mixiユーザー(id:1396465)

2019年11月21日18:16

46 view

ひっつきむしとラジオ

11月も下旬に入りました。季節外れの暖かい日があったりしつつも、全体としては冬本番に向かっていくさなかといったところ。暦の上ではとうに立冬を過ぎていますが、感覚的にはいよいよ晩秋を迎えたというイメージではないでしょうか。

秋から冬にかけて、原っぱや草むらを歩くと「お供」がついてきますよね。いつの間にか服についている植物の種。路肩に草が生い茂っているような道を歩いてもついてきたりしますから、身近な存在といえます。子供のころ、友達の背中にいたずらでくっつけておいたり、投げあって遊んだりした思い出があるかた、いらっしゃるんじゃないでしょうか。

ぼくもつい先日、散歩の足を伸ばして、両側に草が生い茂った狭い道を通り抜けたあと、ふと気づいたらズボンの裾にいくつもくっついてまして、あらためて秋の深まりを感じました。

植物の種が人の服などにくっついてくることを専門用語では「動物付着散布」というんですが、聞き馴染みがありませんよね。俗称である「ひっつきむし」あるいは「くっつきむし」ということばのほうが圧倒的に伝わります。

まあでも「動物付着散布」のほうがやっぱり正確な言い方で、そもそも「散布」とは、自ら移動することのできない植物が、子孫を残すための種をいろいろな場所に運ぶために編み出した工夫のことです。これがじつにさまざまなやり方があって面白いんです。例えば風を利用して種を運ぶ方法、タンポポの綿毛がすぐに思い浮かびますね。なかには、熟した実が破裂して種が弾け飛ぶ、つまり自力で種を遠くに飛ばすタイプもあったりします。

動物に運ばせるタイプのグループもあって、そもそもフルーツが美味しいのは、動物に食べてもらって種を運ばせようという植物の戦略だからなんですよね。動物に運ばせる方法のひとつがくっついて運ばれるすなわち「付着型」というわけです。

ところで、動物の毛なり人の服なりにひっついて移動するのはいいけれど、ひっついたままでは芽を出すための地面にたどり着けませんよね。つまり「ひっつくけど離れることもできる」ようになっているわけです。じつは、ひっつきむしのこの仕組みが、ぼくたちの生活の中でさまざまなシーンで利用されているんです。それが「面ファスナー」です。

「面ファスナー」が一般名詞ですがちょっとピンとこないかもです。商品名に由来した呼び名がふたつあってそっちがだんぜん通りがよく、すなわち「マジックテープ」または「ベルクロ」です。ちなみに「ファスナー」と聞いてすぐ思い浮かべるほうのあれは「線ファスナー」というそうです。あ、「ジッパー」や「チャック」も商品名が由来なんですよ。

面ファスナーは、スイスの電子工学者が、アルプスを山歩きした時くっついてきたひっつきむしをヒントに研究して、1951年に特許を出願したものなんです。本当にさまざまな利用がされていて、なんとNASAでは「宇宙用の面ファスナー」が開発されて、無重力状態の宇宙空間で物を壁や計器板に固定したり、あるいは機体の外側の断熱シートを留めたりなど、広く使われているんだそうです。

また「なるほど〜」と思うのが、特撮でつかう怪獣やヒーローの着ぐるみです。かつては背中の線ファスナーで脱着を行っていたのですが、背中が映るとファスナーが見えてしまって、着ぐるみであることがわかってしまう。いやまあ本来わかっているんだけども、リアリティが損なわれちゃいますものね。また、汗や土などで劣化してしまったり、ツマミが破損してしまったりと、取り扱いに苦労したんだそうです。

それが面ファスナーの普及で改善されたんです。たとえば怪獣ってよく背中にギザギザのヒレがあったりしますでしょう、ゴジラなんかまさにそうです。近年の着ぐるみは、そのヒレの部分が面ファスナーで脱着できて、外した後に線ファスナーがある二重構造になっているんだそうです。なるほど〜、ですよねえ。

野山から帰ってきたときひっついてきた種から生まれた仕組みが、宇宙にまで飛び出したり、ゴジラの背中で特撮表現を支えていたりするというわけで、いやはやまったくもって植物の戦略たるやおそるべしです。

さあ、まだまだ行楽シーズンは続きます。どこか気持ちのいい場所にお出かけして、ひっつきむしのひとつやふたつ、お供にして帰ってくるのも悪くないかもです。とはいえあんまりびっしりついてくるのは困りものですけどね(^-^;

-------------------------------------------------------------------------

と、そんな話題からスタートした、2019年、令和元年11月21日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…

-------------------------------------------------------------------------

オークラインフォメーション
オークラアクトシティホテル浜松 販売促進部 辻 祐実さんをスタジオに。12月22日にホテル最上階で開催される「クリスマススペシャルディナー」、そして、各レストランで提供されるクリスマスメニューについてご案内いただきました。

地上185メートルからの夜景を楽しみながらこの日のためだけにホテル総料理長が用意する特別なフランス料理が楽しめる「クリスマススペシャルディナー」(https://www.act-okura.co.jp/event/christmas45fdinner2019/)。贅沢なお料理のラインナップはリンク先をぜひ!特別なクリスマスになること間違いなしです。

12月22日日曜日午後6:00から(受付は午後5:30から)、食前のお飲み物とディナーをあわせて料金はお一人様16,000円(お料理、フリードリンク、税金・サービス料含む)。ご予約・お問い合わせは予約センター【TEL 053-459-1450(午前9時〜午後8時)】へ!

