今朝、録画していたテレ東のガイヤの夜明けを観ていたら、小売りに便利なハイテク技術の特集をやっていました。
オムニバスで3つの事例を紹介していましたが、最初に出てきた、福岡市に本社があるスーパーの話が面白かったです。
トライアルは、1984年にPOSシステムを開発するIT関連会社としてスタートし、1992年にIT技術を駆使して小売業界に進出したとの事です。今では全国に250店舗展開する大型チェーンに成長しました。
創業家の2代目の永田氏が、アメリカに留学経験があり、「日本の小売は無理、無駄、ムラ」が多く、効率が悪いので、アメリカの大型スーパーを参考にした店を作りたい」と思って立ち上げたそうです。
今回、トライアルでは、地元福岡の店舗で「魔法のカート」と言われる、IT、AI技術をくした買物カートを導入して買物の効率化に成功したとの事です。
そのカートには、POSのレジスターが付いていて、自分で打ち込んで税込みでいくらかかったのかが一目でわかると同時に、肉を買うと一緒に使う調味料やビールも同時に提案する画面が出てくる事で、購買欲をそそるようになっているんだそうです。
その為、レジの清算が早く、15秒で出来るので、早く買物を済ませるだけでなく、密を避ける事も出来るので非常に使い勝手がいいんだそうです。
そこでこのカートを自社の他舗に導入するだけでなく、地元の北九州市のアルクという同業他社に売り込んで、導入が決まったそうです。
今、小売業も人手不足で人件費が高騰しているので、もはや自社だけの技術として門外不出にするのではなく、他社に売り込んで、小売業全体を盛り上げていこうという狙いです。
他には、配膳ロボや重い物を載せて一緒に運ぶロボットが登場する等、次世代の小売を垣間見れましたね。
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