さて去年夏くらいから読み始めた、アニマ&ドーターの戦記も今回で最終巻。
とは言っても、話の本筋の部分は前巻で完結しているので、今回は新アニマ「レイピア」に絡んだ中編一本と、コメディ色強めの短編5本を含んだ、言わば番外編。
まあ前巻までの本編が、後半は特にヘビーな展開の連続だったので、清涼剤って感じで良かったんじゃないかと。
ベルクト可愛いよベルクト。
中編のレイピア編に関しては……。
なんていうか……某JOJO6部にこんな感じの話があったなあと。笑
もともとSF色が強い今作だけど。こういう読んでいて幻想がパズルのピースのように現実に当てはまっていく、そんな感じの展開が好き。
でも確かにこれは物語完了後にしか書けないわ。
【前巻XIの話を少々】
アニマがザイのコアをいう設定である以上、まあこういう結末になるかもしれないという予想はできて、そしてその通りの展開になった、本編ラスト。
綺麗にまとまってはいるが、結構読者が想像力を働かせることの結末になっている気もする。
例えば。ザイが遠人類の生み出したものである以上。
また現人類が「惑星改善システム」とは全く関係ない所で、アニマたちの概念を抽出することは、理論的には可能な訳で。
まあそれこそその技術は、遠い1000年後の技術な訳だけど。ザイは去っても現在にその技術を用いいた歴史の断片が残される結果となっったのは事実。
なら何十年か先、おっさんになった慧と、再び現人類の手でアニマとして蘇ったグリペンんとの再開なんてあっても良いのかな……と?
というかSS書き時代だった私だったら、間違いなくそれで一本書いてたな。笑
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