自爆の大好きな日本と、脳天気な国民性。

今更殊更感満載・・って感じの半笑いな絵面。
いや、笑う場面でも何でもないわけで・・。

どの国も似たようなものではあるとはいえ、相も変わらずこの「旧式構造の催事」に
弱い国民性・・としか言い様があるまいに。

高度経済成長時代以後、この手の「負の遺産」や実態がどれほど積み上げられて来たか。「過去から学ぶ」ということが極度に苦手な日本人・・という以外の何があろうよと。
もっとも、学ぶにあたっての資料さえ破棄し改ざんするのがもはや日本風情よってに、
言ってみりゃ「教科書さえ持たない日本」ゆえ、脳天気な輩が蔓延る所以でもある。

なんたって、そんな役所風情の「最たる地域」といっていい大阪行政が牛耳ることを
一体どれだけの者が冷徹に観られてる？って話。
現実的に、大阪維新が今後何時まで大阪で天下を取っているか定かじゃないとはいえ、
残り7年余りの中で、仮に今よりももう少しまともな政治行政が司ることに
なったとしても、少なくとも“厄介な始末”をつけねばならないのは必至。

言わんや掛かる予算の多くが「国税」に絡むであろうことを考えれば、
負の遺産に対する国政に対する批判はおろか、「大阪ブランド」に対する全国的な
糾弾が起こるのはもう目に見えてるだろうさね。

大体ね、今の日本現代人は極度に「カタログスペック」に翻弄されすぎなのですよ。
とある脳天気な輩は、今になってもまだ「経済をミクロとマクロで観よ・・」なんて
三周遅れのロジックを無節操に引っ張り上げてるが、それ以前の前提作業として
「過去事例から鑑みる検討」をしないのね。当然な話、それやったら遂行出来ないのは
明白になってしまうから。これが旧式“土建屋思考”の典型。

ちょっと内容は異なるけども。
既に話題となっている、こちら北海道はプロ野球「日ハム新球場構想劇」。
札幌市に隣接する北広島市に移転することをきっかけに、プラン概要が発表された直後、
夢のような施設が出来るってんで、多くの球団ファンを中心に
歓喜してる様相にあるが・・

誘致に必死となった市行政は、財政的な活性化を期待しつつ市民らも何となく
そんなムードに乗っかった状態にあるものの、つい先頃行われた市議会で、
球場施設周辺の道路整備のために持ち出される市の関連予算が150億円とし、
その額は市の一年分の予算の7割程度にあたる・・ということが判明。
途端に議会はざわつき祝賀ムードに暗雲が立ち込め始めてる、という。

これに対し、北海道政として補助金をあてがい、少しでも市予算の軽減を・・
とするそうだが、それでも市予算の5割程度負担を強いられることは必至なばかりか、
まだ未決状態にある「新駅建築予算」はここに含まれていないため、
最終的に幾らの市予算が求められるかについて、市民らの中でも不安視する声が
ポツポツと出始めているという話。

この場合北広島市という、大阪に比べてずっと小規模な自治体であることと、
短期限定の国家事業にある万博と、永年的な「一民間事業」にある球団運営の比・・
という観点となるため一律にすることは不適当であるけども。
が、逆を言えば小規模自治体だからこそ、民間事業に対して持ち出される関連予算が
市行政運営〜暮らしにどう影響を及ぼすのか、住民らにはリアリティを持って
否応なく考察を迫られていることを示唆しているのであり。

これに対して大阪の場合、行政規模や単位の大きさに加え、
国家プロジェクトとなることが、逆に府民や国民における実質的なリアリティを
ぼやかせ、巨額となることでかえって想像力や算盤勘定を杜撰にさせる・・
という事例はもう枚挙に暇がないわけでね。

何よりも、それを地域行政としては“チンピラ松井一郎”が先頭切るって言うんですぜ？
たかだか10億円程度の土地処遇でさえ満足に扱うことが出来ないどころか、
いかがわしくも誠不健全な行政執行によって、国の悪行に手を貸した大阪維新が
このプロジェクトを推し進めようってんですぜ？

こんなものに万歳三唱、大賛成だなんて抜かす輩は何処のどいつだ？ってんですわ。
そんな脳天気な府民だ国民だってんだから、そらぁ役所も行政官僚もやりたい放題、
改ざんもちょろまかしも平然とやりますでしょうよ。

彼ら一様に「どうせ国民なんてバカばかりなんだからチョロいもんだ・・」とし、
五輪乱痴気劇同様に、今頃は高級クラブでドンペリシャワーですがな。
純朴でウブな府民国民の税金で・・。

なになに？安倍の晋三は「万博を経済の起爆剤に・・」って？
バカ言っちゃいかん、「自爆剤」だろうに。

そりゃあそうかもしれん。特攻で命を捧げるのを美とした国ですもんなぁ。。

大阪万博が決定、拍手と万歳
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