先週、テレビ東京の未来世紀ジパングが、最終回の特集をやって8年で放映が終了してしまいました。やはり視聴率が悪かったからでしょうね。
ジパングは、8年前に「ルビコンの決断」が終わった後、月曜日の22時からの1時間枠でスタートした「海外の事例を取り上げる経済番組」でした。私は初回から観ていたわけではなく、2013年頃から録画して、週末に観ていました。
ガイヤの夜明けが国内で、未来世紀ジパングが海外をやるという完全な棲み分けが行われていて、なかなか面白かったです。
とにかく新しい発見が多く、
「フォルクスワーゲンが車だけでなく、ソーセージも作っていて、車よりよく売れる」
『名古屋の「矢場とん」がタイに一号店を出した」
『丸亀製麺を展開するトリドールが、元々焼き鳥屋で、ケニアに「テリヤキジャパン」という鶏肉専門店を出し、焼うどんも提供した。』
『トリドールがイタリアにうどん屋ではなく、ラーメン屋をオープンした』
「エースコックがタイにインスタントラーメンの売り出したら凄く売れた」
「ココ壱番屋がカレーの本場インドに進出を決めた」
『キューバで「おしん」が大人気』
『香港の「民主化の女神の周庭さん」を密着取材し、欅坂46の「サイレントマジョリティー」が好きだと紹介』
『「中華街」って造語だった』
等です。
その他にも中国問題、日韓の関係悪化、北朝鮮問題、北方領土問題等、政治、経済の問題を深く掘り下げていて、面白かったです。
でも周りでは、ガイヤは観ていてもジパングを観ているという話はほとんど聞いていません。
「こんな面白い番組どうして観ないのか」といつも思っていました。
家の上の姉が番組制作会社なので、聞いてみると「おそらく製作費が高い割に、それに見合う視聴率が取れなかったからではないか」と言ってました。
個人的には、テレ東は「他局がやらないことをやる」がモットーですが、ジパングはそれを地で行く番組だったと思いますので、非常に残念ですね。
ジパングが出来ないなら、是非、「ルビコンの決断」を復活させてもらいたいと思います。
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