mixiユーザー(id:13658569)

2018年11月06日17:17

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大胆で大きな夢の裏に潜む懸念材料・。

昨日も速報的に少し記したし、これまでも何度か言及して来たこの件。
全体の概要がだいぶ見えて来た所で、改めてツラツラと。

内容そのものや方向性については、北海道へ移転して来てからの経営スタイル、
理念の大幅な改革や伴う積極性を考えれば、これだけのことにトライするのは
地元ファンからしてもそれなりに想像がついていたことではあるものの、
いざこうして具体案が出てくると改めて色んな期待や創造性が広がるのと、
反面では「先行きに対する一抹の不安」みたいなものも出て来るわけで・・。

世間的に主だって観られる懸念材料は、何と言っても商圏の中心である札幌市から離れ、
アクセス面に拠る「集客性」や「利便性」が劣ってしまうのでは・・というもの。
それに伴い並行してJR駅の新設案や、ダイヤの再編等についてJR側への協力要請と
検討が行われているものの、当のJR側からは未だに明確な回答や明るい展望が
見えていない状態にある。

また、当初の計画で打ち出されていた、補完的要素である「駐車場要件」は、
5000台程度から3000台程度まで縮小、JRの件とこれだけを観れば懸念点についての
大きな払拭は成されぬままな状態にある。

論理的には、そのマイナス要素を埋め合わせ、尚も有益性を生むにあたり
核にあるコンテンツ・・つまり本丸にある「野球」そのものに価値が高まり、
加えてボールパークとする施設全体の価値によって充分な補填が出来るならば、
アクセス面に多少の難があっても総合的にはプラスになり得る・・とは言える。

問題は、集客動機の主体である「野球の価値性」は、シーズンの成績推移、
チームや選手における魅力の大小によって左右される側面があるため、
端的には「Bクラス状態」が続くような戦績ならば、わざわざ遠くまで足は運ばず、
テレビやラジオで・・となってしまう。それを補完するのが球団の指針にある
「勝っても負けても楽しめる場」であるけども、それを継続化・持続化させるための
補完要素が付帯設備にあるコンテンツの価値内容であるのと、そのための
アクセス環境如何にある・・と考えると、そのバランサイズについては
依然として華奢な状態であることが、この豪華さと斬新さの裏側に付き纏っている。

もう一つの懸念・・。それは「償却面」だ。
これだけ多額の費用を注ぎ込む以上、どうやって償却しつつ利益を重ねられるか・・
核にある球場建設費用と維持費用は、野球観戦の動員収支と付帯施設における収益、
マーチャンダイズ収益らの合算をベースにされると考えられる。

一般に、単体の主要施設に拠る収益を考える中心は「稼働率」にある。
プロ野球は、ホーム開催とするに年間でおよそ70日程度。プラスして開幕戦数試合、
ポストシーズン戦数試合が最大で追加される余地があるとしても、
「実働2ヶ月半程度」に大きな変わりはない。

しかも、日ハムの場合はホーム主催試合のうち、北海道シリーズとして10試合弱程
「地方開催」を行っており、尚も「東京ドーム」と、一部に本州地方球場開催を
行っているため、本拠地球場の開催数は自ずと70日程度よりも下回る。
その日程数が、新球場誕生により若干変動が出たとしても、何れにせよ
実稼働日は「2ヶ月少々」でしかないことに大きな変わりがなく。
即ち、「残りの10ヶ月程度は空き状態」のままということになる。

そこで考えられるのは、コンサートなどの催事貸出による「賃貸営業」だ。
ところが、新球場は“天然芝仕様”を理由に、催事の活用は「限定的」にしか
考慮していないという。

ドーム球場としてみると、東京D、西武D、名古屋D、京セラD、福岡Dの何れも
「多目的催事場」として営業し、コンサートを中心に年間多く稼働しているが、
ハム新球場は閉鎖式によりドーム化するにもかかわらず、多目的営業は極めて少なく、
屋根なしの各地球場のように、実質「野球専用型」になることを意味する。

