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2019年09月18日20:37

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【映画感想】荒鷲の要塞 ('68)

リチャード・バートン、クリント・イーストウッド主演の『荒鷲の要塞('68)』を観ました。この頃の戦争映画は子供の頃から一貫して好きです。

本作の脚本がアリステア・マクリーンと言うのもいいですね。私は若い頃には冒険小説が大好きで、アリステア・マクリーンの本もよく読みましたので、その名前を聞いただけもワクワクしてしまいます!

映画は、アクションシーンは実に良かった!今の時代では考えられないのですが、雪山の山麓の街ひとつを使ってオールロケで撮影されている迫力は素晴らしいものがありました。今回のテーマがドイツ軍の古城を改装した要塞で捕虜となっている米軍の将軍を救出する潜入ミッションであり、前半の潜入部分が地味な展開が続いていただけに、後半のアクションシーンのカタルシスは実に爽快でした。ここでのクリント・イーストウッドの活躍も、さすがマカロニウェスタンで人気者となって、最初の凱旋出演だけあると言うものです。

逆に、前半の潜入する部分の、いわゆる隠密活動の辺りはちょっとモタモタしている印象だったかもしれません。特に、色気たっぷりな美貌の二人の女優、メアリー・ユーアとイングリッド・ピットの役どころは都合良すぎないかな…と思わされたり、その他にもいろいろ、あれこれと、ごにょごにょ…

ただの印象かもしれませんが、アリステア・マクリーン原作の「ナバロンの要塞」「ナバロンの嵐」を観ていた時も、原作ではハラハラするような展開も、映像で観るとやけにご都合主義だったり、ありえなくない?と感じるような事があったのですよ。それが本作でもちょいちょいありましたね。リチャード・バートンが秘密を引き出すために、ドイツ軍将校を相手にブラフをかます場面とか…

でも、いかにも時代を感じさせる鷹揚さと言うか、豪華さ豊かさを感じさせる映像は最後まで楽しめました。上映時間が2時間半もあるのが難点かな?きっとテレビの洋画劇場だと適度にカットされてちょうどよいテンポだったかもしれません(笑)
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