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2019年03月21日04:35

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北海道と沖縄、北と南が示すもの。

この度の集会。
石川氏は勿論のこと、動員を大きく左右したのはやはり
「玉城デニー知事」の来道でしょう。

なぜデニーさんが・・!?大体の方はおわかりと思いますが、石川氏もデニーさんも
「お師匠さんが小沢一郎」にあるからですね。
しかし、そんな表面的な理由だけじゃないことが、演説で一層わかりました。

本当は沖縄からの直行便で来るはずだったのが、公務の関係で間に合わず、
羽田で乗り継いで何とか間に合った、という。
待ってました!の如く、やんやの歓声を浴びて登壇したデニーさん。
いやはや、オーラがありましたね〜。いや、オーラというよりも太陽のように
輝いていた。沖縄を照らす太陽のような明るさ。

彼は言いました。「道中ご一緒した議員さんから、沖縄での公務は大変でしょう?と
言われたんですが・・確かに大変じゃないと言ったら嘘になりますけど、皆さん、
それがね、やりがいがあるんですよ〜〜〜♪」と、満面の笑みを浮かべて。

端的に「凄いな!この人!!」と思いましたね。
遠く離れた私にとって・・いや、多くの方も多分そうだろうと思いますが、
あれだけの「特別な地、沖縄」で、しかも今あれだけ蹂躙されて、尚も歴史性その他
どの地より最も行政の難しい地の県政を担う人が、眉間にシワ寄せるでもなく、
苦労話をするでもなく「やりがいと楽しさ」を屈託なく言える人って、
初めてなんじゃないかと。

無論「人柄」もそうなんだろうと思うんですが、人柄だけであれだけ難しい土地の
行政なんてこなせるはずがないと思うんですよ。その点、先の翁長さんは真逆というか、
決死の思いと表情で中央からの圧力に全抵抗してみせたわけですけど、
その意思を全て引き継ぎながらも、デニーさんはデニーさんとしてしっかり
オリジナリティを持って政治を行おうとしている・・
想像ですが、多分その姿勢を今の沖縄県民は高く評価し、尚も連帯するんだと。

翁長さんはとにかくギリギリで沖縄を死守した。命まで削って。
他方のデニーさんは、死守された沖縄を、沖縄の未来を次に明るい方向に向けて
県民と手を繋いで一緒に笑顔で、明るく歩もうとしている・・
暗く辛い歴史は抱えきれないほどあるけれど、だからこそ前向きに歩く・・

続けて言いました。沖縄の教育や暮らしについて。
貧困率は、全国統計では6人に1人に対して、沖縄では3人に1人だと。
沖縄を繋ぎ発展するには何より子供達や若者が鍵を握っている、だから沖縄が、
私がやらなきゃならないのはこの問題なんですと。

なので、出て来るだろうと思われていた「基地問題」については
一言も出なかったんです。唯一触れたのが、「子供達の苦悩や叫びは、
上空の爆音で全てかき消されて来たんです」という文言のみ。

子供や若者が地元の沖縄を愛し、住みよい場所でもっと素敵な場所にしたいと
思ってもらうためには、彼らと親御さん達が共に手を取り合って、間に僕らが入って
横並びで歩かないとダメなんですと。同じ目線で向き合うのじゃなく、
同じ目線で並びながら歩調を一緒に合わせていく・・
これがあの「オール沖縄」の意味なんだと、私は思いました。
だから、あれだけの連帯が生まれたのであり、あれだけの県民が一緒になって
デニーさんを支持し支えてるんだなあと。

正直、羨ましさを通り越して嫉妬心を抱きましたね、沖縄県民に対して。
あんなトップが居たら、もっと幾らでも地元のために何か出来ないかと考えられるから。
なんたって、あんなに楽しそうにしている知事なんて初めて観ましたよ!

終わった後、揉みくちゃ状態で握手攻めに遇ってる姿は、単に有名人だからとか、
時の人だからという単純な理由ではないと確信しました。
何故なら、多くが「頑張って」とか「応援してます」じゃなく、
「北と南の地方同士で頑張りましょう!」の主旨が圧倒的に多かったからです。

地方自治。それはまさに民主主義の原点であり、自分達の領域を自分達で何とかする。
国である前に、国家としてどうの以前に「地方」であること。
握手をした時、私よりも強い力で両手で握りつつ、だけど満面の笑みで嬉しそうな
デニーさんを目の当たりにして、悔しいけれど北海道は広いくせに小さな沖縄には
全然負けている・・そう思いましたね。

しかも、デニーさんって身長が思いの外低いのね(笑)170を軽く下回ってる。
しかも華奢。なのに、物凄く大きな存在感。いや凄いですわ!!
私、正直日本の総理はデニーさんで全然いいんじゃないか・・いや、今の日本には
最も相応しいんじゃないか!?って思いましたよ。

一方で、スピーチでは沖縄と北海道の関係性について、古く歴史にある史実・・
食文化に伴う「昆布」が繋いでいることについて話されてました。
そして、太平洋戦争での沖縄戦に関連し、糸満市で犠牲になった兵士は
北海道からの出兵者が一番多く、北への慰霊碑が今もあるということも。

もちろん、そうした歴史性も重んじる所ではありますけど、私はもっと別な所に
あるように思ってるんですよね。中央からすれば、かねてよりあった、そして今もある
「北方・沖縄対策」として特命大臣が置かれるほどの関係性・・。
これもやはり歴史性が根幹にあるものの、裏返すと今だに北海道と沖縄は
何れも列島の外れにあり、何処か「遅れている」とみなされている・・
あるいは何処か差別的に中央から観られている・・

そのことへの反駁、反発、そしてそれを根幹にした開拓精神・・
それが北海道と沖縄が持つ共通項であり、何れも各々で東京や大阪等と
異なったものがあり、南は南としての古くからの多様な歴史性を持ち、
片や北海道は逆に、歴史性が薄いことゆえのフロンティア精神・・
色合いも背景も異なりながら、中央とは違う共通した精神性。

デニーさんが遥々来たこと、石川氏が目指さんとするものとの共通性・・
ここにこそ、意味と価値があったと強く実感しましたね。
「北と南から、地方自治から本当の民主主義を実現しよう!」とシュプレヒコールを
挙げたのは、まさしく今の日本が民主主義の危機に瀕し、中央が腐りかけてるからの
ことで、締めの唱和には単なる地方選挙用ではなくて、国の政治のために行われた、
向けたものだという認識は、多分来場者全員が思っただろうと確信しました。

終わった後、誰彼問わず一体となり会話やコミュニティが形成されるのを観て、
どんなにITが盛んとなろうとも、最後はやはり「生の人間同士」。
これに尽きると改めて思いました。

何より、スピーチの途中で幾度となく熱い拍手が沸き起こり、諸問題についてを
述べる時、「そうだ!!」の声があちこちから高らかに湧き上がるのを観て、
大きく頷く人々の数々を観て、まだまだ捨てたもんじゃないし、現実はネットにはない、
全ては目の前の現実社会にある、と強く再認識出来ました。

これから中央の選挙があり、あるいは各地で選挙が行われるので、皆さん各自の領域が
精一杯でしょうし、そこを蔑ろにしては絶対なりませんが、余力がありましたら、
あるいはお知り合いの方が北海道にいらっしゃいましたら・・
いや、特段におられなかったとしても、出来ましたら「石川知裕氏」に熱き支持や
声援を送ってやって頂ければ幸いです!

事もあろうに、「日本会議のセミナー」にのこのこ出席した鈴木候補なんぞに、
この北海道を汚されるわけにはいかんのです!!
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