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2017年04月22日19:37

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何処に落とし所を見出すか・・

もう随分前にもなるけども、とある地方にある某市で野外ライヴを敢行していた時・・。

まだ今ほど野外公園の“市民権”はそれほどでもなく、騒音を始めとした
各種の弊害事情について、市行政側とあれこれ協議を重ねたことを思い出す。

当時どうだったかな・・騒音規制条例を前提にして、欠陥がないかどうか調整してたけども、
確か夜8時か9時以降の音出しは禁止・・ってな具合だったかと。
なので逆算的に何時スタートなら収まるのかが自動的に決まり、
全体の構成もそれに沿って決められゆくものだけど、当然の如く
イレギュラーな出来事によって多少の時間的ズレも生じてしまう可能性はあるので、
その辺を含みおきさせつつ、どう理解と許容してもらうかが鍵になる・・と。

その催事にあたっては、実施概要として「地域振興策」という名目が背景にあったために、
行政に拠る市民側へのアプローチも協力要請も、相当程度に渡って浸透している・・
という実感にあったし事実としてそうだったので、実際にあったイレギュラーな状態では、
実施箇所〜周辺地域が低い山間部にあるような特性だったゆえ、反響に拠る拡幅で
尚のこと騒音における感覚はそれなりにキツかったと感じた人は少なくなかったと思うけど、
特段大きな支障も苦情的なことにも至らなかったのは、やはり振興策と共に
行政に拠る事前の協力要請が隅々まで行き渡っていた証左なんだろうなと。

あの当時と今とで事情は少し異なるだろうけども、その辺りをどう考えるか・・。

件の催事は、特段の何かスペシャリティーなものでもないだろうから、
周辺住民への理解を求める動機としては少々弱い。

そういう中にあって、経済活動や多くのニーズがあるからという理屈、
あるいは潜在的に多様なニーズと伴う弊害が有り得るその地に住んだのだから、
文句を言う資格はない・・とするような論理が通る、または通そうとした時に、
果たしてそれは適切なことなのかどうか・・。

多様性にある人間の数が多ければ多いほど甘受すべきことと、
反対に一定程度の線引きもやはり必要となる。
その整合性や落とし所を何処に求めるのかであって、何れかが一方的に正当性を持つものでも、
持たせるべきものでもないわけで・・。

その点で記事にあるように、行政側らによる事前周知の部分にやはり不足があった・・
という以外にはないのだろうし、時代性や伴う環境要件等の変化により、
周知〜理解を求める為の方策は、否応なく改善するしかないのだろうねぇ。
まぁ、ある程度行っていたことは一つ理解してあげねばならないことだろう。

一方で、これからの季節・・とりわけ野外催事が集中する夏場に至っては、
窓を開ける頻度が高まることと、夏場特有による雲底の低さによって
音の増幅度が増していく傾向にあるので、主催側はもとより実施当地の行政サイドとしても、
そこら辺の前知識をきちんと持っておくべきと思うところ。。


■ももクロ「爆音」野外ライブに苦情殺到…野外ライブの騒音はどう規制されている?
(弁護士ドットコム - 04月22日 10:33)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=4540030
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