mixiユーザー(id:13658569)

2017年04月21日20:45

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これはちょっと感心しない・・。

以前もこの件についてはだいぶ触れたけども・・。

行政・司法方面にアプローチし、何らかの法的枠組みを構築してもらう・・
という点で、ずっと前からその必要性を唱えていたため、一歩踏み出した事自体は
相応に評価するも、『ライブ・エンタテインメント議員連盟』って触れ込みに愕然としたかな。

この内容の詳細まで見えないものの、“政治家のみ”に懇願しているとすれば、
今後の成り行きを考えると決して良いこととはいえない・・と。

つまり、場合によって音楽文化が「政治に取り込まれる」という様相を何処かに呈する、
政治力学がエンタメ事業のどこかしかに介在してしまう・・という、
本来あってはならない有り様に変質してしまう懸念や危険性を感じてしまうわけで。

その意味で言えば、本当ならば「司法」の領域・・即ち法曹界を主体にしつつ、
政治家の入る隙間やポジショニングというのは脇の方で、
必要最小限の状態にしておかないといけないはず。

少し前にあった「演歌議連」なるものもそうだったが、
大衆音楽や文化の分野というのは、出来るだけ政治や権力と遠い位置になければ
理想的な育まれ方や普及には至らないものであって、広く歴史の隅々を観れば
それを指し示す事例は少なからずあったわけで・・。

当初から政治権力へ主に委ねるような格好になれば、斬新な事業展開や思案を
常々要するこの分野にあって、時に公権側に“お伺い”を立てねばならないかのような
状況が生まれる、あるいは「頭が上がらない」かのような下地を作ってしまう恐れがあると。

如何なる状況下であっても、大衆文化事業の中に
政治権力が介入する余地というのを講じてはならないのであり。

展開や成り行きによって、どこかの段階で政治力が必要になることはあろうものの、
とはいえ、政治権力に阿るようなスタートを切ったというのは感心しないねぇ。

下手すると、日本のライヴエンタメ事業や音楽文化全体が、
いつか気がついた時には縮こまった状態に“実質低下”してしまうかもしれない。

いかんよ、こりゃあいかん・・・。


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http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=4539041
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