そして12月は各レストランでクリスマスメニューが登場(https://www.act-okura.co.jp/restaurant-plan/2019christmasdinner/)。2Fのレストラン フィガロでは「クリスマス ランチ&スイーツバイキング」(https://www.act-okura.co.jp/restaurant-plan/buffet_201912xmas/)が、30Fのスカイレストラン パガニーニでは、クリスマスの特別コース「ジョワイユノエル」(https://www.act-okura.co.jp/restaurant-plan/paga-dinner1812/)が、いずれも12/1スタート。

さらにクリスマスウィークには特別なメニューがいただけます。鉄板焼さざんかでは12/21〜25限定の「クリスマスディナー」(https://www.act-okura.co.jp/restaurant-plan/monthlydinner1912/)。フィガロでは21・22、24・25の4日間限定で「クリスマススペシャルディナーバイキング」(https://www.act-okura.co.jp/restaurant-plan/buffet_201912xmas/)を開催。

まだまだあります、12/21〜25の期間中、さざんかの「クリスマスディナー」またはパガニーニの「ジョワイユノエル」をご予約の方限定で、ドン・ペリニヨンのグラス一杯(通常4,200円)が特別価格の3,000円に!当日のご注文は通常価格になりますのでぜひあわせてご予約を!

また、先月の第一木曜日に「そらスタ」から情報を届けていただいたクリスマスケーキの予約(https://www.act-okura.co.jp/restaurant-plan/christmascake2019/)もまだ受け付けています。各レストランとクリスマスケーキについてのお問い合わせは、予約センター【TEL 053-458-1233(午前9時〜午後8時)】までどうぞ!

-------------------------------------------------------------------------

Happiness Style
ひろみち料理教室・野崎広路先生とお電話で。

毎回、身近な食材を使って手軽に作れる美味しいお料理を教えてくださるひろみち先生。今回は『豚コマとキノコのトマトオムハヤシライス』を教えていただきました。うひゃあ、もう、レシピ名を聞いただけで間違いなく美味しい!ですよねえ。

秋の味覚キノコを活用したハヤシ、ご飯をくるむタイプのオムライスはとろけるチーズとともに包みます。先週末に開催された「男の料理教室」でもこのレシピをみんなで作って、大好評だったそうです(画像はそのとき撮影されたものをお借りしました)

番組で教えてくださるような簡単で美味しいレシピをみんなで調理しながら学べるひろみち先生の料理教室は大好評開催中です。いずれも雄踏文化センターで10:00〜12:00、
◎「男の料理教室」毎月第3土曜日=今月は先週開催済み、次回は来月です。
◎「クッキングママ料理教室」基本は毎月第4月曜日=今月は日程変更があり開催済み、次回は来月です。
生徒さんは随時募集中。お問い合わせは先生の携帯【090-2189-4575】までどうぞ!

今週末23日・24日に森町で開催される「第29回 町並みと蔵展」(https://machikura.jimdo.com)にて、先生の陶芸作品の展示即売会があります!会場は本部のお隣りとのこと。昭和の香りが漂う風景、江戸時代の面影を残す宿屋や庄屋が立ち並ぶ通りはノスタルジーいっぱい。週末のお出かけ候補にいかがですか?

-------------------------------------------------------------------------

Special Guest

職場体験学習のため朝からFM Haro!を訪れている、浜松市立南陽中学校2年生、庵原大夢くん、新井陽さん、大葉壮真くん、加藤碧さん、豊田和真くんの5人をスタジオに。生放送への出演も体験してもらいました!

全員での挨拶と自己紹介からスタート。「職場体験でFMハローを選んだ理由」「自分自慢」「あこがれの職業」、そして「今日ここまでの体験内容と番組出演への感想」を、ひとりずつマイクを通して電波に乗せて語ってもらいました。

基本的には事前に用意してもらってあった統一フォーマットの質問項目を答えてもらう形式ですが、「自分自慢」については事前予告なしの質問にその場でアドリブで答えてもらう場面も設定。みんなしっかり答えてくれました。

みんな普段からラジオを聴いていてくれたり放送委員をしていたりで「体験できて嬉しかった」という嬉しい声も。楽しくおしゃべりできましたね〜。コーナーエンディング用にみんなで一曲選んでおいてもらい、リレー形式の曲紹介でコーナー締めしてもらいました。

みなさんご出演ありがとうございました。今日の経験が少しでも役に立ちますように!!

-------------------------------------------------------------------------

とむさんのMy Choice Time
木曜日のMy Choice Timeは、時代や世代を超えて輝き続けるサウンドをピックアップしてお届けしていきます。
今日は、70年代の日本ロック・シーンで、最も過激で危険な部分を代表していと言ってもいい、伝説の反体制バンド、頭脳警察。1972年のアルバム『頭脳警察セカンド』を特集しました。

お届けしたナンバーは、

◎銃を取れ! 〜マラブンタ・バレー
◎さようなら世界夫人よ
◎コミック雑誌なんか要らない
◎ふりかえってみたら
◎お前と別れたい

の5曲でした。

「発禁」「放送禁止」といったフレーズがつねについてまわるバンドだった頭脳警察。
しかし同時に、洋楽のコピーが当たり前だった時代に、日本語の歌詞とオリジナリティー溢れる音楽性によって高い支持を得て、多くのフォロワーを生んだ、日本のロック史にかかせないバンドのひとつです。

2001年に再々結成をはたし、現在も精力的に活動を続けています。表舞台にはほとんど登場することなく、でも確かな存在感を保ち続けてきた、筋金入りのロックバンド。2020年のライブもすでに告知されていますよ(^^)b

-------------------------------------------------------------------------

お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する