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2020年02月28日23:07

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【映画感想】グエムル-漢江の怪物- ('06)

実は、韓国映画はほとんど観た事が無かったのです。特に理由があるわけではないのですが、まず韓国ドラマの何とも言えないチープさがイメージ悪いのと、劇場作品もどこかガラの悪さを感じるところが多々あって、どうにも苦手意識が先に立っていたのです。

しかし、何と言っても外国語作品で史上初のアカデミー作品賞を受賞した『パラサイト』という作品があって、そのポン・ジュノ監督の作品を何か観てみようと思って観たのが、この『グエムル-漢江の怪物- ('06)』です。

実は、この作品を観る前に、職場の映画好きな人に韓国映画を観てないなんて信じられない!ポン・ジュノ監督の『グエムル』は怪獣映画だけど、ゴジラやガメラなんか目じゃない本当にスゴイ作品だ!!とめちゃくちゃ推されていたのです。私の正直な気持ちとしては「ゴジラはゴジラだし、ガメラはガメラじゃん。怪獣映画としてどうこうって方向で語る作品なのかな?」と半信半疑で観たところ…

うん、確かにゴジラやガメラと比較するような作品ではありませんでしたね!

というか、私が感じた率直な気持ちとしては、これは「怪獣映画」ではないなと言う事でした。
怪獣の存在は明らかに天災や人災、社会的圧力のメタファーであって、作品のテーマは「個人対国家」の対立であることを一番強く感じました。

映画作品としては実に面白かったです。同時に、私がイメージする韓国映画そのものという感じもありました。ほとんど観ていないのですが、予告や解説を観る限りこんなじゃないかな〜と思う韓国映画そのものなテーマが描かれているように感じたのです。

ただ、なんとなく避けていたのは勿体なかったなと思いましたので、まずはポン・ジュノ監督作品から、韓国映画も観てみようかと思いました。
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