なんだなんだ!?なんなんだ!?これ・・・。
この情報は「政府関係者」から、あるいは「宮内庁の関係者」から・・とされている。
一方宮内庁No.2からは「一切を否定している」というじゃないか。
本来は、宮内庁長官から公式に出されて初めてあれこれと語られるべきなもの。
なぜ、皇室〜宮内庁という厳格であるはずの機関から出されずに、
こうして「リーク」のような格好となるのか。
しかも内容は相当重要なものであるはずにもかかわらず・・
元来天皇は憲法上、政治的な存在ではないが、このような格好で混乱が及び、
マスコミが大きく扱う流れとなればそれ即ち「政治的」となる。
現時点での雰囲気は、「ご公務も過重だったし、ご高齢もある。これ以上は酷。」
「十分過ぎるほどお勤めになられたし、ここらで譲られるのは必然だ」というところか・・
そして「天皇陛下のご意志だ」というのであれば、国民世論は特段の反発も抱かず、
寧ろ好意的に受け入れるのも自然な流れでもある。
しかし・・。
このことを「政治的に利用する者」がいるとすれば、または何らかの政治的意図が
背景に介在しているのだとすれば、これは極めて危険な流れではないか!?
しかも、タイミング的に参院選が終わった直後だ。ここに何を観るか・・。
ここまで最も平和的スタンスで地道に務めて来られた今上天皇・・。
とりわけ昨今は、現政治にある、漂う危険性について間接的に釘を刺すかのような、
巧妙なメッセージ性まで発している。
これを良しとしない勢力がいることはもはや明らかであり、
他方でこの参院選の結果を受けて、何らかのバイアスが掛る可能性は十分有り得る。
それとは逆に・・。
その平和主義のスタンスにある今上天皇だからこそ、
昨今の空気と参院選の結果を前に、憲法改正論議や手続きを大きく遅らせるかのように、
あるいは皇室典範と憲法の関連性まで含め、静かなる抵抗として
ご高齢であることを被せてのこと・・という見方も出来る。
但し、情報源が「政府関係者」であったとするならば、
今の時点ではどっちにせよ実に好ましくない・・というより、寧ろあるまじき状態ではないのか。
先ほどの報道では、明日宮内庁からの定例会見が予定されているようで、
もしもこの件に触れなかったとしても、必ずやメディア側から質問が出されるのは必至だ。
その時の発表やコメントを見ない限り一喜一憂すべきではないだろうし、
このタイミングで流れたことの意味について、よほど引いて見なければならないだろう。。
■【速報】天皇陛下「生前退位」の意向を示される。内外にお気持ち表明検討
(まぐまぐニュース! - 07月13日 19:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=240&from=diary&id=4092012
>こうして「リーク」のような格好となるのか。
今は、公式発表前にプロセスを知ってもらうため、もしくは重大発表におけるショックを和らげるためにオフレコ取材があります。日本の場合、オフレコ取材というのは、多くの場合、発言元を特定されないように報道してください、という意味です。関係者によると・・・という言い方ですね(本当に報道不可の場合は完全オフレコと指示されますが取材していた全社の合意が必要になります)。 よくテレビでみる記者会見の後に、オフレコ懇談会があったりします。少し前は記者クラブに入っていないメディア限定オフレコ懇談会をしてくれた大臣もいました。
たぶんですが、これは政治関係者の懇談会発言だと思います。個人的には宮内庁というのは写真1枚にしても許可が必要なほど情報統制が厳しく、ほぼすべての大手報道メディアは否定的な意見報道はおろか、確認さえできないでしょう。 そういう意味では宮内庁情報がオフレコで出てきたことは良い動きだと思います。 (この記事を読む限り「宮内庁の関係者に示されている」情報を出したのは宮内庁関係者ではない気がします)。