映画『しあわせな日々』の大田原インタビュー、撮影

先日、大学の先生にインタビューしたばかりだが、今回は農業の現場に出かけていってインタビューおよびロケ、私の友人はドローンを飛ばして、その方の農地を上空から試しに撮影していたが、それなりに落ち着いた映像が撮れていてびっくりした。ドローンは東京都内で飛ばせるところは限られているが、広い農地などでは持ち主に許可を取れば撮影させてもらえる。

昔は農地ばかりでまた住む方も農家ばかりだったようだが、現在はいろいろな仕事の方が住んでおり、理解してもらえないことも多いとおっしゃっていた。取材は、すでに35年この地で農業を行って来られたご夫婦とその息子さんご夫婦、そしてすでにお嫁に行かれたお姉さん。このお姉さんは実家であるこの農家で現在仕事を手伝われている。いずれもインタビューした。私のインタビュー術はまだまだ未熟で、監督さんにあなたのはまるで対談のようになっており、しゃべりすぎだ、もう少し相手にしゃべらせて、と言われた。

先日の詩人藤田文江の90歳を超える妹さんへのインタビューでも、どうしてもしゃべりすぎてしまう傾向にあり、ダメだなと反省しきりだ。よく調べてくことはもちろん大事だが、話の道筋を示したら、相手に手放す勇気が必要で、そこで何か予想も付かない話がきけたら、むしろうまくいったと思うようにしたいものだと思う。

撮影もうまくいったと思う。有機農業の意義や実践の工夫などが伝わり、そこに新しい生活のあり方や百年後の農業の姿がイメージされるといいと思う。