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2020年01月15日17:53

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【他事So Long】〜ゴーン事案における、現時点での推察〜(その1)

「サイゾー」なんていう、サンシタメディアの記事に沿うのは大いに憚れるのだが、
直近で適当な記事が見当たらないので、ひとまずこちらに、
現時点での纏め・備忘録的な意味で書き留めておくとする。

散々取り沙汰されている「日本の司法問題」についてはさておき。
ゴーン事案に関しては、国際問題にもなっているので、どうしたって“国際目線”・・
つまりは「複雑で巧妙な構造」を読み解いていかねばならず、
単に日本の中だけの問題に終始してると、本質論から時に逸れてしまう恐れがある。

大元は、仏の国営企業であるルノーと、日本企業である日産が舞台だったわけで。
この関係性において、企業対企業の枠を超越し「国家対国家」の構造として観ないと、
「逃亡劇の是非」、「日本司法の問題」と切り分け終始した所で、核心部分からは遠い。

平たく言うなら「陰謀説」。
既に、ゴーン側からは「日産内部のクーデター」とし、日本政府の関与に
言及してる時点で、陰謀説のあらゆる仮説を前に、単に“ドラマの見過ぎ”という扱いでは
収まらない段階にある・・ということを、一定程度踏まえる必要性はある。

問題は、各方面から建てられる推理推論が、どの程度の信憑性や客観的証拠、
放たれる人物や属性・・それらの組み合わせによって、真偽性や説得力を持つか。
単に“どちらの側を支持するか否か”とか、“感覚的にどっちに共感を覚えるか”
等の「感情要素や嗜好性」が多分に入りやすい事柄なだけに、
如何にして感情要素を省き、客観的な視点で「クールに眺められるか」に掛かって来る。

ここまで自身が見掛けた陰謀説から篩いにかける時・・
何がどうあれ「不自然な出来事」は幾つか表出していて、こうした一つ一つを、
どうやって組み立てていくかの「手法」によって、結果が大きく左右するので、
“取り扱い”には十分留意しながら、一方的に突っ走ることだけは
絶対に避ける必要がある。

そこで「不自然な出来事(要項)」、あるいは“胡散臭い点”を挙げる。

●鈴木外務副大臣による、レバノン訪問の訝しさ

既に一部で指摘されてるが、鈴木副大臣が昨年末の12月20日、
ゴーンの逃亡先であるレバノンを訪問。アウン大統領以下政府要人と会談。
公式発表の限りでは、両国間の協力やレバノン情勢等について意見交換をした・・
とされている。一般的に言う「外交」だ。
その僅か数日の内、ゴーンの逃避行劇が起こったと。

さて、この連鎖事象。これを単なる偶然と受け取るのが妥当か否か・・。
あらゆる見立てには、ゴーンの国外脱出にはレバノン大使館〜政府が後押ししている、
とのものがここまで幾つもあったが、その直接的で大きな証拠は表立って存在しないし、
一応レバノン政府側も否定はしている。

が、客観的に観る限り、ゴーンを受け入れ、日本への引き渡しに関して
積極的な姿勢にないのは、単に“国際協定”を結んでいないから・・
というだけで片付けるには心許ない。

レバノン政府が、ゴーンを擁護する上での“政治的理由”が必要となる。
それが何かはっきりしないと、立てる推論は方向性が真逆にさえなり得る。
よって、ここが判然としない以上、これ以上の推理前進は「危険」でもある。

●地検特捜における、恣意的捏造が可能な材料

他方、上記の“連鎖”について、恣意的な事由を掘り起こそうとする時。
一説にある「日本とレバノンによる“手打ち”」は、一つの示唆を見出すことが可能だ。

つまり。ゴーン逮捕の発端である「金商法違反」容疑がそもそも無理筋で、
西川元社長や経営幹部が政府公権に泣きつき、東京地検と司法取引の末に
無理矢理仕立てた・・との内容はもはや否定出来ず、それを補完するのは他でもない、
ゴーンと共に逮捕された「グレッグ・ケリー氏」による証言でも明らかである。

https://t.co/xZnVuy9YYn?amp=1

<「脊柱管狭窄症手術日までに、自宅へ戻れると日産幹部は約束したが
成田到着直後に逮捕・拘留された。検察は司法取引を私に持ち掛けたが拒んだ」>

また、ゴーン捜査を手動する東京地検の、現“次席検事”である「斎藤隆博」。
先の「異例会見」で矢面に立った人物だ。
氏がかつての特捜部時代、「小沢一郎に対する国策捜査事件」に関わったとされる。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267437

こういう構成にある東京地検だ。
ゴーン案件で、これだけの横暴を行うには簡単に合点がいく。

他方、留意しなければならないのは、日産経営幹部が「泣きついた」のが
本当の理由なのか、それとも日本政府・・即ち「経産省」界隈による思惑と
合致したからなのかによっても、推論の方向性は結構変わって来る。

何れにせよ、この時点でもはや「国策捜査」であるのがほぼ確定的。
したがって、日本政府(検察)が、レバノン政府と「手打ち」したとすれば、
「ゴーンを逃さざるを得なくなった、日本のお家事情」・・
即ち「無理筋な捜査の限界=音を上げた」ため、逃亡という格好にして、
日本国内での捜査を事実上“フェードアウト”させようとした、という仮説。

よって、脱出の玄関である関空が、一番煩雑で“穴が出やすい時期”であるのも、
ゴーン側が雇ったセキュリティ会社自体の手腕じゃなく、
“誰かが”暗に手引した可能性・・。
山口敬之を、逮捕寸前の所で異例の「取りやめ」をする日本の公権だ。
これぐらいのことは朝飯前でもある。

〜その2へ続く〜

国を挙げてのゴーン追い落とし!? 日産幹部、官邸や官僚、検察はこの落とし前をどうつけるのか
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=53&from=diary&id=5935768
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