mixiユーザー(id:13658569)

2015年03月01日20:03

214 view

単なる推測にしか過ぎない

このスポーツライターとやら、古いなあ、考え方が。

前提として、ファンの意識が今の時代、どういう構成にあるかという精査が出来ていない。

持ち出すのは過去の、プロ野球が「花の時代」であり、
言ってみれば“昔は良かった・・”という回想に過ぎない。

予告先発制度が、実際各球団毎の動員成績や各種売り上げ、
各球団ファン毎の反応までつぶさに見ていかねばなるまいが、

>全試合予告先発制にしたことと観客動員アップのあいだに、相関関係は見られない。

“見られない”というのならそれなりに明確な材料がなくてはならないはずだが、
それが何ら示されていない。つまり、単なる個人的な「憶測」でしなかい。


この記事にある日ハムによる大谷投手の早々とした開幕指名。
結果として、ホーム開幕戦は即ソールドアウトになったのである。

ハムのホーム開幕戦、移転以来概ね満員御礼となることが多かったが、
ここ2年ほど陰りを見せ、ソールドアウトになっていなかった。
また、シーズン動員数も同様に、右肩上がりからやや下降を見せ始めていた。

更に、今季は人気の要であった稲葉や金子誠等のベテランが去り、
若手へガラリと変貌を遂げ、一抹の不安や先へのターニングポイントでもある中、
この瞬殺ソールドアウト状態である。
これはもろに大谷選手への期待と、チームに対する今シーズンへの期待の表れだ。
もし予告先発なしで売り出していれば、こんな状態になったかといえば、
近年の動向からしても確たるものはないのである。

一方、レギュラーシーズンはどうか・・。

予告先発が全ての動員の鍵ではないわけで、
ローテ投手全て同じ実力揃いでもないし、ましてや投手によって観戦を決めるという
理由が主体ではない以上、この予告先発と売り上げ・動員を語るには無理がある。

そんな中、かつてダルビッシュが在籍していた時代・・
先発投手によって観戦していたわけではないが、
予告先発にダルが上がっていれば、より観戦への意欲は沸いたのも事実だし、
本当は観戦予定がなかったものの、あるきっかけでたまたま球場の近くにいて、
時間が急に空いたので野球でも見に行くかどうか考えようとしていた時、
予告先発でダルが上がっていたためにすんなりと観戦を決めたこともある。

事実として、彼が登板する時は普段より確実に動員数は上がっていたのである。

もしこの記事にあるように、相関関係がないというのなら、
それは予告先発制度の問題ではなく、華のある選手、
見たいと思える選手がどれだけ居るか否かという問題だろう。

更には、その他の動員に向けた球団営業努力・能力の問題だ。

他方、見たいと思う選手が多ければ多いほど、予告先発制度に頼る必要もなくなるだろうし、
逆にその凹凸があるならば、むしろ予告先発によってより期待を事前に集め高める、
より確実に集客を上げることに寄与するはずだ。

「いつ行っても誰がマウンドに上がるかわからない」というのは、
昨今の時代で考えるなら、それは「不親切」なことだ。

推理する楽しみ、サプライズを完全に奪っている・・という層や数がどれほどいるのか・・!?
ある程度明確に示さねば、単なる推測に過ぎないし、
オールドファンやそれに伴う野球観を基軸にしてきたからこそ、
新しいファンが付いて来なかった、サッカーやその他の競技に客を奪われて来たという、
その背景がまるで解っていないか、まるで無視した論調としかいいようがない。


開幕投手の事前公表 ファンサービスといえるのか疑問の声も
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=3297318
5 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する