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2019年08月25日23:25

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だったら「受験代行業」もアリ?

もし、宿題を「児童が自分でやっていないにも関わらず、『児童がやった』と言い張って提出する」ということが許されるとしよう。
なら「入試本番を児童本人ではなく別の頭のいい人に受けさせて、『児童本人が受けた』と言い張って合格をもぎ取る」という「替え玉受験」だってアリということになる。

宿題は「外部委託」が許されて受験は許されない、というのはフェアじゃない。


これが許されたら大変なことになる。受験戦争は学力ではなく、頭のいい「替え玉」を雇える経済力で乗り越えられることになる。
そうなれば入試はただの「親の経済力を量るもの」となってしまい、本人の力で覆すことが困難になる。
「学力の格差」どころか「学力カースト」とでも言うべきものができてしまうのだ。
「受験」というシステム自体に意味がなくなってしまう。


さらに受験に意味がなくなれば、今度は「学歴」に意味がなくなる。
たとえ名門私立中学出身者でも、それは「親に経済力がある」という事の証明にはなっても「本人に優れた資質がある」という事にはならないからだ。

受験にも学歴にも意味がなくなれば、どうやって子どもに「明るい未来」を用意してやれるのか?
(学歴偏重や受験戦争の是非はここでは問わないが。)


もっとも、ここまで絵に描いたようになるとは思えない。
入試は受験会場に出向いて受ける必要がある関係上、「替え玉」を務めようと思えば受験するティーンエイジャーに成りすます必要がある。
特に中学受験なら小学六年に成りすますことになるわけだが、大の大人でそれができるのは、よほど小柄で童顔な人物だ。
男の子に成りすますなら声変わりもしていない方がいいが、ほぼ不可能だろう。

勿論、大人がダメなら同年代の児童を雇う、などという事もできない。


ただ、大学受験やそれ以降の試験はその限りではない。
大人が高校三年生に成りすます、というのは若い人ならそれほど難しい事ではない(映画などでは30歳前後の俳優が高校生を演じることもある)し、ほぼ大人が受ける各種の資格試験など何ら問題なく成りすましができる。

特に「合格すればもれなく一生安泰」な試験(司法試験、国家一種、公認会計士試験etc)なら、大金を出してでも合格したい人はたくさんいるだろう。


「受験代行業」が新たな時代の産業とならないことを願う。




■宿題代行業、コンクールに出す場合は時給1万円 法的に大丈夫なの?
(弁護士ドットコム - 08月23日 11:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5759062
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