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2018年11月10日21:04

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アニゴジを振り返る

アクアシューターズに3K入れてダブリまくって内心おこなジュンです、こんちゃ。

今日はアニゴジが完結したので、自分の中で振り返りたいと思います。
ネタバレ満載です。ネトフリ組は戻れ右で。

筆者の理解度は以下の4点です、予めご承知おきください。
1:ゴジラは大好きで知らない事の方が少ないです。
2:ぶっちー作品はそこそこ好きです。中でも楽園追放が一番好きです。
3:ゴジラはなんでもアリだと考えてる派です。
4:三部作とも劇場で一回こっきりの視聴でパンフは抑えてますが、ノベライズは未読です。

軽く登場人物にも触れておきます。
ハルオ 主人公、いつもの宮野。ハルオイ
メトフィエス  いつもの櫻井。エクシフ(異星人)

GODZILLA 怪獣惑星(第1章)

物語は狭く、重苦しい宇宙船内から始まります。
2030年。発展した地球を襲ったのは怪獣たちでした。
その怪獣たちに対処するため、ビルサルドやエクシフといった異星人たちも手を貸すのですが、どうにもいかず、異星人と地球を宇宙船で逃げ出します。

シャトル乗り場で小さな少年も宇宙行きの便を待っていたのですが、そこに現れたのが我らのゴジラ。
先の便に乗っていた少年の両親の乗ったシャトルを目の前で焼き払っていきます。
少年の名はハルオと言いました。

そこから20年ばかりが経過。
移住可能な星に艦内の食料も底が見え、追い先短い爺さん婆さんの乗った小型艇を居住に不向きな星に渡航させます。姨捨山です。

納得いかないハルオ君は小型艇ジャックまでしたのですが望み叶わず、降下するシャトルを目で追うだけですが突如、爆散してしまいます…

先の事件で不安が増した船内では、ハルオ君が作った対ゴジラの作戦レポートを船内の周波数をジャックして艦内放送され、地球に戻ろう!という機運が高まりました。
そこでワープゲート的な技術で地球に短距離移動をかけるのですが、抜けた先に出てきた地球は2万年の時間が経過していました。

あれから2万年も経ってるし、ゴジラいないんじゃね?というムードの中、ハルオを含めた調査隊が地球に降下していきました。

地球は緑あふれる星になっていました。
否、ゴジラの細胞に覆われたゴジラの星と化していたのです。

緑に見えたのは金属質な鋭利な葉を持ったギザギザのゴジラ植物
空にはゴジラ細胞から生まれたワイバーンみたいなちっこい奴まで発生する始末…
控えめに言って地獄です。
そんな中、50メートルのゴジラも元気に姿を現しました。

ゴジラを倒す為、ハルオの書いたレポートを元にゴジラ討伐作戦が始まります。
エアロバイクに乗り、果敢にゴジラを攻撃する降下部隊…
命を散らす部隊員の犠牲の甲斐もあり、ハルオの放ったアンカーがゴジラの貼るバリアの効果時間の隙間を縫って心臓部に直撃!ゴジラ爆散!

やったぜ。と思ったのもつかの間、今度は地面から300メートルのゴジラが出てきました。
降下部隊、緊急離脱するもゴジラの超音波や尾激の風圧で壊滅…ここで第1章は幕を閉じます。

スタッフロール後、褐色の美少女がハルオを看病してました。
ゴジラのみの星と思われた地球には進化を遂げた原住民もいたのです。

感想:SFを絡めたアニメの世界観は新しく、見応えがありました。
一応、エメゴジのアニメがあったのでアニメ作品の完全新作と言われると?ですが、CGで描いた重量感のあるゴジラ・アース(300メートルの奴です)の迫力と絶望感は劇場で拝む価値満載だったのを覚えています。
第1章はドンパチも多く、純粋に楽しい映像作品でした。
ただ、ハルオやメトフィエスのいかにも腐女子な方々に向けたキャラクターは賛否両論だったような気がします。僕としてはまぁええんとちゃう?っていう感じでしたが。

