mixiユーザー(id:13294765)

2020年06月13日18:49

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千葉県の銚子電鉄は日本一貧しい鉄道会社で、ぬれ煎餅等の副業で何とか存続しているんだね。

今朝、録画していたテレ東のカンブリア宮殿を観ていたら、銚子電鉄の特集をやっていました。

 銚子電鉄は、日本で最も貧しい鉄道会社なんだそうです。営業距離も短く、車両や器具もも他の鉄道会社で使わなくなった物をお下がりでもらって活用しているとのことでした。
 電車の線路も単線で、自動改札も無く、時刻表も社員の手書きで、何か昭和の地方の鉄道を思い出すような感じです。 
 本社ビルも非常に小さく、会議室もない、築100年の建物なので、会議は車両基地の車両の中で行うとのことでした。

 開業当時は、醤油の輸送も行い、利用客も多かったそうですが、次第にマイカーブームで利用客がどんどん減っていったそうです。

 それで鉄道では利益が出ない為、ほとんどは副業で稼いで何とか動かしている自転車操業だとの事です。

 以前は、油の一斗缶を半分に切って作った塵取りを100円で売ったこともあり、売れる物は何でも売ってきたそうです。昔の経理課長が、「銚子にはぬれ煎餅があるではないか」と提案し、社員を煎餅会社に研修に出し、ノウハウを身につけ、製造するようになったとのことでした。
 ところが何回か、経営の危機に陥り、そのたびに危機を乗り切ってきていて、社員には悲壮感がないのが印象に残りました。
 2000年の前半、脱線し、修理代が出ないので、何とかしないといけないと考え、経理担当者が、未だSNSもない時代、ネットに「お願いします。ぬれ煎餅を買ってください。」と投稿した所、テレビやラジオで話題となり、鉄道ファンや地元の利用客から3か月後に注文が殺到し、修理も出来て繋ぎとめる事が出来たとのことです。

 東日本大震災の1年後に当時、顧問弁護士をやっていた竹本氏が社長に就任後は、うまい棒ならぬ「まずい棒」というお菓子や「鯖威張るカレー」等アイデア商品を開発し、
非鉄道部門の売上が8割を占めるそうです。

 その後も売れ残ったグッズを集めてネットで販売したり、映画を製作したり、金目鯛のエキスを使った洋菓子を地元の菓子屋とコラボして共同開発の話を持ち込んだり、鉄道を存続させる為に奮闘している姿が凄いと思いました。

  赤字だから廃線にするという発想でなく、地元の人の為に色々挑戦する姿勢は他の鉄道会社にも参考になる事でしょうね。
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