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2020年01月11日17:10

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完璧さと遊び心との“トレードオフ”。

リリース前から時折触れて来たカローラツーリング。
既に結構見掛けるケースが増えて来たけど、やっぱ中々いいなあと。

かつての車両が5ナンバーから3ナンバー化する傾向は俄然増えたこともあり、
RV系のように元々ゴツいタイプじゃない限り、それほど大型化に向かってる印象は
もうだいぶ薄れて来ていると思うわけで、その流れの中でこのカローラが
3ナンバー化したと言っても、もはや違和感なんてのはないも同然な気が
益々してますよ。

まぁ、刷り込まれたかつての記憶や感覚ってのは、人間である限りあるわけだけど、
反面で世代が徐々に入れ替わり、ユーザー層のニーズもまた変化していくわけで、
幻影に変な固執をしていく方が、トータルではマイナスと思う所。

で、そのカローラツーリング。
正式リリースから詳細内容をつぶさに観ていくと、“なんじゃこりゃ!?”
と思ったことが。

それは「カーナビオーディオ」。
“IT通信との融合”みたいな触れ込みで、パッケージングされた構成にあるという代物。
詳しくは割愛するけど、「機能を堪能するためには、別途の契約をして
追加料金を払わないといけない」っていう。
つまり、クルマを購入して素のままだとナビオーディオの一部しか使えないのね。

で、案外高い。これってどうなのよ、と。しかも・・
「じゃあいいや。いっそのことノンオーディオにして、後付で社外品付けるわ・・」
が出来ないっていう。多分。
多分ってのは、やって出来ないことはないかもしれないが、それやると
クルマの特性機能が損なわれる・・みたいな。

知る限りでは、社外品に換装するためのオプションラインナップが、
少し前の時点ではまだ他社から用意されてなかったはずで。
なので、今後何某か出て来るか、または既に出始めてるかもしれませんが、
以前眺めた感じでは、ハードソフト両面で“ゆとり”がなさ過ぎる設計で、
せいぜい「スピーカーの換装」ぐらいしかいじれる箇所はないかのような・・

実際、じゃあ購買層のどれぐらいがオーディオ部にウエイトを置き、
尚且つアレンジまで求める潜在ニーズがあるか否か、そこまで定かじゃないけど、
少なくとも高年層に至る領域まで観る時、この「ゆとりや融通性の無さ」について
どこまで理解と納得を得るかを考えると、どうにも懐疑的で・・

で、カローラに限らずオーディオ部にしても他の箇所にしても、
先進技術や特徴的な内外装につき、社外品を用いてアレンジし楽しむ・・
いわゆる「カスタマイズ」が非常に煩雑で困難になっていると感じるわけですが。

クルマという“趣味”の観点では、如何にオリジナリティを出して、
自分だけのクルマとして愛着を持てるかどうかが、非常に大切な領域と思うけれど。
メーカー側がパッケージングを強固にし、その分完璧さを求めるのはいいが、
すべからくユーザーが一方向性を受容しきるかどうかは、また別な話なわけで。

例えは全て適正じゃないけれど、スマホの電池交換ぐらいさえ自分で出来ずに、
店舗やメーカーに出さないとならない・・みたいな融通性、幅の無さ的な。
裏返せば寿命が来れば、不満が募って来れば買い替えを・・というメーカー側の戦略に、
ユーザーは一方的に従わされる、という理屈と似てる気がするわけです。

クルマというハードが、動力〜内燃機構を含めて“メカニカルなもの”であるはずが、
“システム化”へと変貌するのに伴い、個々の本来的な「遊び心」さえも拒絶する・・
ってのが、どうにも今のクルマには鎮座してるように思うわけで。

そういう観点では寧ろ「若干の前時代性」・・即ち「ゆとり幅のある先代車」、
つまりは半自動的に“中古車”の方へ、実質的に目が向かざるを得ない・・
って所をメーカーはどう捉えてるか、是非とも伺ってみたいもんですが・・。

■カローラは「車名で失敗」? “往年の名車”復活の裏側
(AERA dot. - 01月11日 11:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5932360
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