mixiユーザー(id:13658569)

2019年11月07日17:26

414 view

「有害な判断」を、公共放送だからこそすべきじゃない。

意外にも!?公開を推す意見が多いことに、ある種の光明を観る思いがするのね。

何故なら。
薬物使用犯罪について、根底には「医学的見地」による、
“中毒症状=病気”という概念があるからで。

つまり、「薬物常習者=病気の一つ」。かなり大雑把な物言いにはなってしまうが、
病気ということは「がんや各種の病名・病気」と同じ属性にあり、
その観点で「医学的に治療すべき」事柄だから。

よって、薬物使用のあとどれだけ厳しい格闘を余儀なくされ苦しむのかを、
彼のような“キャリア”が直で示し伝えていくことが「一番の説得力を持つ」のであって、
この代替は幾ら未経験の識者や権威者が、学術的、社会的、医学的観点等で
説き伏せようとも、どうしたってそこに一定の限界があるからで。

問題は、薬物使用が「犯罪=刑事罰」の領域に跨っている(中心的にある)こと。
確かに、これを避けて通ることも、無視することも出来ない。

けれども、「犯罪を抑止する(防止する)」という観点と、
薬物から抜け出す=「治療」という観点と分けて捉えなきゃいけないわけで、
どちらか一方だけを行えば解決する問題ではない、と。

だとした時。

今回の逮捕の末、仮に「無罪」であったなら、当然にして出演継続はあって然るべしで。
逆に、容疑が確定して「有罪」であったなら、当面の出演は物理的にも実態的にも
「不可能」という認識に立って、断念するという内容が妥当であるはず。

一方、過去の出演アーカイブは、上記の“治療的見地”に基づき、
寧ろ「能動的に残すこと」が、番組主旨や多くの“患者”に対しても
何より重要なことじゃないのか。

「倫理的」とか「道義的」に・・なんていう、妥当性を有しそうで、
その実「臭いものには蓋をする」的な、曖昧な対応をする方が、
実は一番の「有害」だということを、“公共放送”だからこそ、強く認識すべきだろう。

NHK、「田代まさし先生」回を公開停止に ネットでは「薬物の怖さを伝える格好の教材」「消さないで」の声も
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5855341
1 16

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する