え?さいたま市の三幸製作所というメーカーがコロナウイルス対策の人工呼吸器を開発・製造していたんだね。

今朝、録画していたテレ東のガイヤの夜明けを観ていたら、医療現場を助ける会社の特集をやっていました。

　オムニバスでやっていましたが、3番目に出てきた、さいたま市の三幸製作所というメーカーの話が面白かったです。
　コロナウイルスの感染者の患者が多かった時、人工呼吸器が足りなくて困ったそうですが、日本の人工呼吸器は大半が輸入品で、国産は少ないんだそうです。
　
　そこでさいたま市の三幸製作所というメーカーが名乗り出たようです。ここは元々、麻酔用の人工呼吸器を作っていたのですが、今回の医療態勢を考え、技術を応用し、コロナ対策用の人工呼吸器を作る事にしたそうです。
　
　まず開発者が設計図を作り、製造部が製造にはいったのですが、結構、細かな技術を必要とする為、前年に定年退職した技術者を急遽、呼び出し、後任の指導に入りました。そのOBの指導により生産体制が整い、出荷可能になりましたが、患者が少なくなり、今回は出荷は見合わせになりました。
　それでも社長は、「今回は出荷しないとしてもいつ第2波、第3波が来ないとは限らないので、その時に在庫していればすぐ出荷できるのが強み。いつ入るかわからない海外製とは違い、国産という安心感もあり、準備が出来て良かった」と言っていました。

　もう一つは、N95という医療用マスクが不足していて、医者もずっと使いまわしをしているそうで、何とかならないかと大阪府吹田市の病院の医師が、京都のベンチャー企業に依頼し、それに代わる国産のマスクを作れないか実験する話でした。検査機関の検査も通り、実用化に向けて今、動いているという所で終わりましたが、国内の企業が医療機器や備品を作る動きがあちこちで出てきて、内需が大きくなるといいと思いましたね。