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2020年02月21日04:40

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船も航空機も、国際法規上「入国許可」した国の管理下に置かれる。

なんだか、未だに「船は外国船籍だから、日本には対応する義務がない」だの、
「手を付けにくい」だの言っている、旧石器時代からやって来たような者がいるが。

本文にあるように、洋上航海中ではなく既に沖縄に入港した段階で、
日本への入国許可済み=日本の管理下に置かれる=各種の対応義務が日本に発生する・・
ってことなんだな。

個別詳細な要件の違いはあれど、ざっくり「国際航空法規」と同じ概念と言っていい。
それに置き換えてみれば分かる話。

疾病患者や今回と同じ感染症の場合も、エマージェンシー経由なり、通常の到着後なり、
当該国に降り立った瞬間から、管理や対応はその国に一義的な責務が発生。
航空機の国籍が何処であろうと、およその責任は受け入れ国家に置かれる。
逆に対応を機長やエアラインの判断により、他国で対応するとして出国する場合も、
“フライトプランの提出にあたる認可”は、空港のある国家が出すものであるから、
当然にして出発国の各種管理要件を満たさないと何も出来ないに等しい。当たり前。

その当たり前を、どの国も当たり前に踏まえているから、日本の対応に
当初から皆が委ねているんであって、そうでなければとっくのとうに
船籍国家や乗客国政府が、いの一番にアクションを起こすだろうことは、
ほんのちょっと考えりゃ分かるだろうっていう。

もしも、日本に入港しているにもかかわらず、とりわけ「日本人を含む」
多国籍の一般旅客を乗せる客船にもかかわらず、船籍国家の判断で、
かつ日本への打診も許可も満足になく、如何様にも対応を決めたとしたら、
そっちの方が遥かに問題。

ましてや本件の船には「日本人を含む」多国籍国民が搭乗している以上、
受入国の日本が主体的に対応するのは、関係法規云々以前の話として、
広い概念からすれば、何よりも日本が「先進民主国家」であるからに他ならず。

その普遍的常識さえ不理解なまま、「船籍国が対応しろ」なんて感覚の者は、
日本が「民主主義国家」であり、かつ「先進G7加盟国」であることを否定、
尚もそれを嫌う者、反対する者として、ちゃんと自身の論理構成を組み直した方がいい。

したがって、受け入れ責任国の日本による対応に不備があれば、
国際国家として広く認知される国家に対する、相応の批判が集中するのは当然中の当然。
これが、何処か遠く発展途上の小さな島国だってのならいざ知らず。

その上で今更言うまでもなく、この度の日本の対応が「完全に誤った」のは、
各国による批判の内容を並べて観ただけで一目瞭然。

何より。自衛隊の専門部隊まで出しながら、港湾に“臨時検疫所”や
“野戦病院”すら用意出来ていないのが、最も象徴的で「不可解な絵面」だったろうね。

何も「家屋一般病棟」でなくてもいいわけだ。
本当なら、一番近くの「自衛隊基地」や「駐屯地」を活用すればいい話。
何処よりも「隔離に最も適している場所」だからだ。

これ、何も“そのための法律”なんていらないのよね。
そもそも、自衛隊には疫病対応能力を端から有しているわけで、
それを使うべく「災害時の出動要件」にスライド適用させれば済む話なんだから。

仮に、詳細の法的な抵触要項があったとすれば、そんなもの「事後調整」を、
または国会で緊急の承認を取ればあっさり済むわけで。
わざわざ“お得意の閣議決定”までしなくても、承認のハードルはすこぶる低いもんで。
ましてや「緊急事態条項」なんて大層で、まこと不健全なものを用意せんでも
既存法で簡単に出来る事柄。

直接の国民・国有財産等に対する危機的状況にない「中東への調査派遣」なんてのを
閣議決定してしまう内閣だ。それが出来てこっちは出来ません・・
なんていう言い訳が立つはずがなかろうて。

https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5980062
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