mixiユーザー(id:13658569)

2018年08月03日02:36

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たかがBGM,されどBGM。。

ちょっと興味深いニュースに遭遇。

https://www.j-cast.com/2018/07/27334888.html?p=all

記事見ればわかりますが、坂本龍一が行きつけの、
N.Yの和食レストランが流すBGMが聞くに堪えない・・ってんで、
自らが選曲したプレイリストを渡したんだとか。

料理は「桂離宮の美しさと同じくらい良い」と評価する反面、
BGMについては「あなたのレストランの音楽はトランプタワーのようだ」と(笑)

何とも龍一氏らしい表現、かつ音楽家らしい切り口だなあと思うわけですが・・。

たかが音楽、されど音楽・・。
文字通り“バックグラウンドミュージック”というぐらい、
あくまでも音楽は脇役であり、飾りみたいなもんなんですが、
しかし音楽って、気にならない人はさしたる影響はないんでしょうけど、
意外に場の雰囲気というのを大きく左右する要素に溢れている・・
というのは、音楽が「空気振動によって耳に入って来るもの」だからと思うんです。

つまり、場が洋服屋さんだろうが美容室だろうが、飲食店だろうが、
そこは“人間が基調となっている空間”であることと、
扱うそれぞれの商品や素材は、五感の要素を通して客の購買意識や満足度が
高まるもので、五感のうちどれぐらいの要素を満たすか・・
これが鍵になってくると思うんですよね。

目で見た、舌で感じた第一の要素は空間要件のもとにあるもので、
同じく空間を空気振動で伝わる音楽は、第一の要素を補填、
または向上させる役割を持っている、と・・。
逆に言えば、補填要素が悪いとすれば、第一の要素〜持ち味を下げかねないという。

とりわけ音楽は耳から入り、脳に伝達されるものであって、
視覚や味覚にあるリアリズムではなく「イマジネーションを構成する要素」なので、
視覚や味覚から来るリアリティと、聴覚からのイマジネーションが連動すればするほど、
観たもの食べたものの感動は増幅されると思うわけです。

これを纏めて大雑把に言うならば「気分を左右するもの」って感じかなと。
件の飲食店ならば、食事を楽しむという最も大切な、人間が生活する上で
至福や安らぎ、楽しさが重要素を占める空間と時間である以上、
尚更「空気振動の要素」ってのは意外に大きい、と思うんですね。

昨今、ふと気づくと色んなお店で・・とりわけ飲食店の界隈を中心に
「ジャズ」が随分と引用されてる気がするんですけど・・。
個人的にジャズは大好きなジャンルなので、傍からみれば大いに歓迎してると
思われるかもしれませんが、これが実はそうでもなくて、
時に「いい加減にせえよ・・」と思う場面が少なくないんですねぇ。

パッと思いつく所では「蕎麦屋」。
ちょっと小洒落たというか、シックな内装&落としめな照明、
小花なんかで装飾を施してるような蕎麦屋でジャズなんか流してると、
本来美味い蕎麦でもマズく感じてしまうことがあるんですよ。
下手すりゃズルズルと蕎麦をすすることさえ躊躇う、みたいな(笑)

もっと酷い所じゃ「ラーメン屋」なんかでも時々あったりするという。
「おいおい、ラーメンなんていう大衆ジャンクフードにジャズかよ!」みたいな・・

最近じゃ存在自体さえ減りましたが、喫茶店なんかでも店の雰囲気と合わないジャズを
有線でただ垂れ流しっぱなし、みたいな所も。
なんですかね、ジャズさえ流しとけば雰囲気が良くなる、ちょっと高級感が増す・・
みたいな実に安直な発想のもとなんだろうな・・というのが透けて見えるんですね。
これに気付くと、途端に商材さえ手抜きがあるんじゃないか・・と思えてしまうんです。

料理店だろうが喫茶店だろうが何だろうが、商品を売る為のセンスというんですかね、
どうやって客に気持ちよく消費してもらい、1の商品が1.5に、2に昇華させられるかは
センスに掛かってくると思うんです。そのセンスを構成する一つの音楽ってのは、
意外にも大きいということをどれだけ今の商売人が理解してるか・・。

翻って本件・・。あるNY在住のジャーナリストによれば、
龍一氏は自身と仕事を共にするプロデューサーらと店を何度か訪れ、
カウンターやテーブルの素材、壁や装飾、照明具合等を念入りにリサーチし、
記事中にあるように少なくとも5セット以上の草案を作成したとのこと。

奇才の音楽家だからこそ・・とも言えますが、しかしてそれほどまでに
この店の料理がえらくお気に入りだったことの証でもあって、
美味しい料理をより美味しくいただきたいという欲求が、
そうさせたということなんでしょう。
個人的にはこの話、非常に好意的に感じましたね。

一方では、じゃあその前は一体どんな音楽をかけてたのかと、
逆に妙な好奇心も湧きますし、文中にある「ひどいブラジルのポップミュージックと
古いアメリカの民族音楽などが混ざり合ったもの」って具体的には、みたいな(笑)

そうそう、そんでもって肝心のプレイリストですが・・
無料視聴出来る配信サイト「Spotify」でリストが公開、視聴出来ます。
事前登録さえされていれば、以下の別記事中にある貼り付けプレイヤーで直ぐ聞けます。

なるほど聞いていると、龍一氏らしいセンスだなあと思いますし、
ジャズナンバーにしてもビル・エバンス等の有名どころもチラホラあるものの、
メジャーで無難な楽曲ではなく、変化球な所を巧みにチョイス。
全体通して浮かび上がる印象は、やはり相当手が込んでるなあという感じ。

こうなると、実際の店がどういう感じなんだろうと逆に興味が湧きますねぇ。。
訪れてみたいけど、簡単に行けないというのと、単価も相当お高いようなので・・(笑)

(以下、プレイリスト付きの別記事です)
https://www.arban-mag.com/article/21279
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年08月03日 04:35
    蕎麦屋は無音でお願いします

mixiユーザー

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