コンタクト

フェイスシールドの着用が義務付けられてから、毎日しみじみと思うことがある。
ウィッグを付けている時でなくて、本当に良かった。

ウィッグにマスク、メガネにフェイスシールド。
さらに私は、常に室内帽子も着けていたのだった。
耳の上も頭の上も非常にビジー。

フェイスシールドの着脱で、ウィッグがズレたりなんかしたら、目も当てられない。
悲劇だ。あるいは、喜劇か？否、やはり悲劇だ。

現在は自前の頭髪にて、メガネとマスクとフェイスシールドという３点セットなのだが、
メガネは曇るし、フェイスシールドには水滴が付いたりなんかして、
うっとうしいことこの上ない。

これはもう、メガネを外すしかないってことで、土曜日にちょっと眼科へ行って
「コンタクト作りたい」と言ったら、
はっきり分かるほど、引かれてしまった。

ハードコンタクトレンズには何回か挑戦したが、ことごとく挫折。
１日使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズの噂を聞いて、使い始めたのが、2006年の夏だった（と、mixi日記を検索したら出てきた）。
2015年に病気療養のため休職した時に、自宅でコンタクトで過ごすのが面倒になり、何となくコンタクトから離れてしまい、そのまま5年ほどメガネで過ごした。

眼科医は、「メガネが楽でしょう。もう、コンタクトの合うお年ではないです。コンタクトは見えづらいですよ。メガネがいいです。」と常々言っていて、『老眼にコンタクトは断固反対派』なのだった。

眼科の先生は、半分ぐらい怒っていたが、一応理由を聞いてくれた。
「メガネにフェイスシールドで、曇って困るから。」と答えると
「そんなでもないですよ。それは、（コンタクトにするより）フェイスシールドを工夫した方がいいと思いますよ。」と返された。
おのれ、けんか売っとんかい？

しかし、患者の希望は聞かざるを得ないわけで、一応、コンタクトの処方はもらえた。
やたっ！

眼科からの帰りに百均に寄って、老眼鏡を一つ買って帰った。
これで、お手元の字もバッチリさ。

ということで、本日月曜日から、コンタクト再デビュー。
メガネより楽ですよ。
ただ、パソコンの画面が、見えん･･･ん？画面は見えるな、画面は。
画面に表示されている文字が見えんだけだ。

「カラコン？」と聞かれ
「いんや、ただのコン。」と答えたのは、ちょっとおもろかった。