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2017年04月07日15:20

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この“美談”の表と裏。

この件については、二つの全く別な視点で観ておく必要があると思っているが。

一つ目は、この内容自体の是非。

昨今の世界的なムーヴメント(という言い方は本来正しくないが)と、
伴う日本での同性婚等の動きを合わせ鑑みた時、子供が欲しくなるというのは
至極当然・・というか、欲求が出て来ても特段おかしくはないだろう、と。

その意味で、この欲求を認めないとか、違和感を感じることは、
即ちまだ依然としてLGBTや同性愛等への根源的理解が出来ていない・・
あるいはどこかで“否定”している、ということでもある、と。

無論、近代社会の今、ようやく始まった初期過程ゆえに、
社会広範にまで理解が浸透するにはまだ至っていないので、
その段階での違和感なり抵抗感なりを感じるのは無理もないが・・。

まあ多くの声にもあるように、きちんとその子供と話し合い、
相応の態勢でもってして、親となる側との意思疎通や、
子供との充分な理解と納得が得られるのなら、「幸福の模索と追求」という概念では、
寧ろ積極的に後押しする社会であることが、ひいては当事者以外の第三者・・
即ち社会全般にとっての「柔軟な思考力」や
「柔軟な精神性」を育む良い材料でもあると思うわけで。

長らく続いた習慣や通念みたいなものは、人類や国の長い歴史をつぶさにみていけば、
必ずや大なり小なり時々で変化をしているものであり。
その「変化」に沿って観るならば、このような動きもまさに今その時である・・
というだけのこととも言えるわけで。

簡単に言えば「最初は何だってそれなりに抵抗や違和感が生じるもの」であって、
何れ常識化されていくもの。またその先々で、時々の時代性や社会性の中で洗練され、
マイナーチェンジを繰り返しながら形成されゆくもの・・と。

朧気ながら、いつぞや偶然に見たテレビ番組にて、外国での同様のケースを
追ったのを観たけど、それによれば親側は勿論のこと、子供も大変ハッピーであることが
描写されていたけども。やはりそれには、周囲の暖かく見守り支援する環境が鍵で、
それなくしては幸福感が満たされないということを、よく映し出していたっけ。

その点では日本でも同様。地域社会とは、分断ではなく融合することで発展する・・
という原点に立つならば、まさしく“多様性”をどう考えるかについて、
この件は一つ指し示しているのではないかと思う次第。

さて、二つ目。。

大阪市のこの吉村市長による言質。
表面的には大変美しいというか、聡明性すら滲ませそれに感銘を受ける向きが多くあろうが・・。
確かにそれ自体を否定するものはなく、無闇な批判は別な影響や不利益を生ずるものの・・。

しかし多方で透かし見なければいけないことがある。
なぜ今このタイミングで、市長がこの件を事実上、唐突に持ち出したか、だ。

まさしく、現在大阪は森友疑惑にて、実に訝しくも真っ黒な実態を
暴かれようとしているさなかにある。とりわけ、森友問題の根源にある一つには、
「子供教育」や「育児」等に跨るものが大きく存在し、ひいては塚本幼稚園にある教育実態と、
それを受けての世論に拠る批判や困惑が蔓延している状態にある。

つまり、塚本幼稚園の一件で、大阪行政にある広範な教育分野での「大汚点」が露呈した今、
是が非でもそれを払拭しつつ、行政への疑惑全体から世間の目を少しでも遠ざける、
少しでも薄める必要性があったからであり、この養育里親認可措置はまさに、
その「道具」として活用した・・とみていい。

そして、元来数々の規制緩和策を講ぜんとし、そのうちの一つとして森友学園による
私学認可基準の緩和があったわけで、その「教育環境の緩和策」も大阪行政・・
即ち「大阪維新」の重要政策である以上、里親認可の件で整合性を取ろうという意思が
透けて見える。

この方策を、もしも大阪自体が、元々本気で以前から取り組んでいたものだった・・
とするならば、その取り組みについてはもっと前から表出していて不思議ないはずだが、
ここへ来ての動きを前にして『これがニュースにならないのが本来の姿』等という、
さももっともらしい物言いは、実に珍妙な光景として受け止めねばなるまい。

というよりも、親のない不幸な子供への救済策・・という姿勢にあるならば、
では何故に、塚本幼稚園にあった「園児への虐待行為」に対する、保護者らによる
かつての複数陳情について、大阪行政はことごとく無視して来たのか?
何故にそれを受けて幼稚園に対する調査や指導なりを行って来なかったのか?だ。

無論、塚本幼稚園での一件は、この里親云々とは異なるものである。
とはいえ、子供や教育全般に対する、大阪行政の“器の大きさ”を謳うのならば、
そもそもなぜあのような幼稚園〜小学校の認可にまでトントン拍子で及んだのか・・だ。

そこが最も問われているのであり、この里親認可における美辞麗句に騙されてはいけない。。


■「里親が性的少数者かどうかは関係ない」「これがニュースにならないのが本来の姿」吉村大阪市長 男性カップル里親認定で
(産経新聞 - 04月06日 20:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=4515559
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