mixiユーザー(id:13658569)

2015年08月08日17:54

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既に実質的には始まっている。

以前にもこの件について触れて来たが、新たな史実も付け加え再掲する。

原文より抜粋。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1944713706&owner_id=13658569
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「(徴兵制は)明確な憲法違反であり、導入はまったくありえない」

以前にも触れて来たが、これの大いなるまやかし・・。

「軍事だけ」しか観ていないウヨや軍事脳による、
『高度な技術を要する近代兵器主流にあって、昔のような徴兵はあり得ない』という論。

極めて局地的、最前線の戦闘現場にピンスポットを当てればそうなる。
ところがだ。法案主体に見られる『後方支援』という観点で観る必要がある。

後方支援=兵站ということは結構浸透して来たであろうが、
兵站活動こそ近代兵器の技術面というハードルを大きく下げる要素であることに、
政治家は勿論、軍事専門家すらあまり触れていない。

兵站は大雑把に言えば『輸送』だ。陸上であれば陸送、海上であれば海上輸送。
陸自の輸送部隊を観れば、平時からトラック等の車両輸送が主体だ。
つまり、4t以上の車両を転がせる能力さえあれば、現場では大いに重宝される。
当然軍事物資の扱いは専門的要素は少なからず付随するものの、
特段の大きな難易性は低く、その為の知識取得は割と容易。
また、橋梁設置や各種土木環境構築なら、ユンボやブル、クレーン等の重機免許保持者、
土木関係の知識を所持していれば大いに役立つ。

他方の海上輸送。
こちらも日常の活動を観ればわかるが、入出港周辺の業務には、
民間の力を借りているケースが少なくない。
即ち港湾業務や港湾知識を持つ者は大いに重宝される。

陸上同様、輸送現場では付き物の「コンテナ」「パレット」の捌き。
フォークリフト1台回せれば相当な「兵力」となり、これは空自の輸送場面でも同じだ。
その他船舶の取り扱いや補助・荷役業務、民間輸送における船乗り等は持ってこいである。

それ以外にも、IT関連のシステム構築に長けたシステムエンジニア、無線技術、修理・補修、
車両・船舶のメンテナンスや部品供給、医療関係従事者や経験者、
果ては調理技術者など幅広い分野にまで兵站は含まれる。

現状それらの多くは自衛隊員、あるいはそれに近い従事者となっているが、
最前線にて隊員らの損失が発生していけば、補充は後方支援の部隊の中から
元々の隊員が順に繰り上がっていくのが必然的な流れだろう。
そうなれば益々民間の能力は必須の度が高まり、その中で前線に近い分野に属する者は、
簡単な銃器等の扱いを否応なしに受けていくこととなる。

これ即ち『民間徴用』であり、類する企業体への“協力要請”という名の
意味合いに、政治はあくまで「民間協力」というマイルドなニュアンスを全面に出すであろうが、
実態としては限りなく「徴兵」に近くなる。
何より、時代背景や各種要素の差はあれど、先の大戦時にはそのようにして
『国家総動員体制』を構築していったのだから。
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上記の見解は単なる憶測ではなく、実のところ既にもう実績は積み上げられており、
こうした「民間協力」という名の実質的兵站活動は、イラク特措法以来密かに進められている。

幾つかの内容が以下。

http://www.asiapress.org/apn/archives/2015/07/04110000.php

http://www.asiapress.org/apn/archives/2015/07/06105919.php

http://www.asiapress.org/apn/archives/2015/07/09142743.php

当時のイラクにおける自衛隊派遣は、名目上は「非戦闘地域」での復興活動であったが、
当時の「限定的状況下」でこのような活動が行われていたならば、
現法案を基にした展開が成されれば、上記のような民間徴用は更に拡大、
そのニーズが高まるのは必至で、その分の人員や資材提供は格段に進むであろうことは
容易に想像出来るだろう。

冒頭前段でも触れたように、徐々に危険性や危険地域の範囲が拡大し、
尚且つ既存兵站部隊の中から順次前線部隊へと繰り上がるとすれば、自ずと穴が開いた
兵站部隊への補充・補強が行われ、必要条件として最低限の武器携行、
または取り扱い・訓練は付随していくのが必然的流れ。

他方で、これも既に全国各地で未成年学生の情報収集、
苦学生への免除制度など、各種の実質徴兵システムの検討は始まっているわけで、
遠い将来の話でも何でもないのだ。

局地的最前線の場面ばかりに目を奪われていては、この問題の核心には届かないのである。


■安保法制 「徴兵制」は本当に将来導入されることはないのか?
(THE PAGE - 08月08日 15:20)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=3557122
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