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2020年05月27日15:06

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食べ過ぎに警鐘を鳴らす!「肉」

「キン肉肉肉2×9=18・・・」
キン肉マンのエンドテーマ「肉・2×9・Rock'n Roll」を口ずさみたくなるタイトルのこの映画。
タイトルだけだと、グルメリポートなのか、マニア向けAVなのか、何だか分かりませんが、実はホラー映画です。
またもやホラー映画で恐縮です。
しかもR18指定なのです。
2×9=18という事でこうなったのでしょうか。

DVDの売り文句が凄くて、うろ覚えですが「ラスト20分にはとんでもなく衝撃的で非倫理的なシーンがありますので、ショックで頭がどうにかなるかもしれないので、自己責任でお願いします。死んでも知らないよ!」みたいな事が書かれていました(多少盛りましたが、相当過剰な書き方なのは間違い無いです)。
こんな事を書かれていては、観ないわけにはいきません。

それにしても、タイトルの「肉」はどうなのか。
日本人には、この一文字にはどうしてもユーモラスさを感じてしまう気がします。
もちろん、これはキン肉マンの影響が大きく、幼い頃に教科書の偉人の額に「肉」と書いて喜んでいた愚かな時期が、誰にもあったのではないかと思います。
パッケージにはデカデカと「肉」の文字を掲げていますが、もうネタバレせずに興味を焚きつけるにはここまでしてやれ!というヤケクソ感が伝わります。

R18で、ホラーで、「肉」。
こうなると、勘が鈍くてもホラー好きであれば「ハハァ、これはアミン系かな」と思うはずです。
アミンと言っても、いつまでも待っている方ではなく、大統領の方です。
ネタバレしなくとも、分かる人にはキチンと伝わる事を考えると、悪くないタイトルなのかもしれません。
監督が知ったら怒るでしょうが・・・。

とにかく、元気にモリモリパクパクする映画を観て、元気をお裾分けしてもらいたい。
そんな気持ちでこの映画を観ると、数分で夢の中へ旅立つ事になると思います。
とにかく静かな映画なのです。
ある一家のお母さんが序盤で水たまりに落ちて死に、残された一家(お父さんと姉妹と幼い弟)のその後の数日を描く内容となっているのですが、不穏な空気はあるものの、ビックリやドッキリシーンは後半までほとんど無いのです。

前半で一家の秘密が明かされ、後半はその一家の辿る運命を描く事になります。
後半からはようやく話も盛り上がり始め、問題のラスト20分に至ります。
・・・至りますが、確かに凄く面白くはなるものの、特におぞましいシーンがあるわけではありません。
ラスト5分くらいでしょうか?
ようやく待ちに待った、バクバクアニマルなシーンが登場!
なんでそうなるの?と思いますが、これは愉快!
原題の「We Are What We Are」がここでバーンと出て欲しかったです。

煽り文句の様な派手なシーンはありませんし、気持ち悪くて観ていられない、という事はありません。
ただまあ、倫理的にはそうなるかも、という程度です。
僕も私も食べてみたい!という気持ちにはならない様な配慮は十二分にされていますので、問題無いと思います。
食べ過ぎって良く無いな、と思うはずですよ。

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