各地野球専用球場は、大半は既に償却が済んでいて、以後発生する改修維持費は
野球興行を主体にした利益で賄われる・・というのが概ねの有り様。
その中「広島スタジアム」こそまだ新しく、償却完了はまだ先なものの、
ドーム型よりも建設費用は低く、複合的な建設経緯にあるため
「純然たる球団の持ち出し」に依存されていないことから、収益構造の中の償却は
それほど無理な内容にはないと言える。

が、日ハムの場合は1から完全に球団に拠る持ち出し費用のみであり、
三セクにある行政由来の間接補助部分が基本的にないので、全ては球団の経営戦略と
計画性の如何に掛かっている。とした時、「ハコ営業」と観た際の肝でもある
賃貸営業に殆ど依存が出来ないとなると、尚更野球開催の動員率と、
その他の関連収益で如何に償却を潤沢に進められるかに掛かって来る。

即ち、2ヶ月少々に限られる野球開催以外の平常時、その営業収益(集客性)を
如何に安定性が図られるかに重要性が伸し掛かる、という。

野球開催シーズンの、3月下旬から最大で11月頭までの非営業時(ホーム未開催時)は、
前後の日程関係や夏場にあるレジャーシーズンとの兼ね合いにより、
多少の余剰集客が見込める・・と考えたとしても。
11月から(Bクラスで終えた場合は10月中旬から)翌年3月までの連続した期間に
どう集客と収益を図るかは、期間が「冬季」に入ること・・つまり夏場よりも人の移動や
伴う遊興出費に期待するにあたり、相当程度のコンテンツ性は一層求められることに
なるだろうが・・冬場は「出不精に陥る道民気質」まで考慮した時、
果たしてそれをひっくり返すだけのコンテンツや環境整備がどれだけ提供出来るか、
またそれを今後恒久的に毎年持続出来るか・・

商圏構造にあるデメリットやアクセス面等々まで全て含めて考えると、
どうにもハードルは相当に高そうな懸念は消えないんだなぁ。

別に、ここへ道民の血税が投入されるわけじゃないので余計な心配は要らない・・
という向きもあるだろうが、「ファン」や「北海道の球団」という見方で論ずるならば、
その球団が経営困難に至ることは、即ち「消滅」さえ大いに有り得ることまで含めると、
「余計な心配」なのかどうかはよく考える必要はあると思うが・・。

■日本ハム新球場、大リーグ仕込み 開閉式屋根、温泉併設
(朝日新聞デジタル - 11月06日 08:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5363611
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年11月06日 18:15
    ふむ…かなりな確率で…転けそうですな‥冷や汗
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年11月06日 19:28
    ニュースから

    駐車場3000台ってのは足りんのかな?とは確かに思いました
    ただ、この新球場
    単なる「野球場」として作られるわけではないという点は考慮するべきでしょう
    託児施設、レバンガの本拠地としての運用、レストラン・ホテルの設置等の他企業を巻き込んだ運用をコンセプトとするとか
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年11月06日 20:02
    実際日本では過去に試みのないことです
    正直球団自身も手探り状態でしょう
    その意味で上手く行く行かないを論理的に予想できる人は日本にはほぼいない、というのが現状じゃないですかね

    単純な野球場、テーマパークとして考えれば難しそう
    ただ構想としては、試合の時だけではなく常に人が来て利用する施設
    それができるかが勝負の分かれ目なのかなと
    そういう意味では託児所・保育所ってのは良い着眼点だと思いました
    ・・・実際に作るのかは分かりませんが
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年11月06日 20:40
    ふむ…北の大地の高級野球場の成功の有無は、熱しやすく冷めやすい日本ハムの道民ファン次第ですかボケーっとした顔手(パー)
    あらゆる可能性を具現化してでも 是非成功して貰いたいですね…どうせ造るのなら拍手
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年11月09日 01:24
    うーん・・・
    夕張は、炭鉱町としての終わりによる荒廃に焦って杜撰な計画を推し進めた挙句の財政破綻。
    そういう意味ではこの話と被る部分はあるかもしれません。
    ただ、北広島市の街としての魅力と連動しなければ成り立たないというのは違うんじゃないかと思います。
    まず、新球場の場所は札幌市民からして一概に遠くなるものではない。
    私なぞ、帰って近くなるくらいです。
    そもそも札幌ドームのアクセスも優秀とは言いがたい中で今があるわけですし。
    ファイターズというコンテンツで人は来る。
    新球場がより快適で魅力的な空間であれば、集客力はむしろ増す可能性だってあると思うんです。
    北広島市の気概が成否を分ける、というのは間違いないでしょう。
    街ごと改造する必要まではなくとも、まず計画通りにやれるように用地の確保や整理をやってくれないことには話が進まない。

