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2016年07月03日01:19

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堂々とする方が痴漢を招かないかも・・

うーむ・・。難しい問題である・・。

コンサートでの場内警備は、第一義的には「事故防止」にある。
座席がある場合は、指定席から離れて前へ詰め寄り将棋倒しになることを防ぐこと。

座席がないスタンディングや、こうしたフェスのようなブロック区分にある場合、
これもやはり将棋倒しや圧迫による事故を防止すること。

座席がある場合は、後ろの観客が座席を乗り越えて、または通路を突進して前へ出ないよう、
抑止することによって事故はほぼ防止出来るが、座席がない場合はどうしても危険性が増す。

なので、ブロック内の定員を可能な限り減らすか、一定間隔でバリケードを配し、
圧迫を防止するなどの措置が慣例。

そうなると、一列毎にバリケードを配するわけにはいかないので、
どうしたって後ろの客との「密接」は発生する。これは電車内と同じ理屈。

その中で、「痴漢行為」をどうやって防ぐ・対処するかは、警備の本分が
事故防止に傾倒される限り、極めて難しいこととなる。
大半はアルバイトスタッフらを起用しているので、一人で二つ三つと業務を抱えさせることが
困難であり、警備事態が労力のいる作業なために、余裕がある状況下でないと
とても痴漢にまで目を配らせることは難しい。

そうなると、社員スタッフらの責任ある、フリーで動く少ない者でしか対応が出来ない。
が、数が少ない上に、前方等の特定範囲だけを管理しているわけじゃないので、
尚更「直接現場」には対応が出来難い。
警察が現行犯を中心でしか基本的に検挙し難いように、スタッフも同様だ。

アリーナやスタジアムを含め、フェス形式の特殊ライヴの場合、
所轄の警察に事前の計画書を申請するのに合わせ、「雑踏警備依頼」という形で
当日警察官を数名派遣してもらうことが多い。

基本的には計画書通りに実行されているかをチェックする役目として来場するが、
あまり首を突っ込み過ぎると何かトラブルが起きた場合、行政責任となる場合があるので、
事実上「居るだけ」・・制服警察官がこの場にいますよ・・ということを誇示するだけでもある。

但し、場内での軽犯罪や事故などが起きた場合、対処する責務は元々負っており、
痴漢行為はまさしく「軽犯罪」。詳細はスタッフではなく警察の業務であり、
スタッフが発見や客からの申告を受けた場合、内容によって警察へと引き継ぐものである。

とすると、ワンクッション、ヘタすると2クッション置かれることとなるので、
尚のこと痴漢行為の特定や認定がし難くなってしまう。(この辺は電車内とも類似している)
つまり、執拗な行為、並びに「明らかな」行為と認められない限り、
痴漢だと当人が思ったとしても、立証や防止そのものが難しいということは、
女性の観客は最初から肝に銘じておかねばならないでしょう。

まぁ・・時代や社会性の変化でデリケートになっていることと、
極力その社会性に合わせた運営を行うことは主催側に求められるものではあるものの、
例えスタッフを増やした所で、ライヴの環境要件が変えられ難い性質にある以上、
望まれるような体制は取りづらい・・ということは、好む好まざるにかかわらず、
踏まえておくべきでもありましょうね。

自己防衛対策を講じても、それでも悪質な行為が減らない場合、
改めて対策を考慮することになるでしょうが、その中で記事にある「女性専用エリア」が、
果たして多くの女性に求められるのかどうか・・

当該催しが、どれほどの客層で、どれほどの男女比にあるか・・
密接度が高くなるであろう、前方エリアの前売りには、
どれほどの年齢層や男女構成比にあるか・・それによって施す対策にも
幅が出るものでもあるので、最初から女性専用エリアを設けても、
そこのニーズが実際には、発売後にはあまりなく、「スカスカな状態」が出来てしまう場合、
全体のエリアを満遍なく埋めたい意思にある主催プロモーターに取っては
実に「取りたくない施策」でもあるはず。

では、両端のなるべく目立ち難い場所に設置した場合、当該エリアを希望した観客には、
「端である」ことについての不公平感さえ噴出させてしまう恐れもあるわけで・・。

「痴漢の回避=安心して観覧する」という価値と、
「前方の見やすい場所」という価値の両方を求めることは、
こうなると自ずと無理難題となるわけで、となると「どちらか」を選択させることとなる。
果たしてこれで、容易に選択させることが可能なのかどうか・・

野外ライヴは、演者の知名度や人気度合いもさることながら、
単発複合フェスという独特の性質が集客の動機として背景にある以上、
ある種の「開放感」が何らかの要因で削がれることは、それだけで野外フェスとしての
魅力や本分が損なわれることでもある。

それは観客全体はおろか、券売し運営する主催プロモーターとしても、
実のところ取りたくない制限手段でもある・・と思われます。

そういやあ思い出すのが・・

その昔、とある野外フェスにて、飲酒OKな中前方に居た女性は、
持ち込んだラム酒をストレートでラッパ飲みし続け、ハイテンションでトップレスになり
堂々と「ブンブン振り回し」続けておりました(笑)

ステージ演者は皆外国人アーティストで、楽屋ではそれなりには
話の種になってましたが、それでも外国なら時々あり得ることなので、
それほどでもなく・・。

寧ろ観客の方が盛り上がってはいましたが、しかしそれも最初だけ。
そのうち女性の周囲には誰も寄り付かない状態に・・(笑)
あからさまに見せつけられると、逆に引くものでもあるんだなあと思ったもんです。

痴漢とか何とかは、恥ずかしがったりおとなしかったりする人を好んでターゲットにするもので、
この女性のように・・とまでは行かずとも、堂々としているシグナルをバンバン発してる方が
痴漢に遭わないかもしれません。。(笑)


■苦肉の策も…夏フェス、痴漢から「薄着女性」をどう守る?
(dot. - 07月02日 16:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4073538
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