思い返すと、久しく音楽系のものから遠ざかってるなぁってことに気づきました。
まぁ、それだけ世の中の混沌っぷりに翻弄されていた・・ってことでもありますけど・・。
音楽が身体から、感覚から抜けるとやはりダメダメになるなあと改めて思う次第であります。
ってことで、いよいよ夏到来、サマーソングなんぞを。
表題「Summer Without You」。
2000年に、フィリピンのシンガー「Chad Borja」という人がリリースした、
AORフィーリング溢れる極上のアルバムに収録されていた美メロチューン。
何とも爽やかで、うっとり来てしまう旋律と音の世界。
東南アジア系よろしく、ほんのりとブラックアーバンな歌声だけど決して暑苦しくない、
そこはやはり海洋国家出身だけあるなあと。
デュエットのスタイルで、 Kuh Ledesmaという多分同じ国の女性シンガーとマイクを取ってますが、
この方もやはりR&Bシンガー風味がほんのり漂いますけど、彼女もChad同様、
ソウルの脂っこさはなく、バネッサ・ウィリアムスのような気品漂うサラリとした歌声。
楽曲はあのLani Hallが作成、アレンジが日系フュージョンアーティストの
Yutaka(横倉裕)による、最高のトロピカルナンバーであります。
旋律の素晴らしさはもちろん、ストリングスがグッと盛り上げる絶妙な構成。
夏の海辺で利くには最高のナンバーで、個人的な定番曲でもあります。
爽やかな潮風を今夜。。
で、おまけというか、番外。。(笑)
なんとこの曲、その前の89年に、女優の“岡倉長子”こと、藤田朋子が自身のアルバムで
ご披露なさっていたんですねえ。これ、後で知ったんでありますが・・
やはりYutakaがプロデュースしており、上のナンバーと殆どサウンドは一緒ですが、
朋子嬢の歌声がこれまたグッド!! 英語の発音も中々で、 Kuh Ledesmaと比べても
特段の遜色が無いぐらい、実に爽やかなサウンドとフィットしています。
彼女、元々歌はイケる口だというのは知る人ぞ知る・・という感じでしたけど、
ここまで爽やかなポップスに嵌まるとは、実に驚いたもんです。
個人的に結構好きな女優さんだったりしたんですが、
この歌声で尚魅了されましたであります。。
では、彼女のバージョンを。。
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