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2019年05月12日16:35

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マナー問題にみる、情報社会環境との適切な距離間。

これ、昨今のスマホ以前から抱える問題として、現場じゃ長いことずっと
頭を悩まして来たもの・・。

携帯端末の普及期は主に「呼び出し音」を問題化し、純然な「マナー問題」を
どのように扱うかが主題だったはず。
言うまでもなく、呼び出し音や通話行為は、舞台演出上や進行上の妨げともなるからで。

加えて黎明期のある時期は、各種端末に拠る送受信電波が、ステージ機材・・
とりわけ“音響機材系”に何某かの影響をもたらす可能性が浮上、
現場ではどのように対応すべきか、紆余曲折があった。

厳密に言えば、“電波問題”は携帯端末の普及の遥か前から存在。
その代表格が「録音行為」。レコーディングウォークマンのタイプに拠る機器にて
隠密に録音を行うと、特有の微弱電波(ノイズ)を発し、そのノイズをP.A機器が拾い、
場合によって音響機器に何らかの影響を及ぼす恐れが出るというもの。
特にP.Aブース周辺での行為の場合、近隣で録音状態にあることをオペレーターは
知ることが出来たりするほど。

または、録音や録画行為の際、端末機器に付いている「パイロットランプ」が
REC状態として灯されるが、僅かの小さな赤ランプは、暗転状態にある会場内では
意外なことに遠くからでも視認出来たりする。隠しているつもりでも、
身の回りから微妙に顔を覗かせたりすることで、僅か小さな灯りは予想外に
「あらゆる影響」をもたらしてしまう。

そんな時代からの、このスマホに拠る状態。
「通話」や「録音録画」にあるマナーや技術問題云々とは別に、
大画面化や高輝度化に拠る“視覚的な妨げ”を一層もたらしてしまうという、
新たなフェーズに。

端末やIT環境の変化によって、スマホが主流化。通信風情も変わり、
「通話」や「メール」を介す“1体1”の個人間通信から、LINEやSNSを介し
“1対多数”、または“多数対1”の相関関係に置かれ、個人が
「情報発信者(or多情報収集者)」としての機能性を持ってしまったが挙げ句、
如何なる場面でも、時間帯でも「通信を遮断」されることが困難になってしまった、と。

一方、携帯の黎明期から普及期の問題に際し、影響を回避するために、
場内を「電波圏外」にする措置を講ずる施設が登場、追従する動きが一部に出るも、
当初予想されたほど拡大していかずに今があるのは、コストや技術面よりも
やはり「情報/通信時代、個人が密接化の状態にあるのを強制遮断化すること」に、
実質的な側面や、伴う“社会通念上”の危うさに対する躊躇いがあると。

平たく言えば、本番最中にとある個人に何か緊急的な連絡事情が発生した場合。
地震災害その他、突発的な事態が発生した場合・・。
通信環境を意図的に完全遮断化することは、既に構築されている社会機能と個人を
どうあれ強制的に切り離す行為・・ともなり得てしまう恐れがあるからで。

本件の場合。単に一定時間個人が電源を切る等の手段を取れば済むことだったりする。
が、それさえもしない〜出来なくさせている裏には、単なる個人の資質を超えて、
IT〜情報化時代に庶民が、生活シーンの隅々まで例外なく支配されている、
取り込まれていることの証左であり・・それは今更言うまでもない話であるも、
このような特殊な場面でさえ、その呪縛から逃れられない現代の社会環境・・と、
どうであれ捉えなきゃいけないと思うわけで。

その反面、ライヴや演劇等の文化領域に特化すると、電子チケットや
インフォメーション等の部分で催す側が積極的、能動的に情報活用や端末を持ち込ませ
「利用させている」側面さえあるのが実情だし、演題によっては演出の一部として
スマホの灯りで場内の彩りを意図的に作り上げる・・ということさえあったりする。

その点で、元来「御免こうむりたい」端末の影響や情報化時代の余波を、
半ば逆転の発想で催す側が活用している実態を含めると、
「ケースバイケース」に拠るマナー・倫理面での切り替え、判断等を個人に対して
一層困難にさせている・・との見方も出来る。

何よりも、同様のことはその他の場面・・
公共交通手段や空間でのマナー問題にも共通している。
電車やバスが高速で走行中であっても、トンネルに入ろうとも、駅やターミナルが、
各種施設が地下にあろうとも、およそどんな環境でも通信可能なインフラを求め、
その最低条件下で人間社会が「機能せざるを得ない状況」に置かれている・・
という実態と対峙する時・・。

マナーや倫理、社会通念の問題だけで論ずるにはもまや収まらない状態にあるだろうし、
利便性や経済性をメリットとして先鋭化させると、住みよい便利な社会を
目指したはずも、その逆をもたらしてしまうデメリットも内包するという実情、
これとどう向き合うか・・。

いや、デメリット要素は端から誰かはわかっていたはず。
しかし、デメリットはおよそ「利用者個人の責任に委ねる」ことにし、
言ってみれば「その時はその時・・」と問題を先送りにしただけのことだったりする。

「情報支配下時代」に際し、あるいはAIが人間社会を支配するしない云々・・
といった、かつてのSF映画や漫画の世界が、そう遠くない先に現実化しようとする
状態にある今、そろそろ人間社会は、この情報時代にある未来型社会環境と
「ある種の距離間」を持って付き合わねばならなくなった、または
そろそろ改変時期に来ている・・という気がするのだが。。

「出演者より目立ってる」「スマホ見てないで舞台見ろよ」 客席でスマホを使用する人が舞台上からどう見えるか実験したツイートに共感続出
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5615917
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