mixiユーザー(id:13658569)

2020年03月27日06:37

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<近年のAOR系、オススメ盤(シングル編)>

更なるリクエストを頂きましたので、続編です。

今回はアルバム・アーティストに特化というより、単曲に焦点をあてます。
勿論、中にはアルバム自体が高品位の場合もありますが・・
また、AORというより都会的な雰囲気・・アダルトコンテンポラリーのテイストで、
どちらかというと“シティポップ(日本のそれとは少し違う)”という感じかも。
ミディアム〜スロウで味が出ている、ジャジーな雰囲気を纏うものにもスポットを。

●「When It Comes To Lovin' You」 by Bart Brandjes ft Jessy J
https://amzn.to/2UF5McB

オランダの男性シンガー。スムースジャズ系女性sax奏者“Jessy J”を起用。
欧州の街並みをほんのりイメージさせるナンバーです。


●「Forever」by Workshy
https://amzn.to/2Jeb2ia

イギリスのポップユニット。
スィングアウトシスター、マット・ビアンコ、バーシア・・この辺りと同系統ですかね。
その中でも彼らの方がより洗練、大人っぽさが頭一つ際立つ印象。
アルバムも地道に、そこそこの枚数を出してますがどれも方位が定まり、
よく纏まっているので、一枚まるごと流していても苦にならないのが多いです。


●「Free」 by Lindsey Webster
https://amzn.to/2UzUmaa

NYをベースに、近年着実に評価が高まっているシンガー。
しっとりと、地に足のついたアダルトなテイストから、コンテンポラリーJazz/R&B・・
という広めのフィールドに跨っていますね。けれどベースはやはりポップス。
声質的に“ダイアナ・クラール”と被りますけど、彼女の方が確実にポップス寄り。
そういう意味では寧ろ万人受けするタイプでしょうね。
アルバムも数枚リリースされておりどれも高品位。間もなく新作が出る予定です。


●「Angela」by Slim Man
https://amzn.to/2UGAHFo

出自がイマイチ不明のシンガーで、元々はソングライターのようですが・・。
都会的な雰囲気の楽曲が多く、ジャジーなテイストをほんのり織り交ぜながらの
落ち着いたサウンドの傾向に特化しています。アダルトコンテンポラリー。
その言葉が一番しっくり嵌る感じ。楽曲の出来も中々。
近年はジャズスタンダードやクリスマスアルバムに割りと集中してるので、
アルバム自体は少し前の頃がポップですかね。


●「More And More」 by Camera Soul
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イタリア発の、女性メインボーカルを立てたソウルジャズファンクバンド。
どちらかと言えば、キャッチーで軽快なアップテンポナンバーが特長ではありながら、
スロウな楽曲の品質が実はいいんですよね、彼ら。
陽だまり系のバラッズ、都会風味のアダルトなスロウ・・どれも良い旋律。
リリースされているアルバムは、総じてアップナンバーとの配合が良く、
ダンサブルナンバーも決して尖ってなく、イージーメロディが多く聞き疲れしない、
その点では“万人向け”かと思われます。


●「Afternoon」by Andre Solomko
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ウクライナ出身のサックスプレイヤー/プロデューサー/クリエイター。
フィールドや分類はクラブジャズ辺りとなってますが、独特のテイストからは
フュージョン〜シティソウルみたいな、スモーキーなテイストが特長。
東欧ロシアの血由来なのか・・といった印象ですね。


●「You Just Don't Know People」by Rumer
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パキスタン生まれ、イギリスに活動拠点を置くシンガー。
聞けばおわかりのように、一瞬で「カレン・カーペンターが蘇った!」
と思うほどクリソツ。楽曲もバカラックの旋律や傾向が所々に顔を覗かせる感じ。
ですが、完コピというわけでもなく、現代のポップシーンによく馴染み、
上質で落ち着いた雰囲気は、まさに「現代のシティポップ〜AOR」・・
キャロル・キングとかニコレット・ラーソン辺りにも通底する気がします。


●「Your Way To Say Goodbye」by Till Bronner
https://amzn.to/2UkUGdV

ドイツ生まれ、今や押しも押されもせぬ存在にのし上がった、
コンテンポラリー系のジャズトランペッター。ペッターでありながらボーカルも。
広くには寧ろボーカリストとしての認知が高いかもしれませんね。
ペッター兼シンガー・・といえば“チェット・ベイカー”。
デビュー時、現代のチェットという異名が付けられもてはやされましたが、
もはや完全に定着した感があります。

甘いボイスが特長的で、欧州発からか、ヨーロピアンボッサの香りを纏った楽曲も多く、
ライトで洒落た感覚は、あの“マイケル・フランクス”を彷彿させる印象。
取り上げる楽曲はまさにフランクスのそれそのもの、といった感じです。


●「Fire Of Love」by Gabriela Anders
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アルゼンチン発のシンガー。
カテゴリーとしてはポップス/ジャズ/ボッサ といった複合的な立ち位置。
その辺、やはり南米の血という感じですかね。若干のコケティッシュ感を纏い、
キュート印象をも感じさせますが、かといって浮足立つものはなく、
完全にアダルトコンテンポラリーな色合いに齟齬はないと思います。


というわけで、楽曲単位だけでみていけば星の数ほどありますので、
取り急ぎ今回はこの辺で。ご要望に応じてまた挙げていきたいと思います。。
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