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2019年10月12日09:46

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え?ルノアールには、1時間8人で1870円で借りられる会議室を併設している店舗があるんだね。

今朝、録画していたテレビ東京のカンブリア宮殿を観ていたら、銀座ルノアールの特集をやっていました。

 ルノアールは、以前は「サラリーマンやおじさんが行く喫茶店」と言われていましたが、今では、女性や家族連れで来るお客さんも増え、3期連続で増収増益になったそうです。

 ルノアールは元々、せんべい屋をやっていた今の社長の祖父が、1967年に立ち上げた喫茶店だったそうです。創業者の小宮山さんが目指していたのは、「パレスホテル等の一流ホテルに負けないような”高級感あふれる喫茶店”だったそうです。
 ところが、オープン直前に「社長、家具にお金をかけ過ぎて、椅子とテーブルが全然足りないです。」と従業員に言われ、「しょうがないな。間隔を広げてごまかそう。」と言ってオープンしたんだそうです。
 それが、怪我の功名で、お客さんから「ゆったり出来ていい。」と凄く受けたそうで、それがルノアールの原点になったんだそうです。

 ルノアールの特徴は、客と客の間隔が非常に広く、ゆったり出来ることと、どこの店に行っても満席で断られることがほとんどないことだそうです。また長居が出来て、コンセントも常備されていて、8時間いるお客さんもいるとのことです。また名刺をスキャンして、スマホに取り込むソフトもあるのは、ここだけだと言って、利用している常連客もいるそうです。

 長居が出来ると言えば、コメダ珈琲店が有名ですが、コメダは時間帯によっては激込みで、待ち時間30分なんてざらなので、そこが決定的に違うと思いました。

 コーヒー1杯が650円と高いですが、皆、「場所代」だと割り切って利用しているようです。

 また、ここのメリットと言えるのが、8人まで利用できる会議室併設店舗があり、1時間1870円で利用できることでしょう。他の広い会議室を借りようとすると高いですが、この値段だと一人あたり、200円を切る値段で利用できるので、ビジネス需要がありそうですね。

 そんなルノアールですが、一時期、デフレの時代には3年連続赤字になり、その後、「ニューヨーカーズカフェ」というセルフ式の店を出して、最初は良かったらしいですが、後にドトールや外資に押され、敢え無く多店舗化を断念し、「喫茶店の原点」にかえって立て直したんだそうです。

 今、個人経営の喫茶店が年々減っていく中で、対面式の喫茶店が存在感を示すには、差別化が絶対に必要なんだと再認識させられましたね。
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