久々に『響け!ユーフォニアム』第一期第11回「おかえりオーディション」を視聴。
なんつーか、ここの描写が素晴らしくて語りたくなりましたw
香織と麗奈による再オーディションの場面で、原作小説だと久美子のモノローグで麗奈の演奏が高校生離れしたものだと語られるのですが、アニメでは久美子のモノローグの代わりに部員達の顔色が変わる事でその圧倒的な麗奈の演奏を表現しているのがうまい!特に優子は香織の演奏が負けている事実に既に泣きそうになります。ここ、大好き!
そしてまず香織の演奏について訊かれ、優子はもちろん、他数人が拍手をします。その中には部長である晴香も拍手していますが、あすかは拍手しません。
麗奈については、あれだけ圧倒的な差があったにも関わらず久美子と他は葉月くらい?拍手の音だけだと香織の方が多かったように感じました。
そこで、滝先生は全員の拍手によって決めると言っていたのに、拍手の数ではなく香織に直接訊きます。
「あなたがソロを吹きますか?」
そこで香織が
「ソロは、高坂さんが吹くべきだと思います」
と答えた事で決着となる!ここがまたイイ!!
この、拍手の数は香織の方が多かったが、滝先生の誘導と香織の返答によって麗奈に決まった展開が、私のイチ推しである久石奏ちゃんのエピソードにつながっていくところが最高です!!
そして滝先生が麗奈に向かって
「中世古さんではなく、あなたがソロを吹く」
と宣言するところ、ゾクッと来るのです!
こういうキャラクターの心情を細かい所作や表情で見せてくれるところ、京アニの凄いところですよね!
最近リミテッドアニメーションについて考えていて、それも一つの表現として優れているのだと思うようになったのですが、京アニのように映像ありきのアニメーション表現がやっぱり好きです!!
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