これねぇ・・
「単発型イベント催事」ならまだいい。
損失は出たとしても、早い話、頃合いを観て“仕切り直し”出来る余地はまだあるので。
頭が痛いのは「コンサート」の類。それもツアー形式。
ツアーなので、日程的に各地連動した構成になってることからするに、
何処か一部の中止や順延措置で済むか、それとも複数箇所で同様の措置となるか・・
それによって損失や補填の計算が大変。振れ幅があまりに大き過ぎる。
複数箇所に及んだ場合、ツアー自体が成立しなくなる。
無理矢理一部で開催したとしても、暫く間を置いてもう一度・・みたいなことになれば、
一本の全体制作経費が“二重に多く”発生してしまう。
さすれば、おそらく「全部を中止〜順延」を余儀なくされると。
1タレント催事だけならまだしも。多くの催事が右へ倣え状態となれば、
それまで各地で抑えられていた会場は、全て一旦パージせざるを得ず、
全て順延となればまた1から全国でブッキングし直すと。しかも、多くの催事がそれぞれ
一斉にブッキングを始めるとなれば、普段以上に「箱の熾烈な争奪戦」となる・・
当然、外部発注制作会社もパージされるから思いっきり損失となるし、
各貸し小屋もまた同じ。問題は、各地のプロモーター・イベンターの皆々様。
大手だと、天災や事故等を見込んだ「保険」に加入する傾向に近年はあるけれど、
それだって基本的に「一本の催事」しか対象になってないはず。
週に何本も抱えてる大手の状態にあって、それら全ての催事を、しかも長期的に・・
なんてことを何処まで想定されているか、甚だ疑問。
保険加入出来るほどの大手ならまだいい。
小規模のイベンター程度なら、保険未加入が多いだろうから、
そうなると益々補填の拠り所がないに等しい・・
補償や賠償額等々、タレントサイドとの折半でいくのか、
契約要件によって応分比率を調整するのか・・
交渉の過程を想像しただけで、吐き気をもよおしそう。
既に「どうなっちまうんだろ・・」との現場の声が聞こえて来るのを前にすると・・
うーむ・・催事を業としている各社におられましては、ウイルス沈静化まで
数ヶ月単位を要した場合。下手すると吹っ飛ぶ所が各地で出てしまう恐れも。
もはやどの業種も例外ではないけれど、イベント業界は、
まさに「空間を提供」して成立する属性だけに、替えが利かないってのがなんとも・・。
新型コロナ、イベント中止か開催か 迫られる「苦渋の選択」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=5976576
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