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2019年06月20日17:44

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日本の共和制について考えてみた。

空梅雨、太陽は燦燦、暑い。
地球温暖化は本当に温室効果ガスによるものか?という説がある。
平安時代は、温暖化ガスなどは今よりだいぶ少ないはずなのに、かなり平均気温は高かったらしい。

それはさておき。
いまの日本は天皇をトップとする君主制である。「君臨すれども統治せず」という形である。
いま世界中で、王制を取っているところはだいたいこの方式である。

君臨するだけならいらないじゃないか、という説もあるが、権力も権威も一つに集中するとろくなことにならない。
北朝鮮などは、権威も権力も集中させているため、金一族以外は困窮している。
そういう権威や権力を分散させるために、行政のトップより形式上偉い人がいる、という形式に落ち着いているのが、現在の君主制だろう。

王のいないアメリカやフランスは大統領制で、大統領に権力を集中させているが任期を決めている。任期の決まった独裁、というのが近いかもしれない。あと議会をブレーキ役としている。

ドイツやイタリアは、「君臨はするが統治はしない」大統領を置き、実質的には議会から選出された首相が行政のトップである。ただ、大統領は選挙後や内閣総辞職後の首相の指名等を行ったりしている。天皇と大統領という違いはあるが、日本に近い。

日本は今のところ何とか天皇制を維持しているが、今のままだと将来的には皇位継承者がいなくなる可能性は決して低くはない。
私は別に天皇制を否定しているわけではないが、天皇制が無くなった後のことを考えてみてもいいとは思っている。

私のいまの考えでは、天皇のいなくなった後の日本は共和制がふさわしいと思っている。
そしてアメリカ・フランス型ではなく、ドイツ・イタリア型の国家元首を選出して、首相は今まで通り議院内閣制が良いと考える。
明治以降(あるいは江戸時代の幕閣制も含めて)、統治しない君主と実質的統治をする行政のトップという形式が馴染んでいるようだからである。

そういう国の国家元首であるなら、なにもお金のかかる直接選挙で選出しなくても、現行制度をうまく利用すればいい。
私は、国家元首を参院議長にすればいいのではないかと思っている。

現在の参議院が「衆院のカーボンコピー」くらいのものでしかないのは、参院に独自性がないからである。
参院は任期が長く、解散がないので、政権と連動しやすい衆議院より安定している。政権責任者の首相を選出するのが衆議院であるなら、国家元首を選出するのが参議院であるという個性を持たせるのもよいと思う。

あと首相が自由に衆議院を解散できるという現状は、先進国としてはかなり珍しい強権的な制度である。
国家元首の参院議長には「衆院解散の差し戻し」権を持たせたら、権力バランスが良くなると考える。
内閣不信任案が可決して解散、を止めることはできないが、首相が何か適当な理由で安易に「国民の信を問う」という形で解散しようとした場合に、解散の必要が認められない場合に「解散をする必要はない」と解散に関する法令にサインせずに内閣に差し戻す権限である。(もちろん参院議長が勝手に衆院を解散させることはできない。あくまで内閣が出した解散を承認するかしないかの権限を持たせるということ)

参院議長には元首としての職務に専念させ、代わりに副議長を2人として今の議長職を行わせればいいのではないだろうか。

というのは、あくまでも私の勝手なアイデア。
当分は現行の天皇制でいいと思っている。
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