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2019年11月18日20:50

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伝統の行事も今年が最後です。

天竜川を物資流通の運搬路としていた時代(江戸時代から昭和前期)に見られた懐かしい
「浜背負い(ハマショイ)」祭りがこれまで隔年開催で続いてきました。浜松市天竜区佐久間町
大井の歴史にちなんだ祭りです。同地区には旧久根鉱山が栄えた明治ごろから、ダムが作られる昭和初期まで、天竜川を往来する船の渡し場があり、地元の人は「浜」と呼んでいた。
採掘や林業には携わる男衆に代わり、女衆が陸揚げされた生活用品などを背負い、坂を登
った荷継場まで運び上げる仕事を受け持った。この仕事を「浜背負い」と呼んだ。
 当時を再現する行列に住民ら60人が参加。馬と荷車を先頭に、かすりの着物と藁草履姿
の女性たちが背負子を担いで歩いた。
過疎化と高齢化が進む静かな町にこの日ばかりは多くの見物客が訪れた。毎回参加した人
は「お祭りでは沢山の人が集まり楽しめた。なくなると寂しくなる」と残念がった。
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 祭りは先人の苦労を偲び、地区の歴史を発信して集客に結び付けてようと、1995年から
隔年で開始した。初代と最後の回の実行委員長を務めた水本作一さん(80)は「過疎と高齢化で続けられなくなった。本当に寂しい。いつか違う名前でも復活できれば」と話した。
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