GODZILLA 決戦機動増殖都市(第2章)

ミアナ&マイナ フツアの民(原住民) 垂れ目がミアナ、釣り目がマイナ
ユウコ ヒロイン、ざーさん
ガルグ&ベルベ ゴリラのエンジニア。ビルサルド(異星人)

降下部隊の生き残りはフツアの民と呼ばれる原住民に治療を受けており、ハルオを中心としてゴジラの討伐の思索にふける事になります。
そんな中、ハルオの治療を受け持ったフツアの民、ミアナはハルオの事をハルオイと呼び、現地と離れた場所に変な遺跡がある事を教えてくれます。

皆で行ったその場所には、かつて対ゴジラに造られたものの、機動に失敗して出撃する事もなかったメカゴジラのナノメタルが精製した街…通称「メカゴジラシティ」が2万年の間に出来上がっていたのです。
ビルサルドの技術で作られた遺物に生みの親でもあるガルグとベルベは大はしゃぎ。早速、ナノメタルを触媒として対ゴジラのプランを練っていきます。

降下部隊の兵器の1つであるパワードスーツをナノメタルで補強、飛行可能にしたバルチャーやゴジラの張るバリアを貫通できるアンカーなどを作り上げる中、部隊員がナノメタルに取り込まれる、といった事件も人知れず起こっておりました…

ゴジラ討伐作戦前夜、バルチャーのパイロットでもあるハルオはユウコにナノメタルに問題がないのか疑問を呈するものの、ユウコはキスでハルオを励まします。どう見てもフラグです本当に有難うございました

いよいよ決戦。バルチャーでゴジラをメカゴジラシティに誘い込み、予定地点でアンカーを打ち込むのですが、心臓部にギリ届かず、ゴジラは超高温の発熱を発生させてメカゴジラシティを蒸し焼きにしてきます。

残されたのはバルチャーでの攻撃のみなのですが、バルチャーには熱に弱いパーツが1つ存在します。ぶっちー作品ではお約束の「人間」です。ナノメタルの浸食により絶叫するユウコ。耐えかねたハルオはガルグ&ベルベの説得もむなしく、バルチャーの砲門をメカゴジラシティに向け、指令室にいるビルサルド2人に砲撃を加えるのでした。

ユウコのバルチャーを回収し、ハッチを開けるものの、ユウコの瞳が開く事はありませんでした。
スタッフロール後、ハルオは回想でメトフィエスから聞いた言葉を思い出します。
その名は破滅の使徒、ギドラ

感想:2作目のゴジラはすわVSメカゴジラか!?と思いきや、メカゴジラは街と化したのです。
劇中で諏訪部が喋るメカゴジラシティに吹きそうになりました。
ドンパチもありましたが、台詞多めです。
ぶっちー作品の悪い癖が出てきたようにも思いましたが、完結する3作目を待つ事にしました。

余談ですが、某所ではちゃんとノベライズを目にした方が反省会で色んなレスを書き込んでくれたのもあり、アニゴジに対する新たな見解を得る事が出来ました。
フォト

中でも上の書き込みは目から鱗でした。
また、ガルグ&ベルベの脳筋ビルサルドに同情する人が多かったのも自分としては意外でしたね。
ゴジラを倒したのが新たな脅威になるだけじゃん、と自分は考えていたので。

あと、劇中では叶わなかったVSメカゴジラは以下のMMD動画で叶ったのでそこに対する溜飲は下がりました。

というより、アニゴジもこれぐらい素直に怪獣同士のプロレスが見たかったのが正直な所です


GODZILLA 星を喰う者(第3章)

マーティン 科学者、杉田

メカゴジラシティから受けたダメージと超高熱の放熱によりゴジラは休眠状態に入りました。
衛星軌道上の宇宙船ではゴジラ討伐を前にゴリラ2人を殺されたビルサルド人が激おこ、ハルオを処刑しろと地球人に抗議します。
一方、地上では2度に渡るゴジラ討伐に失敗してお通夜ムードが漂ってます。
マーティンによるとユウコの身体組織はナノメタルによって活かされてる「だけ」とハルオに残酷すぎる結果を告げます。