    あとはJRと路線バス、高速インターからの道路の増強。
    この辺を一部でもやってもらえればアクセスの便はむしろ札ドを上回るのかなと思いますが、この辺は時間も要するでしょうから気長に待たなければダメですかねぇ。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年11月11日 16:58
    ん〜・・・
    これはあくまで私個人の体感での話ですが。

    札幌の賑わいの中心が札駅〜大通〜すすきの辺りの商圏なのは間違いないでしょう。
    多くの務め人がその周辺に集まっている。
    ただ、札幌ドームの立地がそれに含まれるというのは実感としてピンときません。
    大通から福住はちと遠く、福住から札ドもまたちと遠い。
    実際のとこ、札ドが地下鉄なら乗り換え含めて15駅以上乗った先にある私からしたら、最強の交通機関は(駐車場は高いんで)自転車でしたし・・・
    どうにも「何かのついで」って感じじゃあ無かったんですよね。
    ただ、交通の便はともかくとして最大の商圏から距離的には遠くなるというのは考えなきゃならないところですが。

    追い風と言えそうなポイントが1つ。
    近年、札幌市は新札幌の再開発を進めているようです。
    あそこの光景は結構様変わりしつつあり、更に大学の別館校舎が立つ予定もある。
    札幌市が移転を見越してそれを、なんてことはないでしょうけど(笑
    皮肉にも良いサポートになるかもしれません。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年11月13日 09:30
    上野幌から北広島までサイクリングロードを走っていくと、まぁなかなかの大自然ですね(笑
    274を車で行けばすぐですが。

    うん、私個人がボンファさんの意見の中でこれだけ説明してもらってもよく分からないのは、やっぱり北広島という立地には心理的な疎外感がある、という部分です。

    札幌ドームは札幌中心部からの距離がまだ近い。
    その通り。
    でも現在の札ドの集客が札幌中心部からの人の流れに依存しているとも思えない。
    シャトルバスは中心圏以外に向けても多数すし詰めで運行されてますし、先にも言った通り札ドという立地が中心圏のついでに立ち寄る場所として秀でているわけでもない。

    北広島は連続した街が続いている地ではないから・・・疎外感がある?
    これは何を理由としておっしゃってるんでしょう?
    ボンファさんがそう感じる、ということならそれはそれで良いんですが、例えば私は感じません。
    行こうと思えば楽に行ける、というのが大きいかもしれませんね。
    これは、おっしゃる通り個々人の生活状況に依拠するところなのですが。

    結局のところ腑に落ちないのはそこなんです。
    ボンファさんの意見では、要するに本拠が「札駅大通から車で20分程度の県内の札幌」にあれば人は来るけど「北広島には心理的な疎外感がある」から札幌の人は(あまり)行かない、ということですよね?
    懸念する理由のところがピンとこないのです。
    特に、心理的な疎外感というの。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年11月13日 09:41
    私にも北広島という立地について懸念はあります。

    〕住刺埖でヒーヒー言ってるJR北海道はどこまで真っ当に対応してくれるのか。
    ヒーヒー言ってるのは市営地下鉄も同じですが、あちらは既存のものをそのまま使ってますからね。
    お陰でちと不便でしたが・・・
    ただもしJRが既存のもので対応しようとした時、どこまでやれんのかなぁと。
    駐車場3000台は足りてるのか?
    JRが不安となると車で行きたいところですが、1台で平均3人乗ってきても1万人にも満たないよなぁ。
    あと料金はどうなのか。
    試合日以外も常に人が来る、と狙ったところで駐車代が高かったらどうもならないですからね。
    バス網はどこまでひける?
    す眤道路からのアクセス増強はできる?

    こんな感じで、私個人の心配は今のところほどんど交通の便に関することです。
    たぶん、バス会社あたりは実際に開業してみてその様子を見てくらいの感じでやるような気がするんですが、この辺の塩梅は本当に難しそう。

mixiユーザー

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