今朝、録画していたテレ東のガイヤの夜明けを観ていたら、プラスチックごみ問題2021という特集をやっていました。
オムニバスで2つの事例をやっていましたが、最初に出てきた京都府亀岡市の事例が面白かったです。
ガイヤの夜明け取材班は、亀岡市の職員の私と同じ年の53歳の担当課長を600日に渡り、密着取材していたとの事でした。
去年の緊急事態宣言後に、テイクアウト用のプラごみが増えて、どう減らしていくかも併せて対応に追われたようです。
亀岡市は保頭川という舟下りが有名な土地らしいのですが、景色がレジ袋等のプラごみだらけとなり、景観上も良くないとの事で、全国に先駆け、「レジ袋禁止条例」を施行することとなったようです。
そこで担当課長の山内氏が地元の人々や地元商店街の方々、商工会議所、市議会委員に説明して回ったのですが、商店街の方からは「レジ袋を禁止されると売上が落ちる」、コンビニのオーナーからは「アルバイトが精神的に疲れないか不安」等反対意見が続出し、「このままでは導入は困難か?」とも思ったそうです。
そこで山内氏は、毎日、通勤途上のプラごみを率先して拾ったり、買い物の際はマイバックを持参したりと率先垂範を心掛けながら、少しづつ理解を得ていったそうです。
その努力の甲斐あって、去年の市議会で「レジ袋禁止条例」が可決されたそうですが、実施は半年遅れの2021年の1/1にずれ込んだそうです。
また亀岡市は、山が多く、パラグライダーの聖地と呼ばれており、パラグライダーを安全の為に定期的に入れ替えるのですが、そのゴミを再利用し、「HOZUBAG」というプラスチック製のエコバックを考案し、東京銀座のロフトで試験販売を始めたとのことでした。売行きが好調なら全国に導入していきたいと言っていました。
もう一つの話題は、アメリカの「ROOP」という洗剤や調味料等の容器を独自に作り、洗って再利用することでプラスチックごみを減らす会社があるとの事でした。今はイオンにその専用コーナーがあり、買うと同時に容器を返却するシステムを取っているとの事でした。
どちらにしてもエコ活動を全国に広げようという試みがなかなかいいと思いました。
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