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2019年10月15日00:37

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福島旅行記(23)

そのあと、案内人さんは私が仏像とか歴史とかが好きだと思ったので、それに合わせた所に連れて行ってくれました。ひっそりとした道端の片隅に石仏が並んでいる場所とか。小さなお寺の前方に石仏が並んでいる所とか。小さなお堂は中に入るのではなく外から拝観します。正面に大きな紐が垂れ下がっているものが多いです。石仏や小さなお堂を見ると、地元の人の日常的な信仰の場だということが感じられます。

それから緑の小山のあるところ。甲塚古墳(かぶとづかこふん)です。石城国造建許呂命(たけころのみこと)の墓だという言い伝えがありますが、確かなことはわかりません。本当に小さな山です。
国造は大和政権が定めた地方官で、養老年間にここに岩城国造が置かれました。当時の遺跡が周辺にあるそうです。

古墳の近くに大国魂神社があります。入り口には大きな杉のご神木があります。雷に当たって一部焼けていますが、堂々と立っています。
そこから階段をずーっと上がっていきます。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)で、大国主命ともいわれる神様です。延喜式に記載されている式内小社です。甲塚とつながりがあり、建許呂命が勧請したという言い伝えもあります。立派な拝殿があり、奥の方に鏡が祀ってあるのが見えます。

この日は夕方の飛行機で帰るので、昼過ぎにはいわきを出発しなくてはいけません。空港というと県庁所在地の福島市の近くにあると思って、計画時は先にいわきに行って、福島市を最後にしようと思っていたのですが、調べてみると空港は福島市の近くにはありません。リムジンバスを調べても、いわき発のルートは出てきますが、福島市発のルートは見つかりません。どうも福島空港は郡山の方が近いらしい。それでルートを逆にしました。しかし、いわきから空港までの直行便は9月で終了していて、郡山まで行ってそこで乗り換えます。

いわき駅前のバスターミナルで聞きますと、空港行きの切符はなくて、郡山行きに乗って、郡山で空港行きの切符を買ってくださいということでした。案内人さんに別れを告げてリムジンバスに乗りました。
郡山まで1時間40分。郡山から福島空港まで1時間45分。郡山から進んでいきますとだんだん山奥になっていきます。こんなところに空港が…?と思ったころに空港に着きました。
荷物は機内持ち込みにしようと思ったのですが、満席で機内の収納に限りがあるためできるだけ預けてくださいというアナウンスがあったので預けることにしました。たくさんの人が乗るんですね。会津若松の戊辰150年の紙袋を持った人も見かけました。会津観光をする人も多いのでしょうか。
飛行機は定時に出発して無事帰ってきました。

やっと旅行記が終わりました。ほとんど1年がかり…。
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