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2020年02月05日22:44

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“小物感”たっぷりの、現代日本における「妬み」。

この手のネタに食いつくのも、本来は憚れるのだが・・。
「そんなもの、他人がとやかく言うものじゃない」の一言に尽きるかな。

もっと言えば「芸能の世界に居るものは、これぐらいやっても構わない」と。
何故なら、それが「よくも悪くも芸能の世界」だから。

都はるみと岡千秋が歌ったヒット曲「浪花恋しぐれ」ってのがある。
戦前の落語界巨匠『桂春団治』の、破天荒な人生を描いた演歌。

〜芸のためなら 女房も泣かす それがどうした 文句があるか
・・・・・・・・・
“そりゃワイもアホや 酒もあおるし女も泣かす 
せやかて それもこれも みんな芸のためや”

そばに私がついてなければ 何も出来ないこの人やから
泣きはしません 辛くとも いつか中座の華になる 
惚れた男の 惚れた男の でっかい夢がある〜

とまぁ、歌の歌詞ではあるし、古き芸能史の遺物とも言えるわけだけど。
されど、時代は近代になっても芸能の世界に宿るその本質ってのは、
実は未だに依然として残っているし、それがまた「芸を肥やす」要素として、
機能する有効性がまだあるのね。

彼女や、最近のなんだっけ、東大出だか早稲田出だか知らん俳優の不倫ネタにせよ。
桂春団治のそれと同規模とは言えないものの、相通じる部分ってのは
それなりにあるのね。雑把に言えば、
「脛に傷の一つや二つなくて、芸能で長く生きられるかっての」という。

別角度から見れば、
「下手すりゃ多大な損失を被る。が、それだけリスクを背負うだけの価値」
ってのが、そもそも芸能にはあるってことですな。

「不倫は良くない!」
そんなもの、今更声高に言ってどうするんだ!?何の満足感があるんだ!?
その正論とやらが、何処に向かって放たれて、どんな効能があるっていうんだ!?

大人は、大人の性愛や恋心は、場面に応じてその個人の責任範疇で処すれば
いいのであって、他人がとやかく言うものじゃない。
それが「社会規範(倫理〜民事)」に対する「大人の大衆的ルール」。

ま、これは単なる「妬み」でしかないのね。
「自分に出来ないこと」に対する、または「自分はやって来なかったのに・・」
というものに対する嫉妬。それを「倫理」だの「通念」だの持ち出して来て
正論化しているだけで、中身は空洞。

今や改ざんだの隠蔽だの、すっかり信頼感の無くなった政府データですが・・(笑)
内閣府が出した「日本の若者意識の現状〜国際比較からみえてくるもの〜」ってのに、
その辺りを如実に示す数値があるのね。

https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/r01honpen/s0_1.html

この中の(3)社会規範。図表10。
〜他人に迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由だ〜 
という問いに対する、日本と諸外国の差。

諸外国と殆ど相反し、日本は「そう思わない」の属性が多いという。
つまり。日本の若者は「他人に迷惑をかけなくても、ダメなものはダメ」、
「決まりは決まり、破るなんて許せな〜〜〜い」という、小粒感がよく表れている。

イノベーションやらクリエイティビティが、依然として諸外国と比べて立ち遅れている、
世界から取り残されている・・ということを、よく示しているわけですな。

こういう小粒感、小物状態にあって、斬新なカルチャーやイノベーションなんて
発生する道理がないわけですな。時に法の枠組みを少し飛び出るぐらいの
「粋の良さ」がないと、そうした素地がないと、いつまでもこの国は
太平洋の片隅の、小さな島国諸族でしか居られない・・ってことでしょうなぁ。

文化や創造の発端は、常に「非現実性や非法理性」にあるという話であって、
“不倫は文化だ”と言った石田純一は、その本質の意味で実に「的確」なのよね。。

鈴木杏樹のイメージ崩壊? 「東出さんの不倫よりも衝撃」「好感の持てる女優だったのに」残念がる声
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=5962678
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