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2018年05月20日17:03

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質実剛健な優等生。

あらぁ・・・
先般のスペシャルウィークに続き、か・・なんか凄くヘビーだなぁ・・。

サンデー系が絶頂期にあって、オペラハウス系からか、
スマートとかキレとか鮮烈とか、そういうのとはちょっと対極的で、
重厚で骨太・・でもボッテリとかそういうのじゃない、優等生的なクールさが
全面に満ち溢れる、何とも小憎らしいほどの風格がありましたねぇ。

上がり3ハロンがどうだとか、ラップタイムがどうだとかそういうレベルで語るには
何だか陳腐な気分にさえなってしまうかのような、そんな別格性。
個人的に「オペラオー」のオーは「王」という強いイメージがいつもあり。

重たい馬場での走りを含めて、全体的に野武士のような印象さえ抱きがちな所、
その実「貴族的な優雅さ」を持ち、そして利口だった・・
和田君だったか、自分でベストコースを選んで突き抜けたとか言ってたのは、
後になってやっぱ本当だったんだなぁと大いに納得させられたっけ。

だけど・・
穴党な自分としては、オペラオーが破竹の勢いを続けた頃から最後まで、
当然ながら一度も馬券のお世話になったことがないし、最後の最後まで
微塵も良き思い出がなかった(笑)。

毎度毎度、メイショウドトウと殆どワンツー決着ばっかで、1着と2着の順位が
変わるだけで、ギャンブル要素としてはちーっとも面白くなく、
「またこの二頭かよぉぉぉぉ!!」というおんなじ言葉しか出なかった(涙)。

「いい加減、もうワンツーはないだろう」というものだけを信じ、
毎度毎度この二頭を外した馬券に固執。そして両馬共に引退を発表した最後の有馬記念。
新聞をどの角度からどう観ても、幾ら当時「引退馬は馬券的に危うい」という言説に
翻弄されそうになったとしても、最後の最後に二頭が馬券圏外に・・なんてことは
もう流石に思えなくなってしまい。

「ここまでワンツーの強さ見せられて、最後だけ綺麗に揃って飛ぶなんてなぁ・・」
ご指名穴馬と二頭の何れかを繋げた馬券で勝負。
結果、二頭とも4着5着というセットで綺麗に飛んじゃった(大笑)
最後の最後にようやく買ってあげたこの馬の馬券、ものの見事にそっぽ向かれた(笑)
「おいいいいい!!!ふざけんなあああああ!!!」でしたね(笑)

それはそうと・・
主戦ジョッキーの和田君も、この馬のおかげで相当助けられたことでしょうなぁ。
んなことは今更殊更御本人はわかってるだろうし、きっと色んな呪縛やプレッシャーも
後に随分抱えたんでしょう。

こうした感慨やら何やらをベースに、感情要素を持って馬券購入しちゃいかんと、
そういう癖は随分前に修正したはずも、この報が影響してかオークスで
“オールフォーラウ”追加してしまったじゃないか。言わんこっちゃない衝撃
(そしたら最終レースでちゃっかり和田君勝ってるしあせあせ(飛び散る汗)

和田君はともかく・・。
良い思い出は何一つないオペラオーだったけど、骨太な優等生っぷり、
どんなレース展開でも着実に勝ち負けに持ってくる、その天性の素質は
他に思い当たる馬がいないかな。

社台系特有の華はないのに、何故か地味臭くは全然ない。
「質実剛健」。二着に負けたとしても、負けた感じがしない。

あ、この馬。
こういう骨太なタイプなのに、利口さから来ているのか凄く目が澄んでいて、
競走馬として瞳の可愛い、綺麗な馬という印象を持った初めての馬かもしれない。

そう考えると、引退後ののんびりした姿を一度でも眺めてみたかったな・・

心より冥福を祈ります・・。

■競馬のテイエムオペラオーが急死 賞金王、殿堂入り
(朝日新聞デジタル - 05月20日 15:23)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5118878
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