昨日、録画していたテレ東のカンブリア宮殿を観ていたらサイボウズの特集をやっていました。
サイボウズと言えば、「グループウェア」の会社ですね。私の会社でも「サイボウズオフィス」を使っていますが、大手では「キントーン」で有名だそうです。
サイボウズはかつては、28%が辞めていく超ブラック企業だったそうです。社長の青野氏も当初は、「ベンチャーなんだから長く働いて当たり前」と思っていて、社員に長時間労働を強いていたんだそうです。例えば朝7時に出勤し、夜11時まで働くとか、会議が夕方の5時から始まって夜中の3時までやったりしていたそうです。またノルマ至上主義で、「次に同じ結果だったら辞めてもらうからね。」とパワハラも横行していたみたいです。
しかも以前、M&Aで9社を買収したのですが、株価が急落し、信用も失ったと言っていました。結局、そのうちの8社を売却し、グループウェアに特化したそうです。
ところが一緒にやっていた現在の副社長が、「皆が辞めずに働きたいと思う会社に変えて行かないと何も変わらないよ。」と進言したことで、青野社長も考え方を変えて、改革を進めたそうです。全社員と面談し、不満な点を洗い出し、一つ一つアイデアを形にしていったようです。
そこで採用されたのが、育児・介護休暇6年、6年以内なら復職出来るパスポートという一度辞めた社員が出戻りOKの制度、副業歓迎で他社で勤める人向けの求人を出す等、
他社の人が羨むような制度が満載です。中には松山オフィスでレポーターをやっている人や新潟勤務で農業もやっている人もいると言っていました。
また今回のコロナ禍で特質すべき点が、今年に入ってから100%テレワークを実現し、全社員に3万円の支援金を支払ったということですね。
営業もテレワークで、お客さんからも「システムがしっかりしているので、不都合を感じなかった」と言われているそうです。地方自治体では、大阪府もキントーンを導入し、効率化を図れたと喜んでいました。
また今年の新入社員も4月以降、一回も会社に出社していないそうですが、リモートの打ち合わせでも十分事足りていて、移動する手間も省けて良かったと言っていました。
番組ではいい事しか言ってなかったですが、おそらくそれだけの会社であれば、採用のハードルが高く、相当資質が高い学生じゃないと入社出来ないですし、優秀なビジネスマンじゃないと中途で入れないのではないかと観ていて思いました。とても私の実力じゃ入れないですね。
ログインしてコメントを確認・投稿する