その降下部隊に救いの道を解くのがエクシフであるメトフィエス。
彼はナノメタルに侵食されなかった者たちは神に選ばれた者と言います。
ですが、それはハルオを含めたフツアの民に治療を受けた人達がナノメタルに抗体を持っていたから、とマーティンは分析していました。
なぜ、その事実を告げないのかとハルオは詰め寄りますが、エクシフ信仰に染まった降下部隊にその事実を告げる事こそ弾圧され、今の輪を乱す事になると返します。
逆に、マーティンは宇宙船の処分をハルオ逃亡により処分を先延ばしにするためにも、一時身を隠す事をハルオに提案します。

フツアの民の元に身を隠すハルオ。
そこにマイナが現れ、負ける事=死ぬ事、怯えたハルオに勝たせたい=子孫を残させたいと言い、2人は抱き合います。

一方、ミアナはメトフィエスの動向を探っていました。
しかし、フツアの民にのみ使える念話をメトフィエスも使う事が出来たのです。
そこで自身の真意を告げるメトフィエス…
彼は贄を用意し、神たるギドラを降臨させるための材料としてミアナにもその手を伸ばすのでした。

ハルオは夢の中で、メトフィエスにスープを手渡され、飲み干してから「君の憎悪こそがゴジラそのものなのだ」と告げられ、スープの窯の中がミアナである事をその目に焼き付けられるのでした。

メトフィエスは、窯のスープをエクシフ信者と化した降下部隊員に振る舞い、宇宙船のエクシフと共に破滅の呪文を皆で告げます。
その瞬間、龍の影が部隊員の影に這いより、龍と部隊員の影が重なった実体の人間はギドラの贄と化していったのです。

宇宙船では、特異点と呼称された穴が突如発生、中から一頭の龍が姿を現し、宇宙船に巻き付いていきました。
艦内は対処できず、ブリッジに龍が接近、衝突…爆散していきました。

地上でも黒い塊がゴジラの周囲3か所に現れ、先の龍が姿を現し、ゴジラに噛みつきます。
対するゴジラは龍に触れる事もできず、ほかの2か所からも龍がそれぞれ現れ、ゴジラを包囲しながら噛みつくのでした。

マーティンはゴジラのダメージもバリアの発生も確認できるのに、肝心の龍の観測結果が一切得られない事に困惑します。
そこにハルオとマイナが現れ、元凶がメトフィエスにある事を教え、龍…ギドラの攻撃を収める為にメトフィエスの元に向かいます。

ゴジラはメカゴジラシティをも包んだ発熱攻撃で応戦しますが、ギドラはその熱量も吸収、または無効化してしまいます。
マーティンは発生した熱量が水蒸気やエネルギーに転換される事もなく消滅している事から、ギドラが別の次元…別の宇宙に繋がっている事を突き止めます。

一方、ハルオはメトフィエスの元にたどり着きました。
メトフィエスの右目は、黒字に金の模様が走る何かに変質していました。
そして生きていたミアナを人質に取り、淡々とエクシフの真意を語ります。

生命体が発展を極めると怪獣が姿を現す事。
エクシフは怪獣…ギドラを崇めている事。
エクシフは他の惑星の発展に手を貸し、ギドラを招き、破滅させてきた事…

ハルオの憎悪はゴジラに勝るとして、地球に帰らせる契機を作った事
つまり地球帰還の機運となった降下艇の爆発もメトフィエスが仕組んだ物でした。
メトフィエスの意図を理解できないハルオに対してメトフィエスはこう告げます。
破滅こそが生命体のたどり着くべき境地、その先にこそ安寧があると。

マイナはマーティンを連れ、フツアの民の秘匿された場所に案内します。
そこには1つの繭のような物体があり、2人で手を翳すとメトフィエスの思念に囚われたハルオに助けを送るのです。

大きな蝶のようなシルエットからマイナがハルオを抱きしめ、マーティンはハルオに告げます。
あの龍がこちらに干渉するには、こちらを観測する何物かを破壊する必要があると。
メトフィエスはその2人の念話を遮り、ハルオに対して憎むように言い聞かせます。

