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2021年10月13日22:36

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【映画感想】ネバーセイ・ネバーアゲイン ('83)

ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを最後に演じた『ネバーセイ・ネバーアゲイン ('83)』を観ました。現在、アマプラでボンド映画全作配信中なのですが、イオン・プロ製作ではない『ネバーセイ・ネバーアゲイン』と『カジノ・ロワイヤル('67)』も配信してくれているのが実に嬉しいところ!

ご存知の通り、この『ネバーセイ・ネバーアゲイン』はアルバート・R・ブロッコリ率いるイオン・プロではなく、ジャック・シュワルツマンのタリア・プロが製作しております。ジャック・シュワルツマンとはあまり聞かない名前ですが、他にピーター・セラーズ主演の『チャンス('79)』なんかを製作していますね。監督は『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』のアーヴィン・カーシュナ−。MGMではなくワーナーから公開されています。

さっき観たばかりの『007 オクトパシー』とは同じ1983年の公開で、当時は『新旧ボンド対決!』と銘打ってかなり盛り上がったのを覚えています。

まだまだ子供だった当時の私の印象では、やはりロジャー・ムーアのボンドの方が面白く感じたものでした。やはりボンドと言えば軽快なアクションと秘密兵器でしたから『オクトパシー』の賑やかな楽しさを面白く感じたのだと思います。

実際、私がボンド映画の円盤で唯一所有してなかったのが『ネバーセイ・ネバーアゲイン』ですしね。ピーター・セラーズの『カジノ・ロワイヤル』のDVDですら所有していると言うのにw

そんな『ネバーセイ・ネバーアゲイン』ですが、今日、久しぶりに観てみたらなんか実に面白かったです。むしろ、この時代のイオン・プロが忘れてしまったものがそこにあると言う感じ。

なによりもショーン・コネリーの肉体的な説得力が素晴らしかった。冒頭から、かつてジェームズ・ボンドが活躍した60年代とは時代も移り変わり、ボンド自身も衰えて第一線での活躍の場を失いつつあると演出しておいて、世界の危機となると頼りになるのはかつての英雄ジェームズ・ボンドであり、老いては益々壮んなるべしな活躍を見せてくれるのが実に楽しい展開になっておりました。

すっかり見直してしまいましたよ!!
当時の興行的には『オクトパシー』に軍配が上がったようですが、なかなかどうして、旧来からのファンならば『ネバーセイ・ネバーアゲイン』は決して無視できるような存在ではないと再認識しました。
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