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2020年07月05日07:01

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デヴィッド・ギルモア氏、ニューシングル配信

デヴィッド・ギルモアが、5年ぶりとなる新曲「イエス・アイ・ハブ・ゴースツ」をデジタルリリースした。2015年『飛翔(Rattle That Lock)』以来となる新曲は、アコギによる哀愁のメロディ。また、デヴィッド・ギルモアの娘ロマニーの声とハープ演奏がフィーチャーされている。


同曲のインスピレーションとなったのは、ピンク・フロイドやソロ作の作詞を手掛け、彼の妻でもあるポリー・サムソンの新著『ア・シアター・フォー・ドリーマーズ』。「イエス・アイ・ハブ・ゴースツ」についてギルモアは語る。

「ロックダウンが始まった頃、ちょうどこの曲に取り組んでいたんだ。バッキング・シンガーたちとのセッションはキャンセルを余儀なくされたけど、蓋を開けてみれば解決策がまさにここにあったんだ。(娘の)ロマニーの声と僕の声とのブレンドにはこれ以上ないくらい満足している。それに娘のハープ演奏の美しさもまた新たな発見になった」

もともとこの曲は『ア・シアター・フォー・ドリーマーズ』のオーディオブックために作られた曲だった。歌詞を書いたポリー・サムソンは語る。

「この30年間ピンク・フロイドとデヴィッドのソロ・アルバムの曲を何度も書いてきたように、彼とコラボレートすることによって、文学と音楽の世界を引き合わせて聴くという体験を深めて、オーディエンスと今までになかった形で繋がることができるようになったわ。私たちの自宅スタジオで録音した作品が、温かく前向きにとらえてもらえること、そしてリスナーたちが私たちのクリエイティヴなコラボレーションの成果を楽しんでもらえることを願っています」

『ア・シアター・フォー・ドリーマーズ』は1960年のギリシャの牧歌的な島イドラを舞台に、25歳当時のレナード・コーエンや外国からやってきた自由奔放な詩人・画家・音楽家たちのコミュニティにおける、太陽の光をいっぱいに浴びた夢見心地な日々をとらえている。

英TIMES紙のレビューでは既に4つ星を獲得。「細かい言葉選びからギルモアの嘆くような歌い方、さらにはサムソンの詩との軽やかな調和、曲は(レナード)コーエンの領域にある」「切望的なヴァイオリン、マドリガル(叙情恋愛詩)のようなメロディ、内省の哀愁をつづった言葉は、この小説の世界観を見事に表現している。作家とミュージシャンのカップルはギルモアとサムソンを手本にすべきである」と評している。

コロナ・ウイルスのロックダウン前、デヴィッドとポリーは『ア・シアター・フォー・ドリーマーズ』を引っ提げて、言葉と音楽を融合させた短いツアーを行おうとしていた。残念ながら日程は2021年6月に延期を余儀なくされたが、デヴィッド・ギルモアのFacebook(https://www.facebook.com/davidgilmour/)では自宅より家族と一緒にリラックスした雰囲気でライヴやトークを披露する模様が公開されている。

新曲の公開に合わせて、娘のロマニーがハープを弾き、ギルモアがアコースティック・ギターで「イエス・アイ・ハブ・ゴースツ」を歌う微笑ましいライヴが配信されている(https://www.facebook.com/davidgilmour/videos/203969757543177/)。
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