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2015年08月02日18:04

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想像力の乏しさが、徴兵への認識をも低下させている安倍一派達。

またぞろ人生経験足らず、世間知らずの「坊っちゃん議員」のご登場、
しかも「神道なんちゃら」の金魚の糞・・ってところか。

どうにも安倍周辺、とりわけ若手と言われる連中は、文脈とか向こう側にある
真意というやつを読む、想像するという能力に著しく欠けていると言わざるを得ないですな。

「戦争に行きたくない→極端な利己的考え」
「戦争に行きたくない という主張はわがままの極み」

如何に表面的にしか読み取ることが出来ないかという典型。

“戦争に行きたくない”というのは=極めて狡猾な国策運営による政治の下、
理不尽に振り回されたくない、そのような形の下で大事な命を失いたくない・・ということだ。

まさにこれは戦前日本の体制や姿を重ね合わせたものであり、
今ある政権の姿や様々な経緯、日本会議らに見られる思想原理には
それがありありと映るからこそ強い危機感を抱き、よって掲げる文言に至っているということだ。

あくまでも“論理の上”だけで極論的に言うなれば、
健全で良好な国策運営を取っている国であるのなら、いざとなれば
大事な国体や国民生命、家族らを守るための決心すら付く、というもの。

「利己的」「我が儘」→これを上から唱える→即ち全体主義の様相、
これがある限り利口な国民、若者なら永遠にその決心などつかぬ、ということだ。

それ以上に、危機感を募らせる若者達による掲げた文言の向こう側、
その骨子にあるのは、最悪の状態に陥る全段階、
即ち『頭脳的で高度、優良な政治外交をせよ』ということである。

翻って今の政権による外交はどうか?
懸念とされる国とのまともで優良な外交など、何一つ出来てやいないに等しい。
この鬱積するストレスが、法案反対への間接的要因になっているということであり、
そこへの想像力が政権中枢は勿論、チルドレンとやらのコバンザメらにも
何ら持ち合わせていない。

だからゆえ、

〈戦争したくないなら国会周辺ではなく領海侵犯を繰り返す中国大使館前や
ミサイル実験を繰り返す北朝鮮朝鮮総連前で反戦の訴えをすべきだ〉

等という素っ頓狂で、稚拙なネトウヨ同類の浅はかな文言しか出て来ない。

肝心の政府や政治家がそれをやらないのに、一庶民らにこれを主張するという・・
はっきり言ってこれはその職務である政治家として、その任務を放り投げているのと同義である。

その放り投げている政治家に対し、若者らは怒っている・・という読解力がないわけだ。

一方・・。
記事にもある、この件。

「(徴兵制は)明確な憲法違反であり、導入はまったくありえない」

以前にも触れて来たが、これの大いなるまやかし・・。

「軍事だけ」しか観ていないウヨや軍事脳による、
『高度な技術を要する近代兵器主流にあって、昔のような徴兵はあり得ない』という論。

極めて局地的、最前線の戦闘現場にピンスポットを当てればそうなる。
ところがだ。法案主体に見られる『後方支援重視』という観点で観る必要がある。

後方支援=兵站ということは結構浸透して来たであろうが、
兵站活動こそ近代兵器の技術面というハードルを大きく下げる要素であることに、
政治家は勿論、軍事専門家すらあまり触れていない。

兵站は大雑把に言えば『輸送』だ。陸上であれば陸送、海上であれば海上輸送。
陸自の輸送部隊を観れば、平時からトラック等の車両輸送が主体だ。
つまり、4t以上の車両を転がせる能力さえあれば、現場では大いに重宝される。
当然軍事物資の扱いは専門的要素は少なからず付随するものの、
特段の大きな難易性は低く、その為の知識取得は割と容易。
また、橋梁設置や各種土木環境構築なら、ユンボやブル、クレーン等の重機免許保持者、
土木関係の知識を所持していれば大いに役立つ。

他方の海上輸送。
こちらも日常の活動を観ればわかるが、入出港周辺の業務には、
民間の力を借りているケースが少なくない。
即ち港湾業務や港湾知識を持つ者は大いに重宝される。

陸上同様、輸送現場では付き物の「コンテナ」「パレット」の捌き。
フォークリフト1台回せれば相当な「兵力」となり、これは空自の輸送場面でも同じだ。
その他船舶の取り扱いや補助業務、民間輸送における船乗り等は持ってこいである。

それ以外にも、IT関連のシステム構築に長けたシステムエンジニア、無線技術、修理・補修、
車両・船舶のメンテナンスや部品供給、医療関係従事者や経験者、
果ては調理技術者など幅広い分野にまで兵站は含まれる。

現状それらの多くは自衛隊員、あるいはそれに近い従事者となっているが、
最前線にて隊員らの損失が発生していけば、補充は後方支援の部隊の中から
元々の隊員が順に繰り上がっていくのが必然的な流れだろう。
そうなれば益々民間の能力は必須の度が高まり、その中で前線に近い分野に属する者は、
簡単な銃器等の扱いを否応なしに受けていくこととなる。

これ即ち『民間徴用』であり、類する企業体への“協力要請”という名の
意味合いに、政治はあくまで「民間協力」というマイルドなニュアンスを全面に出すであろうが、
実態としては限りなく「徴兵」に近くなる。
何より、時代背景や各種要素の差はあれど、先の大戦時にはそのようにして
『国家総動員体制』を構築していったのだから。

この部分に政治家や専門筋が気づいていない、近代兵器の理屈をを盾に
軽視しているのだとしたら極めて悪質であるし、わかっていてそれでも尚、
しきりに「最前線」の局地的場面に固執しているのだとしたら、
「危機管理の概念」という見地からしても極めて劣悪・・ということだ。


■安倍チルドレンが「『戦争に行きたくない』というのは自己中」とトンデモツイート!国のために戦えと?徴兵制はあり得ないはウソ?
(リテラ - 08月01日 21:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=209&from=diary&id=3545963
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