。

浜松市楽器博物館は、浜松市の「音楽のまちづくり」の一環として設立された、日本初の公立楽器博物館。世界全域の楽器3300点を収蔵しており、そのうちの1500点を常設展示しています。開館25周年を迎る今年はベートーヴェン生誕250周年でもあることから、この夏、『ピアノの謎・人物の謎・名曲の謎 知られざるベートーヴェン』を開催します。

ベートーヴェンの時代に進化したピアノの歴史を中心に、人物や名曲の謎に迫っていく展示です。ピアノはベートーヴェンの生きた時代に急速に発展し、ベートーヴェンは新たに開発されたピアノを最大限に生かす作品を次々に発表していきます。まさにクラシック界の変革の時代、その最前線をピアノの進化とともに突き進んだベートーヴェンとピアノ。興味深い内容ですね!

あわせて、日本のベートーヴェン研究の第一人者である静岡文化芸術大学名誉教授の平野昭先生による講演「知られざるベートーヴェンの謎」が8月7日(金)、21日(金)、27日(金)に。9月5日(土)は日本を代表するフォルテピアノ奏者 小倉貴久子さんらによるピアノ三重奏、9月14日(月)は、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位の川口成彦さんらによるピアノ四重奏曲のコンサートがあります。当時の楽器を使用し、現代の楽器との音色の違いをお楽しみいただけます。

「ピアノの謎・人物の謎・名曲の謎 知られざるベートーヴェン」の開催は8月1日(土)〜11月23日(月祝)、開館時間は9:30〜17:00、会場は、浜松市楽器博物館の展示室。観覧は入館料のみで可能で、大人800円、高校生400円。中学生以下・70歳以上・障碍者手帳をお持ちの方は無料です(第2、第4水曜日は休館日)。

現在は臨時休館中の楽器博物館ですが、メンバー一同「今でしかできないこと」を頑張って、町を元気にしようとしています。夏には開館できていると信じて、この企画展はどなたでも楽しめる内容です、ご来館お待ちしています、と増田さん。はい、楽しみにしています!

本題からはそれますが「今できること」のひとつとして、昨日からYou Tube公式チャンネル<https://www.youtube.com/channel/UCdQ8rymoglEhyS-9uRlEjOw>で、家にあるもので楽器を作ってみよう、という趣旨の「楽器づくり動画」が公開されています。個人的には「スプーンズをつくってみた」がめっちゃ気になってます。よかったらぜひ。

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とむさんのMy Choice Time
木曜日のMy Choice Timeは、時代や世代を超えて輝き続けるサウンドをピックアップしてお届けしていきます。
先週、春らしいナンバーとして1曲「不思議なピーチパイ」をお届けしましたが、今日はガッツリいきましょう、ということで、竹内まりや。1979年リリースのセカンドアルバム『University Street』を特集しました。

お届けしたナンバーは、

◎オン・ザ・ユニヴァーシティ・ストリート
◎涙のワンサイデッド・ラヴ
◎J-Boy
◎ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜
◎グッドバイ・ユニヴァーシティ

の5曲でした。

#1のオープングナンバーが象徴しているとおり、「キャンパス・ライフ」をコンセプトにすえたアルバムです。(この曲のアウトロに挿入されている女友達同士の会話シーンで「ヘイ、まりや、元気〜?」と声をかけているのはアン・ルイス。「バイビ〜!」が時代を感じさせてくれますね)

「大学時代」という日々のきらめきを、楽しさも切なさもぜんぶひっくるめて詰め込んだ、そんなアルバムです。風薫る初夏が近づきつつある今の季節にも似合っているのではないでしょうか。

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お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
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