しかしハルオはこれを拒絶。メトフィエスの顔を両手で掴み、ギドラが観測する右目を破壊し、文字通り無敵だったギドラはこちらの世界の物理干渉に囚われ、ゴジラの反撃を許し、3か所の特異点も破壊!
地球は、ギドラの脅威から脱する事に成功したのです。
同時に絶命するメトフィエス、ハルオは涙を流しながら亡骸を抱きしめるのでした。

還るべき宇宙船も失い、生き残りの降下部隊はフツアの民と共に生活する道を歩みました。
自分の名前の元になった「春」の季節を迎え、少しずつですがもフツアの民との生活にも慣れてきた頃。
マーティンはバルチャーの残骸にユウコのナノメタルを移植した所、自立稼働する事をハルオに報告しました。

その瞬間、ハルオの脳内でメトフィエスの声が囁きます。
文明が発達する限り、ギドラは何度でも蘇ると

眠るユウコを抱えるハルオ。そこにミアナが現れ、ハルオと問答を始めます。
負けに行くのか?と問うミアナ。
それに対し、ゴジラを怖いと思った事は?憎いと思った事はあるか、と問うハルオ。
ミアナは怖いけど憎いと思った事はないと返答。
ハルオ、ミアナに今後も憎しみを抱く事はないように言って、ユウコと共にバルチャーに乗り込みます。

ハルオとユウコを乗せて飛び立つバルチャー。
ゴジラのエネルギー波を受けながらもバルチャーはゴジラに特効、大きな炎に包まれるゴジラ。

スタッフロール後、フツアの民の新たな子供を祝福する儀式が行われ、この物語は幕を閉じます。


感想:満を持して登場したギドラがゴジラに噛みつくだけなのに呆れてしまいました。
パンフレットには全身が描かれているのに対し、本編はクビ3本が空から伸びて噛みつくだけ。
ギドラじゃなくてドゴラかマンダじゃないですかねこれ…
同じぶっちー作品のFate/Zeroの天の鎖にしか見えませんでした。

2作目のゴジラVS街よりしょっぱい物見せられたのが凄くマイナス。
キングギドラの鳴き声をバリバリ使ってるのにいざギドラが現れたら
ポケモンで言うとまきつくとかみつくしか覚えてないアーボだったガッカリ感と言ったら…
引力光線吐きながらゴジラを蹂躙するキングギドラの雄姿を拝みたかった、マジで。
モンスターXからカイザーギドラに変わるゴジラファイナルウォーズ以上のガッカリ感を今になって味わうとは。

話の方は、ぶっちー得意の精神世界での対話シーンばかりでした。
思えばギドラの在り方も高次元生命体=神という概念として描いてるように思います。
好きな人は好きなんでしょうけど、ゴジラの看板しょってる以上戦ってほしいワケで。

ゴジラを使ってやるような話じゃない!に片足踏み込んでると思います。
散々無敵だったゴジラも特効であっけなく始末できたし…ギドラと戦って疲れたからか?
10歩譲って譲歩するとしても、3部作も使ってやるような事じゃないなーっていうのが僕の総括です。

とまぁ、尻すぼみに終わっていったアニゴジですが、いよいよレジェゴジの放映が近づいてまいりました。
アニゴジだとシルエットで終わったモスラも、ギドラも、そしてラドンもゴジラと共に最新のVFXで描かれたゴジラがお目見えするのです!
楽しみですねー

書いてて思ったけど、劇場でハルオ特攻は「最後の最後でこれかい」とか思ったんですが、
今考えるとオキシジェンデストロイヤーと共にゴジラと去った芹沢博士を踏襲してるように思います。
まあ、フル3D作品としてのゴジラは面白い試みでした。
でもぶっちーとの食い合わせはよくなかったと思いますね…

あー書いた書いた。
読んで下さった方(いるのか?)
長文、乱文にお付き合いいただき有難うございました!
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コメント

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