ゴジラシリーズ第19作『ゴジラvsモスラ('92)』を観ました。『シン・ゴジラ』が塗り変えるまで歴代ゴジラ作品ではもっとも配給収入が多かった作品が、この『ゴジラvsモスラ』だったそうです。
まあ、分からないでもないです。やはり、なんのかんの言ってもモスラは人気ありますよ。個人的にはキングギドラの方が好きですが、なにしろキングギドラは悪い顔してますものね。モスラのは良いイメージがあります!
しかし、私にはこの作品を観るのはなかなか辛かったです!
冒頭の「インディアナジョーンズ」を極めて低いクオリティで丸パクリしたシーンであの「vsキングギドラ」の時の悪夢が蘇って、なかなか先に進む気になれなかったのです。
それでも、何度めかのトライでその場面を乗り越えると次に待っているのが主役の別所哲也とヒロイン小林聡美、村田雄浩の掛け合いです。この辺のドラマにもあまり観させてくれるものとは言えませんでした。早々にバトラが登場して、名古屋市街を蹂躙する特撮的な見せ場になって、ようやく気持ちが盛り上がってきました。
戦闘シーンは、なかなか良かったように思いました。セットも良かったし、実景との光学合成もまずまず。CGで無いのが良いですよね!
バトラはともかく、モスラが光線技を持っていたりあまりに好戦的なのはどうかな…と思わずにはいられませんでしたが、だから興醒めと言うほどの事もありませんでした。バトラのデザインがちょっと凶悪すぎないかな?とは思いましたけどねw
あと、虫たちのカラーリングが極彩色なのは、できればやめて欲しかったかもしれません。ちょっとオモチャっぽくなってしまった気が…まあ、この辺は好みですね。
モスラとバトラがメインだからか、ゴジラの出番が今回は少なかったのはご愛嬌ですかね。でも、みなとみらいで三つ巴の戦いになったのはなかなか見応えありました。
毎回、同じような事を言っている気がしますが、今回も特撮戦闘シーンは及第点をあげたいですが、ドラマ部分はもっと頑張って欲しいかな?と思います。特に、あの宇宙に飛び立つ結末は必要か?と疑問でなりませんでしたね。蛇足とはまさにこの事!!だったかと…
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